もどる

    かけはし2015.年7月6日号

倒せ!安倍政権


6.24 とめよう戦争法 集まろう国会へ

3万人が怒りの包囲行動

憲法破壊・平和破壊法案を通すな




 六月二四日午後六時半から、「とめよう!戦争法 集まろう!国会へ 6・24国会包囲行動」が戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会呼びかけで行われ、三万人が集まった。通常国会は六月二四日が会期末であり、この期間に成立していない法案は本来なら継続審議か廃案になる。追いつめられた政府与党は集団的自衛権行使のために、安保法制の成立を何としても今国会で行うために、今までなかった九五日間の会期延長を強行した。こうした暴挙への抗議としても国会包囲行動が取り組まれた。

世論調査でも
反対意見激増
国会正門前を中心に仕事帰りの労働者・市民が続々と駆けつける中、メインの集会が開かれた。最初に政党代表が発言した。志位和夫さん(共産党委員長)は大幅な会期延長を糾弾し、「第一に、安保法制は憲法違反だ。二〇〇人以上の憲法学者や元内閣法制局長官が違憲だと発言している。ただちに廃案へ。第二に、圧倒的な多数が反対すれば採決の強行はできない。世論調査で、五八%が反対している。四七%から五八%へと三週間で反対が増えている。安倍政権は国民に説明する能力がない。反対を七〜八割にしよう。安倍政権をはがいじめにし、打ち倒そう」と訴えた。
吉田忠智さん(社民党党首)は、参院で議決できない場合、六〇日間条項を使い、衆院に戻して三分の二で採決することを政府与党はねらっている可能性があると指摘し、絶対反対に持ちこもうと語った。山本太郎さん(生活の党と山本太郎と仲間たち)は、「安保法制が成立し、自衛隊の海外派兵が行われれば、大企業・軍需産業への恩返しで、莫大な税金が使われる。そうした構造をきちんと見なければならない。九五日間延長されたということはその期間を使って安倍政権を追いつめよう」と訴えた。
長妻昭さん(民主党代表代行)は「集団的自衛権の行使は憲法違反でできないと歴代内閣は言ってきたのに、それを合憲だとして法律を作ろうとしている。このような残酷な法案を作るのに官僚は苦悩している。明らかに安保法制は憲法の範囲を超えている。そして、戦争発動の最高指揮官は首相であり、安倍さんだ。安倍首相は七〇年前の戦争を誤っていないという認識の持ち主だ」と政府与党を批判した。

 ・ 全国同時
に意思表示を
澤地久枝さん(作家)が「日々、安倍首相は墓穴を掘っている。いい戦争なんてとんでもない。七月一八日(土)午後一時。同じ日の、同じ時刻に、全国いっせいに、東京は国会正門前その他で、全国すべての町・村・隣近所で、同じ字体の『アベ政治を許さない』を掲げましょう。今のところ発起人は金子兜太さん、落合恵子さん、小山内美江子さん、鳥越俊太郎さん、小森陽一さん、瀬戸内寂聴さん、渡辺一枝さん、中西礼さん、浅田次郎さん、佐高信さんなどです」と行動を呼びかけた。
雨宮処凛さん(作家)は「六月二〇日、北海道で五五〇〇人が戦争反対の集会を開いた。私は北海道出身なので分かるが自衛隊が身近だ。イラク派兵で最初に向かったのは自衛隊旭川基地からだった。二人の子どもがいる自衛官がもし自分が死んだら補償はどうなるのか教えてほしいと北海道新聞に載った。米軍のイラク帰還兵は二〇〇万人いるがそのうちPTSDに罹っている人が五〇万人いて、毎年二五〇人が自殺している。社会が壊れていっている。戦争法案が通れば、自衛官は『人殺しをしてこい、お前も死んでこい』と言われる」と指摘した。

今すぐ廃案の
声を広げよう
佐高信さん(評論家)は「私は公明党のことをこうもり党と呼んでいる。池田大作は安倍と共に、戦争の最前線に行け。公明党は平和の党ではなく、戦争の党でしかない」と政府与党の公明党・創価学会を痛烈に批判した。山岸良太さん(日弁連憲法問題対策本部本部長代行)が「定期総会で三回にわたって、集団的自衛権の行使は憲法違反で撤回せよと決議した。六月一八日、八〇人の理事全員が撤回せよと全員一致で決めた」と報告した。
山口二郎さん(立憲デモクラシーの会)が「安倍首相はしっかり審議したいと会期を大幅延長した。これは議会主義が崩壊している表れだ」と首相の政治姿勢を批判した。
最後に、今後の行動予定を明らかにし、行動参加が呼びかけられた。集会場では、何回も戦争法案絶対反対、今すぐ廃案のシュプレヒコールが国会に向けて行われた。      (M)
?毎週木曜日は戦争法案反対国会前連続行動の日。午後六時半から七時半。衆議院第二議員会館前。
?7月14日(火)午後6時半 日比谷野外音楽堂集会とデモ、7月26日(日)午後2時 国会包囲行動・全国一斉総がかり行動、7月28日(火)午後6時半 日比谷野外音楽堂集会とデモ

6・21

戦争させない9条壊すな

福島県中・県南集会が成功

650人がデモ行進

【福島】六月二一日、戦争法案反対の運動を進めてきた諸団体と個人が党派や団体の壁を超え準備会をつくって開催した「戦争させない・9条壊すな!福島県中県南集会」には六五〇人が参加した。主催者の準備会事務局長の前田文子さんのあいさつに続いて登壇した参議院議員の山本太郎さんは、武器輸出解禁と軍需産業のすそ野の広さを例に挙げ「戦争法案は、大企業のためのものだ」と断じ、「奨学金返済遅延の無職者を防衛省、自衛隊でインターンシップに」との経済同友会専務理事の発言を厳しく批判した。

糸数慶子参院
議員が体験語る  メインスピーカーの糸数恵子参議院議員は、「戦後七〇年、沖縄は基地の重圧に苦しんできた。この負の遺産を子や孫の世代にまで引き継がせることはできないという思いが保守革新の壁を乗り越え、オール沖縄をつくりあげ、翁長知事実現になった」と切り出し、「沖縄の意思を結集した建白書(オスプレイ反対・新基地ノー)を安倍は一顧だにせず拒否した」と糾弾。
さらに「復帰後も沖縄の現状は変わらないどころか、米海兵隊が沖縄に来る中で少女暴行事件が起こった」と告発し、「今、沖縄独立論が起こっているが、それは自己決定権への強い思いの表れであり、同時に精神的に追い詰められていることの証しでもある」と語った。

知らずにいた
兄と妹の死

 そして「六月二三日は沖縄慰霊の日です」と、沖縄戦の自らにかかわる体験を話した。「戦後生まれの自分に兄姉が二人いたことを母が死んだ時に初めて知った。姉は沖縄戦終結二週間前に生まれてすぐ死亡、兄の方もマラリヤで死亡したが、母は死んだ兄をおぶって山中をさまよい、腐敗が進んでもおぶりつづけた。家の者が埋葬しても掘り返しては兄を抱きしめた。母は子どもたちの死を認めることができなかったのだ。だから自分の上に兄姉がいたことをずっと知らずに来た」会場はしんと静まりかえった。糸数さんは最後にこれだけと「命の重さは沖縄でもどこでも同じ」と訴え、長崎の永井博士の、「世の中が動いてくると、戦争をしたがる者が出てくる。その時、卑怯者と言われようと、最後の一人になろうとも憲法九条を守ってくれ、実行して欲しい」との子どもへの遺言を紹介して話を結んだ。会場からは大きな拍手が沸き起こった。

リレートーク
で平和の思い
ゲストスピーカーの発言に続き、福島県青色申告会連合会名誉顧問の名木昭さんは持病の心臓病と国民を悩ます安倍晋三をかけて「心臓(晋三)病」を治せば長生きできると会場を沸かせた後、一九四五年四月一二日の郡山空襲の体験に触れ、戦争絶対反対の声を上げようと決意を述べた。
ダンスグループ「遊舞炎舞」の演技を挟んで、東京大空襲経験者の大木田さん、高校生平和大使の本田さん、沖縄平和行進参加の松下さん、母親の立場から佐藤さん、キリスト教牧師の佐藤さんがリレートークを行った。「子どもたちの未来のため力を合わせていこう」という集会宣言を採択し、「戦争させない」「九条こわすな」のコールの後、歌に送られながら、プラカードを掲げ国道四号線を行進。終了後には会場カンパが一二万円以上寄せられたことが報告された。(世田)


もどる

Back