もどる

    かけはし2015.年11月9日号

安倍政権による辺野古工事強行を絶対許すな


無法きわまる「埋め立て承認取り消し」執行停止

繰り返される植民地主義的強権支配

全国で沖縄と共に闘おう 

基地撤去・戦争法廃止・安倍政権打倒へ



  一〇月一三日に翁長雄志沖縄知事が米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画で辺野古沖の埋め立て承認を取り消したのに対し、一〇月二八日に国土交通相がその効力を止める「執行停止」を決定した。政府・沖縄防衛局は翌二九日、埋め立て関連工事(護岸工事に必要な仮設工事の一つであるキャンプ・シュワブ敷地内作業ヤードの整備工事)に着手した。中断していた海底ボーリング調査の作業も再開した。圧倒的多数の沖縄民衆の「基地建設NO!」の声を無視する暴挙だ。辺野古新基地建設をめぐる重大な局面が到来した。
 翁長雄志沖縄知事は県庁で会見を開き、「承認取り消しについて、法律的に最終的な判断が示されないまま工事が強行されたことに激しい憤りを禁じ得ない」と述べた。さらに「政府はキャンプ・シュワブに機動隊を配備し、辺野古新基地建設に反対する県民への強権的な態度をあらわにしている。『沖縄の人々の気持ちに寄り添う』と言っているが、一連の行動からそのような意思はみじんも感じられない」と強く批判した(「琉球新報」10月30日)。
 国は一〇月二七日、国交相が翁長知事に代わり、承認取り消しを撤回する「代執行」手続きを始めた。沖縄県は一一月二日に、国・地方係争処理委員会に審査を申し出た。沖縄県は高等裁判所に国を提訴することも検討している。これに対して国交相の勧告、指示に県が従わない場合、国が県を高裁に訴える。翁長知事は勧告に「応じない」としており、沖縄県と政府は新基地建設をめぐり法廷闘争に入る。
 キャンプ・シュワブゲート前では埋め立て資材の搬入に対して、体を張った激しい抗議行動が行われ、一人の不当逮捕者が出た(その後、処分保留で釈放)。海ではカヌー隊によるボーリング調査(掘削)への抗議が闘われた。以後、工事再開に対して、連日の闘いが続いている。東京では一〇月二八日首相官邸前、一〇月二九日講演会、一一月一日新宿デモ、一一月二日防衛省行動と連続した闘いが行われている。
 沖縄民衆の圧倒的多数の「基地建設はノー」の声を無視して、日本政府は辺野古新基地建設の新たな工事を開始した。われわれは満腔の怒りを込めて日本政府を糾弾する。沖縄現地の闘いに参加しよう。首都東京をはじめ、日本全国で沖縄連帯の闘いを全力で作り出そう。(M)

10.28

沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック

首相官邸前で緊急抗議行動

辺野古基地建設を今すぐ断念せよ


オール沖縄の
力を結集して
 翁長沖縄県知事が辺野古埋め立て取り消し決定に対して、国交相がその決定を執行停止し、一〇月二九日から工事に着手することが明らかになった。急きょ、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックが呼びかけで一〇月二八日午後六時半から、首相官邸に向けて緊急抗議行動が行われた。行動が開始されると大粒の雨が降る中であったが一二〇人が参加した。
 最初に、一坪関東ブロックの木村さんが事態の推移について報告した。
 「一〇月一三日、翁長知事が埋め立て取り消しを決定した。それに対して一〇月二七日、国交相は執行停止を行った。たった一〇日間で不当な決定を行った。民意を踏みにじった。沖縄では闘う決意を固めている。明日から新たな工事に着工する。それに対して、オール沖縄会議の結成が進んでいる。一〇月二九日の都内集会、一一月二九日の日比谷野外音楽堂での集会を成功させよう。本土での闘いが必要だ」。
 高田健さん(総がかり行動実行委)が「沖縄の民意は圧倒的に反対している。総がかり実行委としても沖縄の闘いと連帯する運動を最重要に取り組むことを確認した」と語った。糸数慶子さん(参院議員、沖縄)の闘うメッセージが紹介された。神奈川の沖縄講座の仲間が県内で沖縄連帯の集会などを行っていることを報告した。

安次富浩さん
からメッセージ
沖縄から安次富浩さん(ヘリ基地反対協)が電話メッセージで訴えた。
「日本政府と直接対決になっている。安倍政権がなりふりかまわず、翁長知事の要請を足で蹴っ飛ばした。許せない。国交相は知事の埋め立て取り消しを執行停止に、それに対する不服申し立てを却下し代執行で工事を進めようとしている。力を結集して沖縄差別、植民地的地域差別だと突きつけた。佐賀での自衛隊のオスプレイ訓練を防衛省は断念した。オスプレイの訓練は沖縄に来るだろう。二〇一七年から配備するCVオスプレイはほとんど沖縄に来るだろう。復帰前と変わらない。植民地的あり方が強制されている」。
「政府は名護市には基地交付金は出さずに、名護市の三つの区(移転支持派)の区長へ一〇〇〇万円ずつ交付金を配ることを明らかにした。カネと力で分断をはかっている。一番抵抗している沖縄にファシズム的支配をつくろうとしている。こんなことには負けない、対決する。安倍を退陣に追い込む。怒りの狼煙を沖縄から。全県を網羅する大きな組織も検討されている。政府と妥協することはありえない。しっかりと闘いぬく。非暴力・抵抗運動、国際社会に訴え日米政府と闘う。反原発・反TPPとの闘いと連携を作り出していく。我々の未来は我々が決める。未来を作り出すのは我々なのだ」。
横田基地へのCV22オスプレイ配備反対の一〇月二五日の集会に二二〇〇人が参加したことが報告された。次に、中部地区労働者交流会、辺野古リレー、辺野古への基地建設を許さない会の仲間が次々に報告や闘う決意を述べた。官邸に向けて、辺野古埋め立て工事を中止しろとシュプレヒコールをぶつけた。 (M)


もどる

Back