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    かけはし2015.年7月20日号

何がなんでも採決を止めたい


7.12東京・荒川に「安保法案反対」の熱い風

あらかわアクション400人でデモ



荒川公園に
続々と結集
 強行採決を目前にした安保法案に反対する集会とデモが七月一二日午後、東京・荒川であり、地域の人々ら約四〇〇人が「戦争法案を廃案に」と声をあげた。
 呼びかけたのは、オール荒川アクション実行委。二〇一一年の福島原発事故以降、地元の労組、市民団体、個人らが「脱原発」をスローガンに共闘関係を築いてきた。
 真夏のような暑さが襲うこの日。荒川区役所を囲む荒川公園に、続々と人々が集まってくる。午後一時ちょうどに小集会が始まった。
 「平和憲法を守る荒川の会」の森本孝子さんは、「関連法案は、自衛隊を随時海外に派遣できるようにする新法と、自衛隊法など一〇の現行法案を一本にまとめ、一挙に成立させることを狙っている」。「私たちには良いニュースもある。安倍の支持率が逆転していることだ」。「憲法学者の九割以上が違憲だと言っている。何がなんでも採決をくい止めたい」と力を込めた。

沖縄現地の闘い
も紹介された
民主党元東京都議の滝口学(がく)さんが、「戦争への流れを絶対に止めましょう」と発言。続いて荒川区議会議員が次々とマイクを握った。日本共産党荒川区議団の小林行男さんは「国会周辺には連日多くの人が集まっている。廃案までがんばろう」と呼びかけた。せの喜代さん(無所属)は、「中国や北朝鮮は怖くない。平和な外交を尽くすべきだ」。あらかわ元気クラブの斉藤ゆう子さんは、「この先日本が独立国家として、どう平和に生きていくかと問うなかで、今回の法案を廃案にしたい」と沖縄の闘いも併せて紹介した。
東京清掃労組の組合員は、この六月に子供が生まれたばかり。「この子の未来のために平和を求める。この法案をつぶしたい」と語ると、「いい話ね」と共感の拍手が起きた。
「生活と健康を守る会」の男性は、幼いころから父親に「戦争は絶対にやっちゃだめだ」と聞かされて育った。父は体型を理由に徴兵を免れたが、男性はその信念を引き継いだ。「戦争と福祉は相反するものだ」と指摘した。
都立高校教師の男性は、「何としてでも声をあげる。教え子を戦場に送らない。これを実現したい」と話した。荒川区職労書記長は、「これだけ大勢の人が集まるのは久しぶり。区役所はかつて、区民に赤紙を配る組織だった。二度とそれを許してはならない」ときっぱり。ほかにも航空高専や大学などの教育現場からアピールがあった。
一団は一時半ちょうどにデモに出発。区役所前の明治通りは右折できないため、庁舎裏手から細い路地を抜けるコースが定着した。
各級議員たちが先頭になって横断幕を掲げ、沿道に向けて手を振っている。太陽が容赦なく照りつける日曜の午後。だが乾燥した風も強く吹きつけ、緑が鮮やかな木々を大きく揺らし、身体を濡らす汗を心地よく冷やしてくれる。
「戦争する国、反対」「子どもたちに平和な日本を渡そう」
「若者を戦争に送らないぞ」「武力で平和は作れない」
色とりどりののぼり旗が翻り、コールはラップ調のリズムに変わる。
「違憲法案  ハイアン ハイアン」
「みんなの命を マモロウ マモロウ」
「強行採決 ハンタイ ハンタイ」
地域に根ざした活動を続けてきた仲間たちは、歩道で出会う人々に、一緒に歩かないかと声をかけている。宣伝カーは熱中症への配慮を呼びかけている。
梅雨明けを思わせる下町の商店街に、安保法案を廃案に追い込もうと、力強いコールが響きわたった。デモ隊は都電通りを進んで解散後、町屋駅前での情宣活動に移動した。 (佐藤隆)

7.6辺野古実が防衛省抗議行動

安倍「親衛隊」議員が意図的に暴言

9・12に再度国会包囲行動を計画


暴言は安倍政権
の本音である
 東京では七月になっても気温が上がらず長雨が続いている。七月六日、この日も雨の降りしきる中で、辺野古への基地建設を許さない実行委(辺古実)は、定例となった毎月第一月曜日の防衛省前行動を行った。いつものように数人の右翼が、口汚く沖縄の闘いをののしり、「防衛省の皆さん、自衛隊のみなさんありがとう」とわめき続けている。
 戦争国家法案の衆院での審議が重要な局面を迎えている。こうした中、自民党本部で行われた若手安倍「親衛隊」議員たちの「勉強会」は、極右の作家で安倍のお友達の百田尚樹を招き「沖縄のゆがんだ世論を直すにはどうしたらよいか」などの質問を百田にぶつけた。百田はそれに答えて「沖縄の二紙(琉球新報と沖縄タイムス)はつぶさなければいけない」「普天間基地は何もないところに造られた。後から商売になりそうだということでみんなが住みだした。地主は大金持ちだ」「米兵のレイプ犯罪よりも、沖縄人が犯したレイプ犯罪の率の方が高い」などという悪意と虚偽に満ちた意図的暴言をまき散らして大いに「盛り上がった」のである。自民党執行部はあわてて、でたらめに貫かれた暴言を吐いた議員も「役職罷免」「厳重注意」などの処分を行ったが、ここにこそ安倍内閣の本音がある。

沖縄現地では
反対派に暴行
この日の行動に集まった人びとは、沖縄の民意を踏みにじって強行される辺野古基地建設のためのボーリング調査や、抗議行動への海保、機動隊、ガードマンたちの暴行に抗議するとともに、自民党若手・安倍「親衛隊」議員や百田尚樹の沖縄差別に満ちた暴言への怒りに満ちていた。
抗議行動では辺野古の座り込み現場で歌われている歌を日音協の皆さんが紹介した後、沖縄に定期的に出向いて交流を行っている中部地区労働者交流会の仲間が発言。一九四四年生まれの彼は、同級生の中にも両親を失った子どもたちが多くいたことにふれ、父親に「なぜ戦争に反対できなかったのか」と聞いたという。彼は今の状況と重ね合わせながら「非国民」と言われることが怖かったからではないか、と語り、今こそ沖縄の闘いと結ぶことが必要だと呼びかけた。
続いて沖縄戦を考える練馬のつどい実行委は、沖縄戦の体験者でもある仲里利信衆院議員を講師に招いた集会を行うことを紹介した。横田行動実行委からは七月二五日のオスプレイ配備反対行動への参加が呼びかけられた。また高校生の時まで普天間基地の近くに住んでいたという島袋さんからのあいさつ、七月九日の自民党本部抗議行動などの呼びかけもあった。
九月一二日には、五月二四日に続き、辺野古新基地建設に反対する国会包囲行動も準備されている。戦争国家法案を廃案にする闘いとともに、辺野古新基地建設反対・島ぐるみの闘いにつながる「ヤマト」での闘いをさらに強めよう。           (K)

6.29辺野古に基地はいらない

戦争する国づくりを許さない

子や孫に平和な沖縄、日本を

 【東京東部】六月二九日、墨田区錦糸公園で「戦争する国つくりを許さず、平和憲法を守ろう! 沖縄・辺野古に基地はいらない! 東京東部6・29反戦集会」が沖縄の闘いと連帯する東京東部集会実行委員会の主催で開かれ、二五〇人が参加した。
 伊藤さん(地公労委員長、江戸川区職労委員長)が主催者あいさつを行い、東水労の仲間が「戦争する国へと突き進む安倍政権の暴走を許さず、子や孫たちに平和な沖縄、日本を継承するために、辺野古新基地建設断念、戦争法案廃棄を勝ち取るまでがんばろう」と集会の基調を提起した。

糸数慶子議員より
メッセージが届く
沖縄一坪反戦地主会関東ブロックの外間さんと木村さんが沖縄の闘いの現状と課題について訴えた。
外間さんは「六月二五日に開かれた自民党の学習会での作家と議員の発言に打ちのめされている。普天間基地の地主が六本木に住んでいるとか、沖縄の島が中国に奪われたら、目を覚ますだろうという発言は、何を言っているのか、許せない!」と怒りを表明した。そして、「本土の新聞は、言論の自由の問題だと追及しているが、沖縄では普天間基地が田んぼの真ん中に作られたということに事実が違うと反論した。沖縄はまだ戦争中だ。みんな土地を返してくれと、辺野古で、キャンプ・シュワブで座り込みをしている」と反論した。また、「天皇メッセージによって、沖縄の米軍の長期占領と今に続く基地の島になった」と指摘した。
木村さんは「七月に埋め立て承認について、県の検証委員会が結論を出し、それを受けて八月上旬に、翁長知事が埋め立ての取り消しを表明するだろう。知事は埋立土砂の搬入について、外来種の問題など一〇くらいの権限を持っている。八月着工はできない。闘いによって、安倍政権を追いつめよう。九月一三日国会包囲行動を再度行う」と報告した。
糸数慶子さん(沖縄選出参議院議員)からのメッセージが読み上げられ、集会アピールが読み上げられ、団結ガンバローを行い、亀戸駅近くの文泉公園までデモを行った。集会場でカンパ一〇万五一一一円が集められ、辺野古基金に送ることが報告された。 (M)

7.7川内原発八月再稼働を許すな

規制委は「再稼働推進委」

毎月第一水曜日、九電支社に抗議

 七月七日、九州電力は川内原発(鹿児島県薩摩川内市)1号機の原子炉に核燃料を装てんする作業を開始した。これによって八月中旬にも再稼働となる予定と報じられている。二〇一三年九月大飯原発3、4号機が運転停止して以来、約二年間に及ぶ運転原発ゼロ状況が終わり、さらに川内に続き、伊方、玄海、高浜などが次々に再稼働となる危険性が迫っている。原発を「ベースロード電源」と位置づける安倍政権と「原発マフィア」(電力資本、官僚、学会、メディアなどをふくむ利益複合体)にとって、原発運転ゼロ状況は「あってはならない」ことなのだ。原発輸出を「成長戦略」の重要な要素と位置づける安倍政権にとっても、再稼働は決して妥協の余地なき必須の課題なのだ。
 しかしこの間、地域住民などから指摘されてきた「避難経路」、「火山爆発対策」以外にも、規制委員会の審査事態の問題点、すなわち完全に電力業界の主張を丸のみして、再稼働への「規制」を見過ごす問題点が浮かび上がっている。たとえば「工事計画認可」についてである。
 「工事計画認可」とは原子炉の詳細設計に関わる審査に基づいて出される。しかし九電の「工事計画認可申請」では、規制委がホームページで公開しているのだが黒枠の中を「白塗り」して見えないようにしている部分がある。「非公開」部分は、九電が商業機密などの理由で決めているそうだ。これでは九電にとって都合の悪い情報は隠されてしまう。耐震強度などさまざまな計算過程の資料は、原子力規制庁によれば計算は「事業者(電力会社)の責任」で実施するのであって、規制庁がすべてチェックするわけではない。これでは「規制」の名に値しないことはいうまでもない。
 原子炉等規制法は、原発に関連する工事に事業者が着手する前に、規制委から工事計画認可を得なければならないが、規制委の側は二〇一三年六月に、認可前の工事着手容認の方針を示した。これは再稼働準備を急ぐ目的があると思われる。つまるところ原子力規制庁・規制委員会は、再稼働にとって妨げとなるようなことには手を出さない「再稼働推進委」となってしまったのだ。

6・28川内現地で
住民が抗議行動
こうした中で六月七日に福岡市で開催されたストップ川内原発再稼働集会は、一万五〇〇〇人の結集で川内原発再稼働を現地・全九州・全国の力で止める決意を示した(本紙六月二二日号参照)。再稼働阻止全国ネットワークはその中で、重要な役割を果たそうとしている。集会の前日、福岡市で開催された再稼働阻止全国ネットなどの全国会議では、「福島の女たち」から「福島は何も終わっていないのに再稼働なんてとんでもない」という訴えが発せられた。
地元、川内現地では六月二八日に「再稼働『不同意』住民」一八〇人のデモが原発ゲートに向けて行われた。参加者の半数以上が薩摩川内市民だった。七月七日の「核燃料装てん」に日にも、多くの市民が抗議に集まった。
東京でも、この間毎月第一水曜日に九州電力東京支社への抗議行動が、再稼働阻止ネットの呼びかけで続けられている。ともに行動しよう。      (K)

 



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