| 山谷夏祭り2010が成功 かけはし2010.8.30号 |
豪華な出演者
がめじろ押し
八月七日・八日、今年も山谷夏祭りが行われた。今年のテーマは「スカイツリーより夏祭りー!」、スカイツリーの建設によって今、隅田川や、浅草周辺では観光開発が進み、野宿者の排除が進んでいる。そんな動きに負けずにがんばっていこうと、実行委員会でこのテーマが決められた。
当日は昼前には山谷労働者福祉会館に多くの労働者や支援の仲間が集まり、盆踊りのヤグラや屋台の資材を玉姫公園に運び込み祭りの準備が始まった。
ステージはトラックの荷台、今年は昨年に続き豪華な出演者が目白押しだ。
準備と平行して好評のアルミ缶の買い取りも行われた。通常の買い取り価格より高い値段で買い取るのだ。それと平行して今年も地域通貨「わっしょい」が発行され、アルミ缶十個で五十わっしょいと交換した。五十わっしょいは祭りの会場では五十円として使える。屋台の値段も発泡酒以外は五十円に統一された。
午後四時半からは共同炊事で祭りがスタート。
山谷争議団の仲間が「追い出しに負けずにがんばっていこう!」とあいさつし、乾杯。
初日のステージはカラオケと二組の出演者、真言宗豊山派の僧侶によって結成された太鼓ユニット「豊山鳴物隊」、六大響という曲など迫力のある演奏を聞かせてくれた。
続いてもう何回も夏祭りに参加してくれているSwingMASA(スウィング マサ)
(http//www.swingmasa.com)ニューヨークのハーレムを拠点に活動しているサックス奏者である。ギターの松本元明さんの伴奏で本場のジャズの今を伝えてくれた。
音楽や屋台で
楽しい交流続く
二日目はカラオケはなしで、四組の出演者。最初は映画「山谷やられたらやりかえせ」でも音楽を担当していたクラリネットの大熊ワタルさんを中心に結成されたジンタラムータ、ソウルフラワーユニオンのメンバーや劇団「野戦の月」の役者なども加わってにぎやかな演奏。
続いては真黒毛ぼっくす、昨年も出演してくれたバンドだ。オリジナルの他にアリランなども演奏。だんだん酒も入って演奏に合わせて踊り出す人も。今年もウーロンハイは無料だ。
次は遠峰あこさん、アコーディオンの弾き語りで民謡などを歌っている人だが、この日はベースとサックスも加わっている。横浜出身という事で崎陽軒のCMソングなども披露。
最後は岡大介さん、ギターや缶カラ三線の弾き語りで明治大正演歌、昭和歌謡も歌うフォークシンガー。夏祭りには何回も参加してくれている。今年はトリをつとめてくれた。
屋台も様々な団体が参加してくれた。山谷で活動している山谷伝道所や星の家と行った団体以外にも千葉で谷津田の再生に取り組んでいるちば谷津田再生会記念病院へーと会議の人々がイノシシの肉をもってやってきてくれたり、模索舍も本やパンフの店を出店、多くの人々の参加・協力で楽しい祭りとなった。
祭りの最後は二日間とも恒例の盆踊り、みんなで元気に踊って祭りを締めくくった。 (板)
成田プロジェクトが騒音現地調査
限界値を大きく超える爆音被害生活・環境破壊の犯罪行為糾弾
電車のガード下
なみの轟音記録
八月八日、成田プロジェクト(「いま成田空港で何が起きているのか」プロジェクト)は、成田空港騒音調査を行った。成田空港による人権・生存権、環境、安全性の侵害の深まりを許さないための取り組みの一環として着手した。
騒音測定点は、A滑走路南端(岩山記念館横地)〜B滑走路北方西側(一般展望台)〜B滑走路付近(東峰地区石井さん宅)〜B滑走路南端(東峰地区島村さん宅の養鶏所)〜B滑走路北端(東関東自動車交差点)の五ヶ所。
騒音限界値65〜70db(デシベル)を超えると人間としての生活が困難な状態となり、身体の健康被害が発生する。以下の測定記録は、危険な状態に、すでに入っていることを証明している。
A滑走路南端測定(午前11時半、離陸時約30分測定、約2分間隔の離陸)は、11機種(B777、B767、B747、A380)/79・7db〜94・5dbだった。ほぼ80dbを超えており、離陸時直下のため会話ができず、轟音によって身体的痛打を感じるほどだ。
東峰地区に移動。夏場の南風のためB滑走路着陸コースは、もっぱら北端滑走路からだ。午後二時過ぎ、島村さん宅養豚舎付近が64db、石井さん宅の交流場で62db。東峰地区は、第二ターミナルビルによって発生する航空機エンジン騒音、誘導路自走音、低周波音が合体した重低音が間断なく続くゾーンである。すでに冬場の北風時のB滑走路南コース着陸轟音が加わり、生活環境は最悪となり、常態化しているのだ。
午後三時過ぎ、滑走路北端に到着。別掲のB滑走路北端記録表をチェックしていただきたい。ジェット機は、約二分間隔でB滑走路着陸コースに進入し、89db〜最大101・3dbという「電車のガード下並」の轟音が常態化していることを測定した。明らかに公害基本法の環境基準値、騒音規制法基準値、成田市公害防止条例規制基準をはるかに超える値だ。要するに、冬場になると東峰住民には同レベルの騒音が間断なく襲いかかることになる。明らかに「傷害罪」に匹敵する重大な企業犯罪行為なのだ。東峰住民の頭上四十メートルの飛行を凍結せよ!
30万回発着で
さらに深刻化
国交省と成田空港会社は、羽田空港・成田空港一体的運用政策の一環として成田平行滑走路の三千五百メートル化延長とともに現在の二十二万回の発着枠を二〇一一年度中
に二十五万回、一二年度中に二十七万回、一四年度中に三十 万回へと増枠することによって国際空港競争の劣勢挽回のために必死だ。しかも航空機離陸後の接触事故を回避するための離陸時間差、離陸コースを東側十五度以上の開きを確保しなければならない安全ルールさえも取っ払って、A・B滑走路の同時離発着方式による空港処理能力の拡大と称する過密ダイヤを二〇一一年冬期ダイヤから導入しようとしている。
東峰地区および既存のコース下の騒音・環境破壊地帯に加えて成田市北部、多古町、芝山町東部など新たな地域を作り出してしまう。すでに三十万回発着枠スケジュールとしてB滑走路を原則着陸専用、A滑走路は離陸専用の運用を取り入れ、飛行コース直下地域の住民に対してすさまじい轟音をたたきつけている。つまり、管制業務疲労、ニアミス・接触事故の多発化、CO2排出量増につながる排気ガスのまき散らしだ。住民の身体的危険が高まることは必至である。空港会社は、住民の危機感や不安を防音工事費、移転補償費支出によって圧殺しようとしている。
ところが住民の生活と生存を脅かしながら移転を迫る常套手段を駆使しながらも、この間の住民説明会において抗議の意見が連鎖的に高まっている。当然だ。三里塚農民、空港周辺、飛行コース下の住民に対する生活・環境破壊を許さない取り組みの強化が求められている。利益至上主義を優先した生活・環境破壊計画を打ち砕いていこう。
なお調査移動中、柳川秀夫さん、石井紀子さん、島村昭治さん宅を訪問し、騒音調査や成田プロジェクトの取り組みを報告し、交流を深めた。 (Y)
(成田プロジェクトブログ:
http://www.www2.nikkanberita.com/naritapj/)
【訂正】本紙前号(8月23日号)1面最下段集会案内「8月28日(土)「死刑を考える集い」の「死刑廃止を100都市」を「死刑廃止を100年」に、5面長崎反核集会記事の小見出し「ピースウォーク」を「ピースウィーク」に。8月9日号5面「豊田直巳さんの疑問を読んで」2段左から20行「ジャックセムラン」を「ジャック・セムラン」に訂正します。
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