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    かけはし2015.年7月20日号

沖縄と連動する最前線基地


7.4米軍Xバンドレーダー基地撤去・京都集会

米軍の本土防衛のための基地

グアムも攻撃するミサイルを補足レーダー



 【大阪】米軍Xバンドレーダー基地反対・京都連絡会主催の集会が七月四日、ウイングス京都で開かれた。
仲尾宏さん(京都連絡会共同代表)の主催者あいさつに、中村さん(近畿連絡会・兵庫)と梅林さん(憲法を生かす奈良県民の会)のあいさつに続き、五月二〇日、六月一八日の現地行動が報告された。
 永井友昭さん(米軍基地建設を憂う宇川有志の会事務局長)は、「Xバンドレーダーは、一〇〇〇km先のものを一〇cm単位で感知し追尾できる。防衛省は、日本防衛のためと言うが、米軍の本土防衛のためのものだ。安倍政権は、集団的自衛権を具体化するための武器として推進してきた。沖縄辺野古や高江での米軍基地建設と連動したもので、建設された基地は、現在まさに最前線のレーダー基地として稼働している。現在、戦争法案が国民の論議を巻き起こしている。ここでの基地との闘いは、平和憲法下のわれわれを守る闘いであり、負けられない」と訴えた。
 続いて、服部良一さん(近畿連絡会代表世話人)が、国会情勢を報告した。
 維新の会の対案は、内容的には戦争法案に対する大きな歯止めになることは事実だろうが、それならむしろ閣議決定の撤回を要求すべきだ。与党単独での採決を避けたがっている自公の思惑にのることになる。自公は、衆議院が法案を通して参議院に法案を送ってから六〇日が過ぎたら、参議院審議の議決がどうであれ、衆議院の三分の二で再議決できるというルールを行使しようとするだろう。そう考えると余裕はない。衆議院で七月二七日までに議決させないよう全力で闘おうと述べた。

隣接する町村に
反対派の拠点を
大湾宗則さん(京都連絡会共同代表)が、基調提起をした。
Xバンドレーダーをめぐるすべてが約束違反だ。当局の答えは、住民の安全と安心はしっかり守る・要望は米軍にしっかり伝えていく・日本政府が責任を持って守るであった。
基地の建設、レーダーの搬入と稼働、交通事故(一七件中一六件は公務中で、日米地位協定により日本の裁判権が行使されない)、住宅の問題もそうだ。日本軍が住民を守らなかったというのは七〇年前の話ではなく、今も経ヶ岬で起きている事実だ。
今年一月総会を持ち、宇川の会のほかに峰山や網野町等にも新しい拠点をつくろうと話した。網野町島津では、住宅用地の提供を拒否した地権者の同意を得て、米軍基地はいらないの看板を設置することを了承してもらった。伊根町の若い人たちも協力してくれている。これからも、京丹後に月二回行き、戸別訪問を続けていく。
Xバンドレーダーになぜ反対するのか。安心・安全はもちろん大切だが、それだけではない。舞鶴・あいば野とつなげば京丹後は日本海最大の米軍基地になる。グアムを攻撃するミサイルを迎撃するための捕捉レーダーだ。経ヶ岬・集団的自衛権・辺野古はむすばれている。この三つの闘いは一つだ。
この闘いで重要なことが二つある。外交と防衛は国の専権事項だと言われる。このことに住民は押さえつけられている。辺野古移設が唯一の解決策だと国が言ったとき、沖縄の八〇%の人は、反対した。海も空も大地もそこに住んでいる人々のものだ。そこに住んでいるものに主権があると主張している。米軍基地をめぐる闘いは、主権をめぐる闘いだ。京都にも沖縄にもどこにも米軍基地はいらない。
翁長さんは、「一九四五年六月から普天間基地の建設は始まった。そこには一万の人がすんでいた。彼らが、難民収容所に入れられている間につくられた。他の基地は銃剣とブルトーザーでつくられた。沖縄から差し出した基地は一つもない」と言ったことが全国に報道され、その直後の大新聞の世論調査で、埋め立て反対が多数になった。安保法制法案反対の声が巻き起こった。国会の中では安倍内閣は多数だが、外に出れば包囲されている。
安倍内閣は、衆議院議決を強行する可能性が大きい。孤立の闘いが繋がりつつある。潮目が換わりつつあるこの時期、どれだけ闘いを継続拡大できるか。仮に法案が通っても、全国の主権者が執拗に闘いを継続できるか。このことが重要だと思う。

7・19に反弾圧
集会を開催予定
川口真由美さんとおもちゃ楽団のライブに続いて、特別報告として六・四弾圧弾劾と、七月一九日に予定されている反弾圧集会への呼びかけ、被弾圧者からのアピールがあった。 最後に、戦争立法NO!京都アクション実行委員会、NO BASE!沖縄とつながる京都の会、反戦・反貧困・反差別共同行動in京都からアピールがあった。
集会後河原町御池までデモが行われた。         (T・T)

7.1普天間基地撤去・辺野古新基地建設中止

安倍政権の暴走を止めよう

千人を越す労働者市民が結集

 【愛知】七月一日、午後六時半から名古屋市の繁華街、栄にある久屋大通公園ひかりの広場で「安倍内閣の暴走を止めよう―集団的自衛権・戦争法制を許さない!普天間基地撤去・辺野古新基地建設は中止!七・一愛知集会」が安倍内閣の暴走を止めよう共同行動実行委員会の主催で行われ、一〇〇〇人以上の労働者、学生、市民の結集で成功した。会場周辺では主催団体のメンバーによって、仕事帰りの労働者や買い物を楽しむ若者たちに集団的自衛権と新安保六法案に反対する闘いに共に立ち上がるよう呼びかけるアジテーションが行われ、三越やパルコなどが集中する一帯に響き渡った。多くの労働者、市民、学生、若者らが注目する中で集会が行われ成功を勝ち取った。

7月29日にも
再結集を約束
初めに主催者あいさつを中谷雄二弁護士が行い、昨年、集団的自衛権行使容認が閣議決定された日から一周年のこの日に集会とデモを設定したことを説明し、民意や民主主義の手続きをまともに行おうとしない横暴なやり方を批判した。さらに沖縄の新聞二紙の声を潰そうとしたことを厳しく批判した。中谷さんはさらに、強い口調で「もう安倍政権をこれ以上許しておくわけにはいかない。安倍政権を打倒しよう!」と呼びかけ集会参加者から大きな拍手を受けた。中谷さんは最後に七月二九日にも同じ場所で再度の集会とデモを行うことを提起し安倍内閣を倒す闘いのさらなる拡大を呼びかけた。

「慰霊の日」式典で
「戦争屋帰れ」の叫び
山本みはぎさんのカンパアピールに続いて名古屋学院大学准教授の飯島磁明さんが学者の立場から発言した。飯島さんは三〇年代ドイツにおいてナチスが台頭し権力を掌握するさいに、危険だとわかりながら沈黙した学者や、これを持ち上げた学者が多くいたことを例に語り、憲法学者として戦争ができる国にさせない。学者も黙っているわけにはいかない、と述べた。
沖縄辺野古新基地建設反対の立場からは、あいち沖縄会議の具志堅邦子さんが発言した。具志堅さんは六月二三日の「慰霊の日」式典で安倍首相に歴代の首相ではじめて野次がとんだこと、「戦争屋帰れ!」と叫んだ八二歳の男性は沖縄戦で亡くなった遺族の遺骨がいまだに見つからないこと、「辺野古に基地を作らせないことが、私が生きている間に沖縄差別をなくすための最後の機会だ」と語ったことが地元紙に紹介されていることを報告し、「戦争法案を廃止するまで共にがんばりましょう」と呼びかけた。
「戦争をする国に反対する福祉大学有志の会」の坂本千夏さんは集団的自衛権について学習会を重ねてきたことを報告し、周りの学生たちにも呼びかけ討論をし、反対署名三五〇筆を集めたことを報告した。発言の最後に「戦争する国をやめて安倍政権を打倒しましょう」と述べるとひときわ大きな拍手があがった。
集会アピールの提案を「愛知県平和委員会」青年学生部長の澤村暁世さんが行い、アピールの採択と閉会の挨拶をおこなって集会は終了しデモ行進に出発した。夕方の繁華街を一〇〇〇人以上の長蛇のデモが席巻し、多くの労働者、若者らが注目した。デモ参加者は「戦争法案今すぐ廃案!」「辺野古の新基地絶対反対!」のコールで元気よく行進し、解散地点では七月二九日の再結集をめざして闘うことを確認し合い、この日の闘いは終了した。(越中)

6.20安倍政権にレッドカード

「戦争法案いかんがね」

名古屋で女性たちの「赤いデモ行進」

 【愛知】六月二〇日一三時から名古屋市栄のバスターミナル前で「暴走する安倍政権にレッドカード!安倍政権いかんがね・怒れる女子デモ」が「怒れる女子会@名古屋」の主催で行われ、女性を中心に約一二〇人が参加した。このデモは同日、東京で行われる「女の平和6・20ヒューマンチェーン」に連帯する行動として取り組まれ、参加者は赤いものを身につけて集まろうと呼びかけられて行われた。

東京集会に連帯し
一二〇人が参加した
定刻になると会場は赤い横断幕や旗を中心に、赤いTシャツ、スカーフ、帽子やはちまきをした労働者、学生、市民らが続々と集まり、多くの人たちから注目される中、一三時からミニ集会が始まった。呼びかけ人の一人である不戦へのネットワークの山本みはぎさんは女性の戦争動員や従軍慰安婦について述べ、「女性は戦争が始まれば加害者にも被害者にもなる。戦争法案を絶対に阻止しましょう」と訴えた。そのあとも脱原発運動に取り組む安楽ともこさん、愛知沖縄会議の具志堅邦子さん、女性の立場から岡田さんがそれぞれの立場から戦争法案、新安保一〇法案絶対阻止の決意が述べられた。集会では最後に「青い山脈」「りんごの歌」の替え歌を参加者全員で歌い、「安倍政権にNO!」と書かれたレッドカードを手にもってデモ行進に出発した。参加者はドラムや鳴り物を鳴らしながらにぎやかに、元気にデモ行進をおこない、沿道の市民からは圧倒的な注目をうけた。      (越中)

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「戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)」を観て

沖縄の闘いを追体験

S・M

 「戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)」(三上智恵監督作品/2015年/日本映画)を観た。辺野古の新基地建設に反対する人びとをうつしたドキュメンタリー映画だ。
 この映画は、観ていると沖縄の反基地運動に参加しているような気分にさせられる。観ていると、沖縄の反基地運動を追体験することが出来る。機動隊や海上保安庁などは、暴力団みたいだ。
 辺野古の新基地建設は、DVのようなものだ。自公政権はDV夫、沖縄はDV夫の暴力に苦しめられる妻のようなものだ。本土のマスコミや市民は、子どものようなもので、DV夫の側につくのか、被害者の妻の側につくのかが問われている。中立など存在しない。今までは、本土のマスコミや市民は、自公政権を支持・容認してきた。本土のマスコミや市民は、これでいいのか。
 沖縄の新基地反対運動は、本土の市民が自公政権を打倒してオール沖縄の自治を認めるか、それでもなければオール沖縄が先に独立して本土の自公政権と決別するか、どちらかに進むしかないのではないか。どちらにしても、本土の市民はオール沖縄に連帯しよう。
    (2015年7月)


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