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    かけはし2016.年6月20日号

安田純平さんの解放を


6.6悲劇を繰り返してはならない

WPNなどが呼びかけ


  六月六日午後六時半から首相官邸前で、シリアのイスラム主義武装組織に身柄を拘束されていると思われるフリージャーナリストの安田純平さんの身柄の即時解放を訴える行動が行われた。
 安田さんは二〇一五年六月に、取材のためトルコからシリアに入ったと見られるが、その直後から連絡が途絶えた。昨年七月、安田さんがシリアで拘束されているのではないか、という記者団の質問に対し、岸田外相は「少なくとも、今現在、邦人が拘束されたという情報はない」と語った。
 昨年一二月には「国境なき記者団」が安田さんと思われる日本人ジャーナリストが拘束されていると発表したが、発表の翌日それは不正確な情報だとして取り消された。しかし今年三月には、拘束された安田さんのメッセージが動画と共に発せられ、さらに五月二九日には「助けてください。これが最後のチャンスです」というボードを掲げた安田さんの写真が公開された。政府も、この写真が安田さん本人のものであることを確認している。
 この緊迫した事態の中で、六月九日、解釈で憲法9条を壊すな実行委員会と、WORLD PEACE NOW実行委は首相官邸前で、安倍内閣に対して安田さんの平和的解放のために全力を注ぐよう求めた。アラビア語の横断幕、英語、日本語での横断幕、メッセージボードも掲げられた。
 一二〇人が集まったこの日の行動は、高田健さんのあいさつの後、ジャーナリストの志葉玲さんが、事態の経過とサイレントアクションとしてこの日の行動を行うことを説明した。最後に、翌日安倍内閣に宛てて提出される要請書(別掲)が紹介され、安田さんの身柄解放を求めるシュプレヒコールを上げた。  (K)

内閣総理大臣 安倍晋三様 外務大臣 岸田文雄様

安田純平さんの平和的解放のため全力での努力を求めます


埼玉県出身のフリージャーナリスト、安田純平さんは、3月16日の42歳の誕生日に動画上で短いメッセージを発しました。昨年6月に取材のためシリアに入国して行方不明となって以来、初めて消息が明らかになりました。つづいてこの5月29日に、再度、安田さんからのメッセージが公開されました。これらのメッセージの信憑性については政府も確認しているところです、
この動画で安田さんは、「助けてください。これが最後のチャンスです」と書いたボードを掲げ、救出を訴えています。
昨年7月、安田さんがシリアで拘束されているのではとの記者の質問に対し、岸田外相は「少なくとも今現在、邦人が拘束されたという情報には接していない」と否定していました。そして3月の動画公表に際し、岸田外相は「政府にとって日本人の安全確保は重大な責務」と言いましたが、この間、政府は何をしてきたのでしょうか、私たち市民には知らされていません。また、岸田外相は「情報網を駆使して対応している」と語りましたが、以降も進展はまったく見られないまま、今日に至っています。
私たちは2004年4月にイラクで拘束された高遠菜穂子さんら3人のボランティアと安田さんら2人のフリージャーナリストの解放・救出のため、「これらの人びとはアラブの敵ではなく友人だ」と国際的にも働きかけ、イラク攻撃・占領への自衛隊の派遣に強く反対してきました。さいわい、この5人は解放されましたが、10月にはフリージャーナリストの香田章生さんが殺害されてしまいました。そして2015年初めには、中東で拘束されていた後藤健二さんと湯川遥菜さんが殺害されてしまいました。私たちは、このような悲劇を繰り返したくありません。いま拘束されている安田さんが善意のジャーナリストであり、決してアラブの敵ではないことは明らかです。安田さんを拘束している人びとが、この認識に立ち、速やかに安田さんを解放するようこころから求めます。
そして同時に、日本政府が安田さんの平和的な解放に向け、あらゆる努力を行うよう強く求めます。平和的解決のために、拘束者やその関連する組織や人物などへの直接、間接のあらゆるアプローチと、解決策に関する粘り強い交渉を行うべきです。あくまで人命を尊重し、安田さんの命を危機にさらすような、軽率な言動を避け、慎重に対応することを強く求めます。時間は残されていません。こうした努力で安田さんを一日も早く救出すること、それが政府の最も重要な責任です。
6月6日夕刻、首相官邸前に集まった市民有志の名において、この声明を発します。

2016年6月6日

解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会
WORLD PEACE NOW実行委員会

5.21国の暴力は許さない!

れじすたんす大行動

辺野古リレーが呼びかけ

 五月二一日午後二時より、国土交通省・海上保安庁前、警察庁前で、辺野古リレーの呼びかけ、多数の賛同によって「 国の暴力は許さない!!れじすたんす大行動」が行われた。
 国土交通省・海上保安庁の前の歩道では約百人が集まり、沖縄・辺野古での基地建設、そして現地での反対運動に対する不当な弾圧への抗議の声をあげた。
 主催者よりのあいさつに続いて古新聞を細長く張り合わせた約一〇メートルの「鉄柵」を参加者が引きちぎり、参加者の発言に入って行った。
 まず始めに発言に起った一坪反戦地主会・関東ブロックの女性は、またしても沖縄で起きてしまった元米軍海兵隊兵士(現軍属)による女性レイプ殺害事件についてやりきれない怒りと追悼の気持ちを表明した。
 立川自衛隊監視テント村の仲間は警視庁第四、第七機動隊への抗議行動も取り組まれたことを紹介し、「沖縄だけではなく首都圏の基地も強化されている。警視庁の機動隊が沖縄に行くひまがないような闘いを作り出さなければならない」と発言した。
 ここで東京東部の地域で関東大震災による朝鮮人虐殺の犠牲者追悼の取り組みを行ってきた仲間たちによるチャングの演奏が行われた。

警察庁前には
三〇〇人結集
高校無償化からの朝鮮高校排除に反対する運動の仲間の発言に続いて沖縄からの参加者の歌声、昨年の戦争法反対運動の中でハンストに決起した学生、子どもと共に辺野古現地を訪れた女性、などの発言が続き、沖縄現地の山城博治さんが電話で発言。参加の予定だったが、女性殺害事件を受けてキャンプ・シュワプゲート前で、追悼の祈りを捧げている。との報告を行った。
続いて、三線と太鼓のエイサー隊による歌と演奏が行われた。
最後に沖縄意見広告運動全国キャラバンを行ってきた関西生コン労組の仲間が発言。急遽、北陸から駆けつけたことを報告し、関西では京都のXバンドレーダー反対運動の中で会議場を労働組合の名前で借りたということだけで、詐欺罪を適用しての不当弾圧が行われたことを糾弾した。
全体でシュプレヒコールを行い、警察庁前の行動に合流。
警察庁前では約二百人の仲間が参加し、やはり二時より抗議行動を続けていたが、こちらは制服警官が多数出動して参加者の周りを取り囲んでいる。混乱を作り出しているのはむしろ警察の方である。全体が合流して約三百人となった参加者が共に声をあげて圧倒。
沖縄現地での闘いと呼応した、力強い行動となった。        (板)


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