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    かけはし2016.年9月5日号

11月南スーダンへの派兵を許すな


8.19

国会議員会館前集会に3000人が結集


「駆けつけ警護」「宿泊地共同防護」反対

 戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会は、八月一九日、衆議院第2議員会館前〜国会図書館前で戦争法廃止に向けた「毎月一九日行動」として「戦争法廃止、憲法改悪は許さない、8・19国会議員会館前集会」を行い、三〇〇〇人が参加した。
 安倍政権は、グローバル派兵国家建設の一環として三月に戦争法施行を強行し、一一月に南スーダンへ国連平和維持活動(PKO)として陸上自衛隊交代部隊を派兵する。そのために派遣準備命令を出し「駆けつけ警護」、他国軍と共同で拠点を守る「宿営地の共同防護」の任務を貫徹するための訓練に入る。すでに自衛隊の「部隊行動基準」(行動できる地理的範囲、武器の使用方法、指揮官の判断基準)の策定に入っている。
 しかし、南スーダンの首都ジュバを中心に激しい戦闘が起こり深刻な内戦状態にある。二〇一三年末からキール大統領派とマシャール前第一副大統領派との権力闘争によって武力対立となった。一六年四月、両派による統一暫定政権が発足したが破綻し、七月に再び内戦に入り数百人が死亡し、マシャール派は国外脱出。現在も軍事的緊張が続き、国連安全保障理事会は、約四〇〇〇人の増派を決議するほどだ。
 PKO協力法の「参加5原則」は、@紛争当事者間で停戦合意が成立A受け入れ国を含む紛争当事者の同意B中立的立場の厳守C以上の条件が満たされない場合に撤収が可能D武器使用は要員防護のための必要最小限に限ることを前提にしている。明らかに南スーダン情勢はPKO「参加5原則」の停戦合意の要件を逸脱しており、自衛隊は即時撤収しなければならない。だが稲田朋美防衛相は内戦状態にある南スーダンには危険だから行かず、ソマリア沖アデン湾で海賊対処活動中の自衛隊を視察後の記者会見(八月一四日/カタール)で「現時点でPKO参加五原則は満たしている。PKO協力法上の武力紛争が新たに生じたということではない」などと無責任に言うのだ。安倍政権は、平和構築にむけた外交努力を放棄し、自衛隊を内戦に投入して「人を殺し、殺される」軍隊へと踏みだそうとしているのだ。隊員の命の弄びを許さず、戦争法発動を阻止していこう。

稲田防衛相の
無責任な詭弁
集会は、「憲法違反の戦争法廃止!戦争する国絶対反対!憲法改悪絶対反対!戦争法の発動を止めよう!」のシュプレヒコールで始まった。
小西洋之参院議員(民進党)は、「参院選挙で改憲勢力に三分の二をとられた。しかし違憲の法律は無効だと言い続けていこう。安倍政権は、憲法審査会を開こうとしているが、憲法違反を追及し打倒していこう」と表明。又市征治参院議員(社民党)、田村智子参院議員(共産党)も発言した。
内田雅敏さん(「戦争をさせない一〇〇〇人委員会」)は、「参院選挙と都知事選は残念な結果だった。しかし厳しい状況であるからこそ、命を軽んじる安倍政権を許さないことを確認しておきたい。北東アジアの平和のためにアジア民衆との共同行動でもある」と訴えた。
さらに解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会、戦争する国づくりストップ!憲法を守り・いかす共同センターからアピール。
山岸良太さん(日弁連憲法問題対策本部)は、「南スーダンは、大統領派と副大統領派の内戦状態にある。停戦協定も破棄されている。大統領派は、PKO増派に反対している。危険な状態で自衛隊に『駆けつ
け警護』をやらせようとしている。自衛隊員の命が失われる危険性があり、民衆の命が奪われようとしている。日弁連は、安保法制に反対し、運用させない」と発言した。
続いて障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会、日本国際ボランティアセンター(JVC)がアピール。
最後に沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックは「高江ヘリパッド建設反対派に対する機動隊の暴力を糾弾し、辺野古新基地建設をはじめ沖縄から基地を撤去させよう。本集会後、この場で『沖縄への弾圧をやめろ!知事提訴・高江・辺野古8・19 緊急行動』を行うので参加してください」と呼びかけた。   (Y)

8.6〜7

山谷夏祭り2016

アベノミクスは格差と貧困を拡大

リオの反五輪デモが映し出される

 【東京北部】八月六日(土)、七日(日)の二日間、山谷・玉姫公園で山谷夏祭りが行われ、多くの労働者が参加した。
 山谷労働者福祉会館に八月六日午前一一時に集合した実行委員会の仲間は簡単な打ち合わせの後、公園へと物資を運び込み、屋台や、盆踊りのやぐら、ステージなどの設営を開始。
 三時からは共同炊事(炊き出し)の準備と共に、恒例のアルミ缶の買い取りも開始。このところ値段が下がっているアルミ缶だが夏祭りでは相場よりも少し高い一二〇円での買い取り、そして、アルミ缶一〇個で「五〇ワッショイ」(五〇円券)一枚との交換のBコースもある。これは三〇個まで。お金がなくても祭りを楽しめるようにと何年もかけて工夫して来たものだ。
 四時半から共同炊事で腹ごしらえをして祭りスタート。ひとさじの会のお坊さんによる追悼の後、ステージ開始。初日はカラオケの後、フォークの中川五郎さん、缶カラ三線の岡大介さん。二日目はジンタラムータ、ソウルフラワーユニオンの中川敬さん、夏祭り常連のジャズサックス奏者Swing MASAさん。
 屋台では山谷周辺で野宿者支援の活動を行っている各団体の他、明治公園での野宿者排除に反対して闘っている仲間や、オリンピック反対運動に取り組む「反五輪の会」、沖縄の反基地闘争と連帯する「辺野古リレー」や「ゆんたく高江」、「福島・被ばく労働者とつながろう有志」など様々な仲間が参加し、祭りを盛り上げてくれた。
 七日はちょうどリオ・オリンピックの開会式と重なったが、当日の現地での反対デモの様子がプロジェクターで夏祭り会場にも映し出された。リオデジャネイロではファベーラ(スラム)など低所得地域の住民が排除にさらされ、アムネスティ・インターナショナルも五輪開催を前にしたブラジルで、警察による殺害が「急増」していることを告発している。
 アベノミクスのインチキの下で格差と貧困の問題はさらに深刻の度を増している。秋の臨時国会でもフレックスタイム制の見直し、高度プロフェッショナル制度(残業代ゼロ法案)など戦後労働法制を破壊する攻撃が準備されている。反撃の準備を!   (板)


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