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    かけはし2015.年8月3日号

もうゴメン!安倍政権 地域から全国へ


7.18戦争法案は廃案に! おおさか1万人集会

「安倍内閣VS民主主義の闘いだ」

3コースに分かれてデモ行進


 【大阪】戦争法案の廃案を求める集会が大阪市扇町公園で七月一八日、石田法子さん(前大阪弁護士会会長)ら四九人の各界人士の呼びかけで開かれた。呼びかけ人の小山乃里子さん(タレント)が司会をし、四九人を代表して四人があいさつをした。参加者については、はじめは、一万人にちょっと足りないとのことだったが、途中で一万人に達したとの発表があった。

この法案は必ず
廃案にできる!
児玉憲夫さん(元大阪弁護士会会長)「今回の安保法案の最大の問題は立法理由がないということだ。強制された憲法は改正しなければいけないと安倍首相はいうが、それなら、安保条約はどうするのだといいたい。法案は衆議院を通ったが、これであきらめてはいけない。頑張って白紙に戻そう」。
のじまさとこさん(民主主義と生活を守る有志一同)「大阪都構想に反対の運動をした。住民投票で大阪市特別区再編案が否決されてよかった。安倍政権は市民を戦争に巻き込もうとしている。私たちは二度と戦争はしない。だから戦争法案には反対だ。明日は、SEALDs(シールズ)の学生と共に戦争法案反対の集会をする。今日、明日の集会を成功させて、関西の底力を見せてやりましょう」。
西谷文和さん(ジャーナリスト)「大阪のトップが橋下、国のトップが安倍。ほんとに最低だ。腹が立つのは、橋下がとんでもないことを言っても記者クラブが突っ込まないこと。突っ込むとツイッターでたたかれ、朝日や毎日の不買運動に発展しかねないことを心配するから。橋下の言いたい放題になる。そのやり方を安倍も学んだ。でも、法案は必ず廃案にできると思う」。
根来亮裕さん(浄土真宗本願寺派西性寺住職)「ここに一七条憲法を持ってきた。一〇条に、心の痛みを断ち、表の怒りを捨て・・・。特に一番最後の一節を安倍首相に言いたい。かの人は怒るといえども、我が失を恐れよ。衆に従いて同じく行え」。  
このあと三人が発言。マリア・コラレスさん(聖母被昇天修道会・宗教者九条の会)「絶対あきらめずに声を上げ続けましょう」、河田英子さん(NPO日本BPW連合会大阪クラブ会長)「日本には資源がない。そんな国が戦争してどうするんですか」、中村新太郎さん(歯科医師九条の会)「核兵器廃絶運動に取り組んでいる。私たち、医師・歯科医師は安保法案に反対している。平和でこそ命と健康を守ることができるからだ」。

職のない若者が
戦場に送られる
政党関係の発言が続いた。辻元清美衆議院議員「安倍さんは、法案について国民の理解は進んでいないと言いつつ強行採決した。私はどんどん理解は深まっていると思う。理解が深まれば深まるほど、反対の声が強くなっている。安倍さんの存立危機事態をつくり退陣に追い込もう」。
山下慶喜さん(新社会党大阪府委員長)「高齢者や若者の暮らしこそが今非常事態だ。このことに対応しなければならないのが、本来の安倍政権の仕事であるはず。米国について戦争するとはとんでもないことだ」。
野ノ上愛さん(緑の党全国運営委員、高槻市議)「安保法制、一度歯止めがきかなくなると、なし崩し的に徴兵制までもがやってくるのではと危惧している。米国では、教育ローンの返済のために軍隊を志願している。私たちは、それが他の国のこととは思えない。子どもにバトンタッチしたいのは、戦争法案がまかり通るような世の中ではない」。
福島みずほ参議院議員(社民党)「安倍内閣は戦後最悪の内閣だ。誰よりも憲法を守らなければいけないのは総理大臣だ。安倍首相に言いたい、戦争するのに平和という言葉は使うな。安倍内閣の支持率が一〇%急落した。強行採決に反対七三%。今国会で成立させるべきではない六八%。九五日間の会期延長の期間に、安倍内閣の支持率がどんどん下がれば、この内閣は必ず退陣する。民主主義と安倍内閣の対決だ」。
宮本岳志衆議院議員(共産党)「法案は紛れもなく違憲法案だ。国民の多数が反対しているのに法案を通すのは、主権在民の無視だ。強行採決は安倍内閣の強さを示すものではなく、追い詰められた姿だ。六〇年安保闘争を彷彿とさせる状況が生まれている。しかし、一つ違う点がある。六〇年の時は条約だったから三〇日たてば自然承認されたが、この度は法案だから、参議院で可決するか、六〇日ルールに基づいて衆議院で再議決するしかない。国民の多数が反対しているときに、そんなことなかなかできるものではない」。
最後に、集会決議案を読み上げ、満場の拍手で採択した。集会後は、三コースに分かれてデモに出発した。 (T・T)

7.18 静岡でも「総がかり行動」

2000人が繁華街をデモ

待ち望まれた取り組みが成功


 【静岡】七月一八日、戦争法案反対の運動を進めてきた諸団体と個人が呼びかけ人となり(7・1現在30団体286人)党派や団体の枠を超えて実行委員会をつくり開催した「いのちを守る 戦争させない・9条壊すな!静岡総がかり行動」が静岡市の駿府城公園で開催され二〇〇〇人が参加、「戦争法案を廃案にさせるため全力で闘う」とする集会アピールを採択し、繁華街のデモ行進を行った。

ウィング広げて
法案STOP!
集会実行委員会を代表して県弁護士会の川村正史弁護士は、「憲法学者らがこぞって反対を表明している。権力者の横暴を許さない。政府・与党の強行採決は野蛮」とあいさつ。集会には県関係国会議員も駆け付けた。共産党の島津幸広衆院議員(比例東海ブロック)は「みなさんと廃案に追い込みたい」と訴えた。社民党の又市征治幹事長も「何時間かけようが憲法違反は変わらない」と熱弁をふるった。民主党の小山展弘衆院議員(比例東海ブロック)は「国民の声に耳を傾けず、強行採決を行った。ウイングを広げ、法案を阻止したい」と訴えた。
九人が登壇してのリレートークでは四人の子を持つ母親が「私の子育てに『戦争反対』が加わった」と発言、静岡市内の女性教員は、安保法制に対する職場での取り組みを紹介しながら「私たちは教室で民主主義を教えている。廃案を目指して頑張ろう」と訴えた。浜松から参加した行政書士の男性は「弁護士会のみなさんのように行政書士会として参加できるよう頑張る」と訴えた。

地道に信頼関係
築きあげた成果
今回の集会は、労働戦線の右翼的再編制の過程で労働組合運動や周辺の諸運動の分断構造がつくられて以降、長く続いてきた静岡県下の運動状況のなかで画期的な集会となった。今回の総がかり行動を実現した力は何処から作り出されたのか?
長期にわたる静岡空港反対の闘い、3・11以降の反原発毎週金曜日行動の取り組み、改憲阻止の連続街頭宣伝、あるいはリニア新幹線による南アルプスの自然破壊や下流域の水を中心とした仕事や住環境の問題で粘り強く闘いを続け、人の輪を広げ、相互の信頼関係をつくりだしてきた努力の結果だといえる。また、中央での労働法制の改悪に対するオールジャパン体制も大きく寄与していることも間違いない。静岡の今後の運動にとって大きな一歩となった集会だったし、この取り組みを大切に、さらに大きく発展させたいものだ。参加した老若男女の笑顔がひときわ明るかったのは皆が待ち望んでいた集会を実現できたからではないだろうか。     (M)

7.18合言葉=「アベ政治を許さない」

成果を確認し新たなスタート

市民団体を軸に4団体共催で

 【愛知】七月一八日午後一時から名古屋市、栄のテレビタワーふもと近くの「もちの木ひろば」で「アベ政治を許さない」国民の一斉行動デー名古屋集会デモが行われ約二〇〇人の労働者、学生、市民が結集した。この集会には自治労も動員し、手製のバナーをもって参加した。また制服の高校生も集会に参加しており、真剣に集会の話を聞いていた。
 この行動は、作家の澤地久枝さんや鳥越俊太郎さんが呼び掛けたもので、全国各地で行われる。名古屋の行動は当初、不戦へのネットワークと東海民衆センターの二団体の主催で計画されていたが戦争法強行採決情勢の中で、戦争をさせない一〇〇〇人委員会が共催団体として加わり、さらに続いて立憲フォーラムも加わって、四団体の共催で実現した集会とデモであった。

愛知県下各地の
闘いと同時行動
最初に不戦へのネットワークの山本みはぎさんが開会のあいさつを行い集会が始まった。山本さんは本集会の趣旨と開催の経緯を説明し、今日の集会とデモは栄だけでなく、名古屋市内だけでも各地域や、愛知県下の市町村各地で行われていることを報告した。さらに山本さんは「世論調査では戦争法反対が八〇%以上にもなり、自民党の支持率は四〇%を切りました。私たちが声を上げることで、もっと支持率を落とし、戦争法反対の声をもっと上げ続けることが参議院での廃案につながると確信しています。今日から新たな一歩として戦争法反対の声を上げていきましょう」と述べ、この間の労働者民衆による連続行動が安倍政権を確実に追い詰めていることに確信をもって開会の挨拶とした。

孤立して焦って
いるのは安倍だ
次に憲法学者で慶応大学名誉教授の小林節さんが発言した。小林さんは「みなさん、戦争法は強行採決されてしまったけどがっかりしないでください。衆議院の議論で安倍たちは何も答えられていない。これが本質なのです。答える内容が無いのです。これは公然と『悪事を働いています』と言っているようなものなのです。参議院でも同じ内容になるだろうが逆にとんでもない法律であると気づく人は増えていくだろうと思います」と指摘し、「自公連立政権は国民のわずか三割の票で成り立っているものなのです。だから安倍は非常にあせっている。めげずに次の選挙で政権を倒すような闘いをしていきましょう」と、述べた。
続いて、民主党衆議院議員で立憲フォーラム代表の近藤昭一さんが発言に立ち「安倍さんは今の日本国憲法は押しつけだと主張している勢力と非常に近い関係にあります。なぜか? 憲法は権力者を縛るためにあります。それが嫌だから解釈で変え、憲法そのものをなくしてしまおうというのです。これは国民を愚ろうするものです。戦争法案は衆院を通過してしまったけど多くの問題が明らかになったと思います。これから参院での闘いになりますが必ず戦争法案を廃案にしましょう。私たちが主役の憲法を守りましょう」と述べ、憲法改悪絶対阻止の闘いを呼び掛けた。

戦争と貧困の
問題は一体だ
集会は一五分ほどで終了し、最後にデモコールを上げながら「アベ政治を許さない」と書かれたカードを参加者全員で上げ、安倍政権と闘う決意を示した。栄の中心を貫くデモ行進では青年による元気なデモコールで「解釈改憲絶対反対」「強行採決白紙に戻せ」「平和をつくる仲間になろう」の声が一帯に響きわたり沿道の労働者、市民から圧倒的な注目を集めた。戦争法反対の奔流はこれから本格的に拡大させていかなくてはならない。安倍政権は戦争法以外にも貧困を拡大させる労働法改悪をもくろんでいる。戦争と貧困は一体の問題だ。あらゆる分野での社会的闘争を結び、安倍政権打倒の闘いをさらに拡大、構築するために奮闘しよう。
(越中)



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