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    かけはし2015.年6月22日号

戦争法案廃案へ!展望は開かれた


6.14 2万5千人が国会包囲

憲法踏みにじる安倍を倒そう

戦争させない・9条壊すな総がかり行動



米国の戦争に
NOと言えぬ
 六月一四日午後二時から、「戦争させない 9条壊すな! 総がかり行動 戦争法案反対国会包囲行動」が総がかり行動実行委の主催で行われ、二万五〇〇〇人が国会を取り囲み、戦争法案を廃案に追い込もうと訴えた。
 佐高信さん(評論家)が「安倍は米議会で英語でスピーチした。これほど米国にこびた、卑屈な首相は今までなかった。来栖元統合幕僚長は『日本国防軍を創設せよ』の著書の中で、自衛隊は国民の生命と財産を守るのではなく、国の独立と平和を守るためにあるのだと主張していた。長谷川如是閑が紹介した戦争絶滅法案を審議してほしい。その中では、戦争開始後一〇時間以内に首相などを最前線に送るとするものだ。安倍を引きずり下ろせ」と主催者あいさつ。
 次に政党代表が発言した。長妻昭さん(民主党代表代行)は「自衛隊法の改正は必要であるという立場ではあるが、憲法の範囲内で、政治家が政治決断できるのであって、自民党の言うように、憲法を無視してできるものではない。砂川最高裁判決は集団的自衛権行使を認めるものではない。おかしな解釈は撤回させる」とし、国会後半戦では、「自衛隊発動の最高指揮官は安倍であり、間違えた戦争をするかどうかはその資質にかかっている。彼は一五年戦争から始まる戦争を反省していないのではないか、情報を制限して戦争は拡大した。今、後戻りできない地点に近づいている」と指摘した。
 志位和夫さん(日本共産党委員長)は潮目が変わりつつあると指摘し、戦争法案の三つの問題点を明らかにした。第一、アメリカがアフガン、イラク戦争を起こし、自衛隊は兵站を担う。戦闘地域で攻撃されたら武器を使用する。武力行使になる。第二、PKO法改正。新しい活動になる。アフガンでは停戦・治安維持の活動をしている国際治安支援部隊(ISAF)で三五〇〇人の戦死者が出ている。ISAFが解散し、四二カ国一万人でRSMが作られ、自衛隊はそれへの参加拒否が出来なくなる。自衛隊は殺し、殺される関係に入る。第三、集団的自衛権の行使の問題。米国が違法な戦争をやった時、拒否できない日本が問題だ。この法案が通ればベトナム戦争へ日本に参加することになる。「闘いはこれからだ。戦後最悪の戦争法案を廃案へ」と訴えた。吉田忠智さん(社民党党首)があくまで戦争法案成立を阻止しようと発言した。

沖縄の学生が
熱い思い語る
沖縄からかけつけた玉城愛さん(名桜大)が「東京には米兵が歩いていない、ジェット機の騒音も聞こえない。一九五九年、宮森小学校に米軍のジェット機が墜落してたくさんの死亡者が出た。私はその学校の出身。そして国際大学に米軍のヘリが墜落した。いとこが入学していた。辺野古へ暴力的に基地建設が進められている。私はこれに反対する。人の命を奪い、奪われることを手助けしたくないからだ。あきらめない、思考停止にならない。だから、ゲート前に足を運んでいる。若い人たちの声を聞いてほしい。辺野古に基地は絶対に作らせない」と訴えた。
鳥越俊太郎さん(ジャーナリスト)、山口二郎さん(立憲デモクラシーの会)、石坂啓さん(漫画家)、古今亭菊千代さん(落語家)、杉浦ひとみさん(女の平和国会ヒューマンチェーン)、福山洋子さん(日弁連)、鎌田慧さん(戦争をさせない1000人委員会)が次々に国会正門前に作られた壇上で、さまざまな観点から、戦争法案を成立させない、安倍を退陣に追い込もう、さらに国会を包囲する運動を強化しようと呼びかけた。なお、この行動には、オーストラリア、カナダ、フィリピン、カザフスタン、ポルトガル、セネガル、コンゴ、インド、シリア、ブラジルから連帯のアピールが届いていることが報告された。
発言の間に、コールを全体で何回も行った。この日の行動に高性能のスピーカーがたくさん用意され、どこにいてもメイン会場と同じ音量で鮮明なアピールを聞くことができた。
最後に、六月一五日から国会審議が始まるので、ウィークデーは午前一〇時から午後五時まで議員会館前を中心にして座り込み、アピール行動を行う。六月二四日午後六時半から国会包囲行動を行うことが実行委から呼びかけられた。最後にコールを繰り返し、戦争法案の廃案を訴えた(M)

権力の不当弾圧に抗し、自由と平和
を求めるすべての労働者・市民の皆
さんに心から訴える

6・4弾圧に圧倒的な抗議の声を!

 前号で紹介したように、京丹後市のXバンドレーダー建設反対運動に対する「道路運送法違反」という不当弾圧への抗議は高まりを見せている。大阪府警の勾留延長弾圧に対し、三人の仲間たちは意気高く闘っている。弾圧をはねかえしカンパを呼びかける救援会のアピールと獄中からのメッセージを掲載する。(編集部)

 

 6月4日―5日にかけて“道路運送法違反”(いわゆる“白バス”営業)を口実に、
大阪府警が主導して一斉に十数か所に強制捜索が行われ、3名が逮捕されるという、近年まれにみる大弾圧が起こりました。
 昨年9月28日に京都府京丹後経ヶ岬で、米軍Xバンドレーダー基地建設に抗議する行動が行われました。この行動に大型バスを準備してその費用を参加者が出し合ったことが「金儲けの営業行為」であると決め付け、法に違反しているというのです。
 このような理由による市民運動団体に対する捜査や逮捕は前代未聞です。市民運動の参加者が自分たちで費用を出し合い、バスを準備して交通手段に使うことは、道路運送法に違反するものではなく、今回のマスコミを動員してのでっち上げによる不当逮捕・家宅捜査は、長年にわたって地道に広範な市民の連帯を作り出してきた運動に対し分断を持ち込もうとするものであり、決して許すことはできません。
 いま、国会では憲法を踏みにじる安保法制が審議されています。集団的自衛権行使を実質化する戦争立法は、何としても日米軍事一体化を進めようとする安倍政権の野望です。この野望は、全国の米軍基地強化に具体化されています。沖縄では辺野古の新基地建設をめぐって、人々の粘り強い基地建設阻止の闘いが大きな煮詰まりを作り出し、全国世論調査でも安倍政権を追い詰めています。経ヶ岬でも住民の立ち上がりが始まっています。そうした状況が今回の弾圧の背景にあります。
 今回の弾圧・捜査の手はまだ収束の様を呈していません。そして逮捕・拘束された3人の仲間は、完全黙秘で権力の誘導を拒否して獄中で闘っています。しかし、高齢・病弱の仲間もいる中、現在6名の弁護団を結成し、救援会を立ち上げ、定常的な接見と差し入れを開始しました。
 権力の不当弾圧に抗し、自由と平和を求めて止まないすべての労働者・市民に訴えます。今回の不当弾圧に対し、大阪府警に対し徹底的な抗議を行い、圧倒的な怒りの声を結集し、火と燃え上がる熱い心で権力の不当弾圧・市民運動への介入を許さない陣形を作り出そう!たたかう人々は権力の弾圧に決して屈することなく続々と立ち上がり続けることを示していきましょう!
 大阪府警は弾圧をやめろ! 今すぐ、3人を解放しろ! 6・4弾圧を許さないぞ!
  2015・6・11

6・4関西市民運動弾圧救援会
(携帯) 090―4280―3952

■支援のカンパをお願いします。

 これから逮捕された3名の救援活動や、起訴された場合には裁判闘争の費用など、大きな費用が予想されます。カンパのご協力を訴えます。専用の口座の開設を準備していますが、緊急性もあり当面は下記の口座にお願いします。振込みの際には「6・4弾圧カンパ」とお書きください。

郵便振替口座  
名義:関西共同行動  番号:00950―9―78379

勾留中の3人の仲間
からのメッセージ

[大阪西警察署67号からのメッセージ]
不当な政治弾圧を許さない!屈しない!完全黙秘でがんばっています。
6月6日午前中の西警察署前抗議行動の声が、私の房にも聞こえてきました。目が熱くなり、激励されました。
6月18日の京丹後現地闘争から7月4日の京都連絡会集会を、ぜひ成功させてください。
戦争法案廃案、辺野古新基地建設阻止へ、獄中・獄外を貫いてがんばりましょう。
6月13日のアジア共同行動・京都の集会の成功を願っています。

[Iさんからのメッセージ(2015年6月8日)]
私の逮捕を含む今回の弾圧は、米軍Xバンドレーダー基地反対闘争への不当な政治弾圧にほかなりません。
しかも、あらかじめ弾圧の意図があり、そのために後から無理やりこじつけのストーリーを仕立てるという、悪辣極まりないものであり、到底許すことができません。怒り心頭です。
しかし、同時にこの不当な弾圧によって、私は、宇川における米軍Xバンドレーダー基地の建設阻止と基地撤去を目指して闘ってきた、この2年間の私たちの取り組みの意義と正当性を改めて確信しました。
どのような弾圧も、ただそれだけで、闘いを挫いたり、人からその信念や誇り
を奪い取ることはできません。
外では、戦争法案阻止、辺野古新基地建設阻止、原発再稼働阻止、そして、京丹後米軍基地撤去に向けた闘いなど、なすべき闘いが多くありますが、権力の弾圧に対する毅然とした闘いこそが、今の私のなすべきことと見定めて、不当弾圧
と断固として闘っていきます。6・18京丹後行動を、ぜひ成功させましょう。

[Hさんからのメッセージ]
今回の私たちへの逮捕は、米軍Xバンドレーダー基地建設反対運動への弾圧であるばかりでなく、わたしたちがとりくんでいる沖縄辺野古新基地反対闘争への弾圧です。
京丹後のXバンドレーダー基地反対運動が沖縄の基地反対運動とつながり、強化されることを 彼らは恐れているのです。
さらには、安倍政権も戦争する国づくり、米軍と一体となった戦争推進体制づくりに内容と実体を作り出すことを恐れ止めようとしているのです。
こんなあからさまな政治弾圧を許せません。
みなさまも一体となって、これらの諸々の運動をこれまで以上に進めると共に、反弾圧運動にもとりくんでいただくようお願いします。もちろんわたしたちも最後まで元気で闘います。


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