もどる

    かけはし2015.年6月29日号

沖縄の闘いに呼応し 戦争法案を必ず廃案に追い込む


6.7 陸自練馬駐屯地撤去デモ

一切の戦争立法反対訴え

地域から治安弾圧体制はね返そう




 【東京北部】六月七日、「 一切の戦争立法許すな!戦争国家化阻止! 6・7練馬駐屯地撤去デモ」が、五〇人の参加で行われた。
 徳丸第二公園での集会は午後二時から始まった。まず始めに実行委員会より東水労の仲間が発言。冒頭、五月二八日、経産省での三人逮捕、六月五日の関西での道路運送法違反でっち上げによる家宅捜査と三人の逮捕に対して怒りを持って抗議しようと訴えた。
 そして、 四日の衆議院の憲法審査会で参考人として出席した三人の学者が全員、「集団的自衛権は違憲」であると断じたことに危機感を持った自民党はこの土日に首都圏各地で、谷垣幹事長が安全保障関連法案を訴える情宣を行っており、前日(六日)の大宮では五〇人ほどの人々が「戦争法案反対!」の声で圧倒したこと、この日も午前中、吉祥寺での情宣に対して抗議の行動が行われたこと、練馬のデモと同時刻の二時には新宿でも多くの仲間が谷垣を迎え撃つ体制であることが報告された。
 さらに、練馬駐屯地では市街地でのレンジャー訓練が行われており、防災訓練なども含めて、内乱鎮圧部隊としての性格について、海外派兵の拡大と共に警戒する必要があることが提起された。
 続いて、参加各団体よりの発言、板橋あるこう会、憲法骨抜きNO!ねりま、部落解放同盟練馬支部、北部労働者共同闘争会議、入間の仲間、神奈川座間からはバスストップから基地ストップの会、埼玉・市民ジャーナルの仲間、破防法・組対法に反対する連絡会議、自衛隊・米軍参加の東京都・立川市総合防災訓練―九都県市防災訓練に反対する実行委員会2015の発言を受け、練馬駐屯地へ向けたデモに出発した。

自衛隊再編と
任務拡大に抗議
東武練馬駅前の踏切を渡り、板橋区側から練馬区側へ、住民、通行人へ「戦争法案反対!」「集団的自衛権は憲法違反だ!」「戦争の出来る国作りに反対しよう!」と訴えながら駐屯地へ、正門前では申し入れ書を読み上げて手渡し、シュプレヒコールを上げ、解散地までのデモを貫徹した。
解散地では辺野古への基地建設を許さない実行委員会、東京北部戦争させない1000人委員会、の発言を受け、実行委員会を代表して戦争協力しない!させない!練馬ネットワークの仲間が集約の発言を行った。練馬ネットの仲間は集団的自衛権によって自衛隊が米軍の戦争に巻き込まれるというだけではなく、邦人救出など自衛隊の任務拡大や、自衛隊の再編へも警戒の目を向ける必要があることを訴え、防災訓練反対の闘い、そして、戦争立法を許すな!7・5銀座デモへの結集を呼びかけ、この日の行動を終えた。 (板)

6・8〜11

沖縄県高教組・福元委員長迎え


東北被災3県で沖縄交流集会

 【宮城】六月八日から三日間、被災三県で沖縄県高教組執行委員長の福元勇司さんを迎えた集会が開催された。
 東日本大震災の直後、被災地を訪れた福元さん(当時は書記長だった)に東北全労協が同行した。そのような縁もあって、今回の連鎖的な集会が実現した。福元さんは八日岩手(北上市)、九日は宮城(仙台市)、十日は福島(いわき市)で、それぞれ労働組合や地域の労働者たちが主催した集会に出席した。

「オール沖縄」
の理解共有へ
仙台集会(「沖縄県民と沖縄県高教組の闘いに学ぶ学習・交流会」)は教育労働者たちが呼びかけた集会実行委員会が主催した。
福元さんは「沖縄の現状と今日的課題について」と題して、「『構造的差別』下にある沖縄」、「翁長知事の誕生」「『オール沖縄』の県民運動」、「知事の決断」の四つの項目について報告した。歴史的な経緯を追った報告の最後で、五月一七日の県民大会にふれ「辺野古新基地建設をめぐる十九年間において、今まさに正念場である」とする大会決議を読み上げた。
そこで強調したのが「オール沖縄」についてだった。知事の決意は固い、それを支えているのが「オール沖縄」である。この理解を「本土」が共有できるのか。
二〇一三年一月「建白書」をもって、沖縄は「オスプレイ配備撤回、普天間基地の閉鎖・撤去、県内移設断念」を安倍総理に求めた。
「保革を超えて私たち県民がつくりあげた、この沖縄の新たな海鳴りは、沖縄と日本の未来を拓く大きな潮流へと発展しつつある。道理と正義は私達にあり、辺野古に基地を造ることは不可能である」「(……次の世代のためにも)沖縄県民は決して屈せず、新基地建設を断念させるまで闘う」(大会決議)。

世代的な経験の
断絶克服めざし
県民大会は那覇市で開催された。名護市の辺野古では連日、闘いが続いている。現場にかけつけることが困難な人たちが大会の会場に集まっていた。「杖をついたお年寄りたち、乳飲み子を抱いた若い人たち」を多く見かけた。その印象的な光景が記憶に焼き付いていると福元さんはいった。
「オール沖縄」はいま、党派やイデオロギーをこえた沖縄の闘いを象徴する言葉となった。同時に「オール沖縄」において、世代を貫いた結集が闘いのもう一つの軸心なのだと指摘したかったのではないか。福元さんは、県民大会では高校生たちが重要な役割を担っていたと説明した。できれば「島ぐるみ」についても紹介してほしかったが、時間がなく残念だった。
報告後、多くの質疑がなされた。そのなかで「教育実践」についてのやりとりがあった。福元さんは、高校生を対象として、沖縄で労働組合などが系統的に実施してきたアンケート調査にふれた。沖縄において、戦争体験が若い世代と切断されてきているという。その打開が組合活動の重要課題になっていると答えた。
最後に主催者が辺野古基金の成功、戦争立法を許さない活動への参加などを呼びかけ、確認された。(仙台/Y)

6.1辺野古実が防衛省行動

現地での厳しい攻防共有へ

沖縄の未来は「オール沖縄」で決める

 六月一日、月例の「辺野古に基地建設を許さない防衛省行動」が同実行委の呼びかけで行われ、一五〇人が参加した。
 この行動の時、実行委から現地攻防の様子を知らせる写真付の報告チラシが配られた。それを以下紹介する。
 5月29日(金)、那覇から4名を乗せて辺野古へ。船団4隻とカヌー15艇で、昨日入ってきた海上ボーリング調査のための大型クレーン船への監視・抗議行動を行った。私は、Hさんと「平和丸3号」を担当、マスコミの方々に乗ってもらった。他には、「平和丸1号」「美ら海」、そして海保の指揮船に追突されて大破していた「不屈」が、やっと修理が終わり久しぶりに海に出た。
 昨日入ってきた大型クレーン船は、シャワブ基地のレジャービーチ前に停泊し、スパッド台船の組み立て作業が始まっていた。
 カヌー隊は、瀬嵩の浜から出た8艇が弾薬庫の下でフロートに取り付いて大型クレーン船への抗議を続けた。辺野古の松田ぬ浜から出た7艇は、長島の間を抜け、航路入口付近で監視行動に入った。
 カヌーや船の進入を阻止するため、フロートが何重にも張られている。こうしたフロートやオイルフェンスは、県への埋立承認願書には記載されておらず、全くの違法行為だ。
 キャンプ・シュワブのゲート前で、海保の車に抗議するが、駆けつけた機動隊が暴力的な規制を始めた。結局、7台の海保の車に入られてしまったが、皆、機動隊の規制にも屈せず頑張った。(カヌーと船団で海上ボーリング調査のスパッド台船に抗議。第2ゲート前では機動隊の暴力的規制、『チョイさんの沖縄日記』から、5月29日)

与那国の闘い
は終わらない
最初に司会者が「五月二二日から、翁長知事がハワイ、ワシントンと訪米し、辺野古に基地は作らせないと要請している。一方辺野古ではボーリング調査の再開をねらっていて、今にも入る状況にある。三万五〇〇〇人の沖縄県民大会、一万五〇〇〇人の国会包囲行動を無視する形で、基地建設を進めようとしている」と政府の対応を批判した。
花輪伸一さん(沖縄・生物多様性市民ネットワーク)が、「辺野古・高江の基地建設を進めれば環境を破壊し、生物の多様性を奪う。公共事業問題を扱うグループが辺野古基地建設を問題にし始めている。公共事業改革市民会議が六月二四日午後三時から、衆院第一議員会館・大会議室で、伊波洋一さん(元宜野湾市長)を呼んで集会を開く」と運動の広がりを報告した。中部地区労働者交流会の仲間が沖縄現地行動参加の報告と解雇撤回の闘いは沖縄の闘いに通じていると語った。
沖縄から安次富浩さん(ヘリ基地反対協)が「埋め立てのための土砂の採取に反対する奄美群島(鹿児島県)と瀬戸内海(岡山県など)の環境保護団体が連携し、採取反対の署名活動を本格的に始める。そのための五月三〇日に結成集会を開いた。沖縄の市町村で島ぐるみの反対の集まりが二〇余りできた。闘いが燎原の火のように広がっている。シュワブゲート前に一〇〇〜二〇〇人が座り、反対の声をあげている。カヌー二〇隻でボーリング調査に対して闘いを行っている。翁長知事・稲嶺市長は行政の闘い、市民は現場での闘いがある。オール沖縄で不条理な安倍政権と闘う。沖縄の未来は我々が決める。平和的生存権をつくり上げていく。一万五〇〇〇人国会包囲の成功をさらに広げてほしい。絶対に勝利は我々にあり。勝ちぬこう」と電話でアピールした。
崎元俊男さん(与那国改革会議・与那国町議会議員)が、「自衛隊誘致の賛否を問う住民投票では負けたが、われわれの闘いは終わっていない。人権を無視して行う自衛隊の配備を許さない。日本の植民地ではないことをハッキリと言いたい」と発言した。池田五律さん(北部実)が「航空自衛隊木更津基地でオスプレイの修繕を行う計画がある。そして、自衛隊は米国からオスプレイを買おうとしている。自衛隊の軍事力が強化され、独自に危険な任務につき、他国に介入していこうとしている。これを絶対に許せない。七月五日に銀座デモを行う」と報告した。
埼玉の仲間が「きのう、9条を壊すな、安保法制反対の集会に一万二〇〇〇人が集まった」と報告した。全国一般東京労組が六月二〇日、オスプレイ配備反対横田包囲行動への参加を訴えた。辺野古リレーが、五月二八日、経産省抗議で三人の仲間が不当逮捕されたことを報告した。防衛省への申し入れを読み上げ、シュプレヒコールで抗議した。        (M)


もどる

Back