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    かけはし2015.年12月7日号

辺野古に基地をつくらせない!


11.29日比谷野音に4500人

政府・国交省による「承認
取り消し」効力停止決定糾弾

辺野古現地へ沖縄の闘いを全国に



機動隊・海保
の暴力許すな
 一一月二九日、東京日比谷野外音楽堂で、日本政府=国土交通省による「翁長知事の埋め立て承認取り消し」の効力停止決定糾弾!埋立て工事を阻止しよう! 「11・29辺野古に基地は造らせない大集会」が主催:止めよう!辺野古埋立て 国会包囲実行委員会、協力:戦争をさせない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会で行われた。野外音楽堂が一杯となり、入りきれない人たちが会場外を取り囲み、四五〇〇人が集まる熱気に満ちたものとなった。
 一〇月一三日、翁長沖縄知事の埋立て承認取り消しに対して、一〇月二七日、国土交通省が効力の停止を決定し、国は辺野古基地建設のための工事を再開した。さらに、国は埋立て承認の代執行を行うために裁判所に提訴した。現地での攻防はキャンプ・シュワブ基地前での工事車両を体を張って阻止する闘い、海ではボーリング調査を止めさせる闘いが連日、機動隊・海上保安庁の暴力を受けながらも続いている。こうした緊張した局面の中で集会は開かれた。

米国の労組が
支援連帯決議
集会に先立ち、金城吉春さんらによる三線演奏が行われた。司会を山口千春さん(辺野古へカヌーを送る会)が務めた。集会は野平晋作さん(ピースボート共同代表)の主催者あいさつから始まった。
「国は埋立て工事を行うために、沖縄県を提訴した。さらに、警視庁の機動隊を派遣し弾圧体制を強化した。これに対して、キャンプ・シュワブ前で一〇〇〇人が作業車を止める行動を行った。また、翁長知事が国連人権理事会で訴えた。訪米団も組織された。本土では地方議会の決議の採択も行われている。総がかり実行委では安保法廃止といっしょの闘いとして、沖縄基地撤去闘争を闘うことを決めた」と語り、辺野古基地建設阻止を訴えた。
次に沖縄から三人の仲間が訴えた。
安次富浩さん(ヘリ基地反対協議会・共同代表)は「辺野古基金に四億六〇〇〇万円のカンパが寄せられている。それを使って地方紙を含めて意見広告を掲載した。現場でもすごい闘いをやっている。キャンプ・シュワブ前ではあばら骨を骨折させられた人が二人もでた。海保も胸部打撲をさせた。機動隊の増強は警視庁のみならず、京都・大阪府警からも動員されるという情報がある。全島で地域実行委を作り、毎日一五〇人から二〇〇人でゲート前に座り込んで作業車を基地に入れない行動を行っている」と報告した。そして、今後の闘いを「沖縄の闘いを安保法制反対、脱原発、反TPPと結びつけていけば安倍を打倒できる。参院選で統一候補をつくり対決していく。真っ向勝負し、勝ち抜く」と提起し、会場から大きな拍手が沸き起こった。
次に、高里鈴代さん(島ぐるみ会議・共同代表)が、「朝六時から、一〇〇人で辺野古で座り込んできた。機動隊がやってきた時、体重のある人たちが前に座ったので機動隊は排除するのに苦労していた。座り込みに来る人はダイエットはしないでください。座り込みができない人もしっかり見て、それを伝えることが重要」だと切り出し、会場をわかせた。そして、一一月に訪米したことを報告した。「作業用トラックは米軍の入構許可を得て基地に入っていく。辺野古基地建設に、アメリカにも責任があること、その当事者であることを認め、基地建設撤回を求めた。九月一五日、バークレー市議会で、沖縄の人々を支援する決議があげられた」。
大城紀夫さん(島ぐるみ会議・共同代表、連合沖縄会長)は「サンフランシスコやワシントンで米労組との交流を目的に訪米した。一一月一五日、アジア・太平洋労組に面会した。組合は支援連帯の決議をした。さらに、沖縄米軍基地拡大に反対し、他の組合にも呼びかけることを約束してくれた。一一月二〇日にはナショナルセンターの国際部長にも会い、基地の圧政に反対していくことを確認した。連合中央委員会で、沖縄連帯を呼びかけた。参院選で安倍打倒を実現しよう」と訴えた。
学者・文化人から、枝元なほみさん(料理研究家)と田中宏さん(一橋大学名誉教授)が発言した。枝元さんは「生きていくとは命を大切にすることだ。辺野古新基地に反対していく」と話した。田中さんは「国際人権規約の第一条は自己決定権をうたっており、去年人種差別撤廃委員会で、琉球人を先住民族として認め、保護のために具体的な施策を示し、琉球の代表者との協議をすることを勧告した」ことを明らかにし、朝鮮高校への支援打ち切りを許さない闘いへの支援も訴えた。

自治体議会を
めぐる攻防も
次に、リレートークが行われた。福山真劫さん(戦争をさせない1000人委員会)は「沖縄に連帯してがんばる。みんなで闘うぞ」と訴えた。菱山南帆子さん(解釈で憲法9条を壊すな!実行委)は中学生の時、カヌー隊で闘ったことを紹介し、「決然と立ち上がる時だ」と若さ一杯に語り、会場から大きな拍手が起きた。小田川義和さん(戦争する国づくりストップ!憲法を守り・いかす共同センター)はフィリピンで行われたオバマ・安倍会談で、安倍は辺野古基地建設を断固として推し進めることを約束したことを批判し、「二〇〇〇万人署名を成功させ、参院選で勝利しよう」と話した。
藤本泰成さん(フォーラム平和・人権・環境)は沖縄が戦前・戦後歩んできた軍事植民地化された歴史を語り、「沖縄を三度植民地化させてはならない、基地反対闘争を通じて沖縄の本当の解放を」と語った。東森さん(安保破棄中央実行委)は「新基地建設強行は政権の危機感の現れだ。さらに追いつめよう。来年一月二四日、宜野湾市長選の重要性」を訴えた。金澤さん(全労協議長)は「労働法改悪と戦争法の成立は一億総動員社会の実現をねらっている」と安倍政権を批判した。
内山さと子さん(武蔵野市議会議員)は九月議会で、地方自治を尊重し、沖縄辺野古に基地を求めない決議を二五人中一八人の賛成で決議したこと、その中には三人の公明党議員も賛同したこと、これに対して名護の一一人の有志議員が普天間基地の閉鎖のために代替基地が必要だという手紙を武蔵野市に送りつけ、武蔵野市議会があげた決議を撤回する請願に動き出そうとしていると注意を喚起した。また全国八〇〇の議会に辺野古基地建設推進決議を上げるべきという働きかけがなされている。逆に一一の地方議会で辺野古基地反対の決議がされている、と司会者が報告した。
湯浅一郎さん(全国土砂搬出反対連絡会議)は「反対連絡協は土砂を戦争のために使わせないと一三の団体と個人で組織された。五万二〇〇〇余の署名を政府に提出し、止めるために全力を尽くす」と報告した。新崎盛吾さん(マスコミ文化情報労組連絡会議)は「沖縄の二紙の新聞をつぶせと自民党議員が暴言をはいた。われわれは権力の側ではなく、辺野古の取材や平和行進に参加する側から取材する」と話した。長棟はなみさん(シールズ)は「一一月に名古屋・神戸・辺野古現地・新宿アルタ前で、辺野古基地反対の全国統一宣伝行動を行った。四月以降に二カ月間、辺野古でテントで寝泊まりしながら、座り込みに参加し、機動隊にごぼう抜きにされる攻防に参加した」ことを報告し、基地建設を阻止しようと訴えた。金城驍さん(東京沖縄県人会)は「県人会は六〇年前に基地撤去をめざして結成した。今年の五月に辺野古基地断念を決議した。一一月三日、北海道から広島まで全国の沖縄県人会が集まり、翁長さんも参加しアピールした。宮古島など先島諸島に自衛隊の配備が強行されようとしている。これを許さず闘う」と訴えた。
司会者が一二月二日の埋立て代執行をめぐる第一回の裁判の日、首相官邸前で抗議行動を行うので参加してほしいという訴えがあり、最後に、発言者が全員壇上に並び、辺野古基地建設反対のプラカードを掲げて、シュプレヒコールを行った。銀座を通り、土橋までデモ行進を行った。辺野古現地に駆けつけること、全国で沖縄闘争連帯の闘いを強化しよう。 (M)

 


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