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    かけはし2015.年8月10日号

参院で戦争法案を廃案へ!


7.28集会に一万五〇〇〇人が結集

強行採決を許すな安倍政権打倒

「60日ルール」の適用を阻止しよう



礒崎の暴言を
糾弾しよう
 七月二八日、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会は、戦争法案の衆院本会議強行採決(七月一六日)に抗議し、参議院での制定阻止をめざして、「強行採決許すな!戦争法案廃案へ!7・28大集会」を日比谷野外音楽堂で行った。全国の仲間たちも駆けつけ一万五千人が参加した。
 戦争法案が七月二七日の参院本会議で審議入りし、二八日に参院安保法制特別委員会での審議が始まった。衆院での強行採決後の報道各社の世論調査は、安保法案は「憲法違反」が五〇%台、法案に「反対」が六〇%台、法案成立に「反対」が五〇%台に達している。安倍政権は、世論調査と国会外における民衆の反対のうねりに危機感を示し、参院特別委員会で与党の法案推進のための質問時間を長くとらざるをえなかった。
 また、法案が参院に送付されてから六〇日以内に議決されない場合、衆院の三分の二による再議決によって成立させる「六〇日ルール」の適用も射程にいれながら米軍との共同実戦化とグローバル派兵をめざす戦争法案をなにがなんでも九月中旬の成立にむけて必死だ。
 ところが動揺する安倍政権を「応援」するかのごとく、礒崎陽輔首相補佐官が大分市内での講演(二六日)で戦争法案について「法的安定性は関係ない。わが国を守るために必要な措置かどうかを気にしないといけない」「『憲法解釈を変えるのはおかしい』と言われるが、時代が変わったのだから政府の解釈は必要に応じて変わる」などと暴言を放った。これが安倍政権の本音だ。安倍政権と与党は、集団的自衛権行使を禁じたこれまでの憲法解釈を強引に変えながら法案の「法的安定性」を主張してきたが、この暴論さえも否定するものだ。
 あわてた安倍政権と与党は、礒崎暴言の火消しに動きまわらざるをえなかった。安倍首相は、「官房長官も注意しているし、私も電話などで注意している」と対応したが、礒崎に対する野党の更迭要求は拒否した。結局、特別委員会として八月三日に礒崎を参考人として招致することになった。礒崎暴言を糾弾し、廃案にむけて国会内外の闘いを強化していかなければならない。

安倍の開き直りを
絶対に許さない!
集会は、「戦争させない/9条壊すな!」プラカードの掲げ、シュプレヒコールから始まった。
高田健さん(解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会)は、「安倍政権は、反対世論の高まりで追い詰められて戦争法案の衆院強行採決を行った。私たちの闘いの大きな前進だ。『六〇日ルール』の適用を絶対させてはならない。審議は始まっているが、その内容はひどいものだ。オバマ大統領は、イランと和解を進めているにもかかわらず、安倍内閣はイランを敵にしてホルムズ海峡に機雷が配備されたら撤去すると言っている。好戦的で逆流している。八月三〇日には、国会一〇万人行動が取り組まれる。同時に全国の人々も含めて一〇〇万人の決起によって戦争法案を廃案に追い込んでいこう。今日はそのための意志一致を確認していこう」とアピールした。
枝野幸男衆議院議員(民主党幹事長)は、「『法的安定性』なんて関係ないと総理側近が語った。安倍首相は、『法的安定性』は大事だと言った。ならば違憲の集団的自衛権をなぜ行使するのか。まさに矛盾している。将棋だったら詰んでいるのだ。その自覚がないか、開き直っているかだ。立憲主義を守り抜き、大きな闘いによって暴走を食い止めよう」と発言。
小池晃参議院議員(共産党副委員長)は、「安倍首相の説明は結論を押しつけるだけだ。廃案にするのが対案だ。『法的安定性など関係ない』ととんでもない発言が出てきた。法の支配を否定する独裁政治の道だ。一日も早く安倍政権を打倒しよう」と糾弾した。
続いて吉田忠智参議院委議員(社民党党首)、主濱了参議院議員(生活の党と山本太郎となかまたち副代表)、糸数慶子参議院議員(沖縄社会大衆党委員長)が連帯あいさつを行った。
神田香織さん(講談師)は、「今日、呼びかけ人で戦争法案廃案署名(四千人筆)を安倍首相に渡そうと首相官邸に行った。ところが門前払いだ。国民の声を聞くといいながらまったくの嘘つきだ。『はだしのゲン』の講談を通して反戦、脱原発を語ってきた。安倍首相は私の講談を聞け」と批判した。
続いて鎌田慧さん(戦争をさせない1000人委員会)、いのちと暮らしを脅かす安全保障関連法案に反対する医療・介護・福祉関係者の会、雨宮処凛さん(作家)、佐高信さん(評論家)、山岸良太さん(日弁連憲法問題対策本部長代行)、古今亭菊千代さん(落語家)、落合恵子(作家)が次々と発言。
さらに池田亮子さん(安保関連法案に反対するママの会)は、「七・二六戦争立法反対ママの渋谷ジャックは、二〇〇〇人も集まり大成功した。ほとんどが初対面でした。誰の子どもも殺させないを一致点に一万八千人が賛同している。殺す殺されるために生まれてきたのではない。戦争法案を絶対に止める」と訴えた。
小山内美江子さん(シナリオ作家)は、「嘘は泥棒の始まりだと教えられてきた。安倍首相は、大嘘つきだ。みなの平和の願いを泥棒しようとしている。泥棒をこの国の総理大臣にしておきたくありません」と抗議した。
集会後、国会にむけて請願デモに移り、「戦争法案絶対反対!安倍政権は今すぐ退陣!」のシュプレヒコールを永田町一帯に渡って響かせた。    (Y)

7.30

第11回目の木曜連続行動

キーワードは、平和・反省・寛容

沖縄から辺野古の闘いを報告

 七月三〇日、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会は、第一一回目の「止めよう戦争法案  国会前木曜連続行動」を衆議院第二議員会館前で行い、二五〇〇人が参加した。
 「戦争法案絶対反対!戦争法案今すぐ廃案!」のシュプレヒコール後、集会が始まった。
 玉城デニー衆院議員(生活の党と山本太郎となかまたち)は、「山本議員の質問に対して政府は、『仮定のことは答えられない』と言った。だが『この法案は、すべて仮定の話で説明しているじゃないか』と反論した。つまり、法案の形そのものが成り立っていない。こんな法案は廃案しかない」とアピール。
 内田雅敏さん(戦争をさせない1000人委員会)は、「集団的自衛権行使を容認し、自衛隊を拡大し米軍と一体となって行動することを喜ぶのは、中国の軍拡派、日本と世界の軍需産業だ。キーワードは、平和、反省、寛容だ。平和とは、尖閣をめぐって日中の軍事的冒険者たちがわずかな紛争を起こし、お互いに軍事国家の道を歩もうとしている。絶対に日中を衝突させてはならない。すべてを話し合いによって解決する。こういう平和を維持しなければならない。政治家は、平和、反省、寛容を求め、緊張緩和していくことが仕事だ。そういう緊張をもって戦争法案を阻止していこう」と発言した。

8・30国会包囲
闘争に参加を
小田川義和さん(憲法共同センター)は、「礒崎陽輔首相補佐官は、『法的安定性は関係ない』の発言について法案審議に悪影響に及ぶと謝罪したが、発言が間違いだと一言も言っていない。結局、憲法はどうでもいいから、安全保障だという立場だ。これが安倍政権の本音ということをあらためて示した。安倍政権そのものが違憲だ」と批判した。
続いて高田健さん(解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会)、井上哲士参議院議員(共産党)、小川勝也参議院議員(民主党)がアピール。
福島みずほ参議院議員(社民党)は、「昨年、自衛隊はアメリカで実戦演習を行っている。日米で制圧する訓練だが、まさに戦争法案を先取りした訓練だ。法案が成立したら、世界中で戦争をするだろう。戦争するのに平和と言うな。今日、私は質問の最後に、総理に対して集団的自衛権の行使を初めて合憲とした内閣、憲法を憲法と思わない総理大臣は退陣しかないと言った。八月一〇日に礒崎陽輔首相補佐官が参考人としてきます。民主党が野党代表で一五分、質問する。礒崎発言を絶対に許してはならない。廃案を実現しよう」と報告した。
松田藤子さん(辺野古・大浦湾に新基地つくらせない二見以北住民の会・会長)がアピールし、「安倍政権は、沖縄の民意を無視して問答無用で県民を弾圧し、辺野古新基地工事を強行している。毎日、怒りと不安で一杯です。今こそ国民の力でこの政権をストップさせなければ、日本の民主主義は崩壊し、平和は望めません。日本の平和の七〇年は、沖縄の忍従と憲法九条があったおかげだ。安倍政権の沖縄差別・蔑視を許さない。沖縄のことは沖縄が決める。戦争法案反対の闘いも、辺野古新基地反対の闘いも日本の真の民主主義を実現する闘いだ」と強調した。
最後に山岸良太さん(日弁連憲法問題対策本部長代行)が発言。
さらに実行委から行動提起が行われ、とりわけ八月三〇日の「戦争法案廃案!安倍政権退陣 八・三〇国会包囲一〇万人、全国一〇〇万人大行動」(一四時〜一六時/国会周辺/全国各地)を成功させようと訴えた。      (Y)

7.26

戦争法案を廃案にしよう

250人で蒲田駅前で大宣伝

工夫をこらしたオール大田の闘い

 

【東京南部】七月二六日、戦争法案反対!国会包囲行動に先立ち午前一一時から正午まで、JR蒲田駅東口で大宣伝行動が行われた。安倍政権による衆院での戦争法案強行採決に多くの人々は一層怒りを募らせ、参院での絶対廃案を求める草の根の動きが一段と強まろうとしている。この日の蒲田駅宣伝行動もまさにその一つ。
 大田区内でこの戦争法案に反対の諸団体が党派を超えて廃案に向け共に行動しようと、九月国会会期末まで戦争法案をつぶす限定共同行動として「戦争法案反対オール大田」が七月一〇日に結成されたが、この日の行動が早速その第一弾となった。
 この日は東京の初めての猛暑日。本当にうだるような暑さだったが、この行動には二五〇人が参加、駅ビル前の通路、ロータリーで各自が用意したプラカードや横断幕を掲げ、チラシを手渡しながら、時にはコールに唱和し、時にはマイクを通して、行き交う人びとに法案廃案、安倍は退陣しろ、と元気一杯のアピールが行われた。その中では特に、事前の申し合わせ通り団体旗は出さず、個人の意志による行動であることを表現することも意識された。
 そして怒れる女子会や、若手弁護士など市民としての訴えが行われると共に、民主党、日本共産党、生活者ネット、フェアな民主主義、緑の党の区議会議員もマイクを握り、党派を超えた闘いを呼びかけた。
 駅利用者からの注目が集まり、その中から激励の声もあげられたこの行動は、午後二時からの国会包囲行動に向け一時間で切り上げられたが、同オール大田では、さらに呼びかけを広げながら八月末に第二弾の行動を計画している。 (D)


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