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    かけはし2016.年9月19日号

日韓労働者は連帯して資本と闘う!


8.26

最低賃金1万ウォン、首切り自由絶対阻止

朴槿恵政権による抑圧許すな

日韓労働者連帯交流集会を開催


ゼネストと民衆
決起で闘った!
八月二六日午後六時半から、東京・文京区民センターで、「最低賃金1万ウォン獲得、首切り自由絶対阻止、朴槿恵政権の労働者抑圧攻撃と闘う韓国労働運動8・26日韓労働者連帯交流集会」が全労協などの作る同実行委によって開催された。
この集会では民主労総が労働法改悪、首切りに反対して数万の労働者が戦闘的に決起する様子を描いたDVDが放映され、韓国労働者の闘う息吹が会場をおおった。最初に全労協の金澤議長が歓迎のあいさつを述べた。次に、キム・チャンゴンさん(民主労総仁川地域本部・本部長)ら六人の訪問団が紹介された。
続いて、キム本部長が詳細なレジュメを用意し、二〇一五年から二〇一六年の闘い、そして来年の大統領選をみすえた闘いの課題を明らかにした。
二〇一五年一一月、ソウルで朴退陣を求める一三万人集会を成功させた。ハン・サンギュン民主労総委員長が逮捕され、懲役五年の重刑が宣告された。労働法制改悪反対は闘いによって、ストップしたままだ。四月の総選挙では与党セヌリ党を過半数割れに追い込んだ。だが総選挙共同闘争本部が推薦した当選者は三人のみにとどまった。七月二〇日、「労働法制改悪撤廃」、「財閥責任全面化」、「最低賃金1万ウォン獲得!」、「週35時間労働によるワークシェアリング」、「間接(特殊)雇用労働者及び教職公務員の労働基本権保障」を掲げて、全国で同時多発的に一〇万人の労働者が参加しゼネスト総力闘争大会を開催した。九月に第二次ゼネスト、一一月、二〇万民衆決起を実現し、朴政府へ打撃を与えようとしている。そして、二〇一七年大統領選へ。
報告の最後に、民主労総がぶちあたっていることは@集中的弾圧A財政問題B民主労総が結成二〇年を超えて、組合が高齢化していることだと明らかにした。
そして、質疑応答を行った。 こちらの話の方がより具体的で分かりやすいのでやや詳しく報告する。

韓国の労働者は
どう闘ったのか
質問 最賃一万ウォンをめざすとしているが現在の韓国の最賃はいくらか。一一月の労働者大会の準備は。
答え 来年の最賃は六四七〇ウォン(日本円で約647円)。最賃に満たない労働者が労働者全体の三〇%、四〇〇万人くらいいるのではないか。特に女性労働者が虐げられている。非正規はこの状況にある。格差が拡大している。非正規は正規の六五%の賃金しかない。最賃だけの要求でストに入るのは困難だ。なぜなら、民主労総は最賃状況の労働者はいない。つまり、現代自動車・起亜自動車などの正規労働者の組合だからだ。しかし、労働者代表制をかけて闘わなければならない。来年六月にストを組む。
一一月民衆総決起大会の準備について。昨年は一三万人が集まった。これは主催者も予想していなかったことだ。朴政権への怒りが非常にたかまっていたからだ。朴大統領が「組織部長で、助け船を出してくれている」という感想が出るくらいだ。中央からの組織指令ではなく、地域から組織化をしていきたい。自信を持っている。
質問 組織率は? 非正規の闘いは? 革新が割れていると報告したが対立点は?
答え 一九八七年の大闘争によって民主化を勝ちとった。その時、二八%の組織率。それから新自由主義・リストラがあり下がった。今は一〇%を割っている。韓国労総が四・五%、民主労総が三・五%。戦略的組織化ということで地域・産別をやっているが難しい。韓国にもベビーブーマー世代があり、これから引退の時期に入る。組織率が下がるだろう。死活問題なのでリタイアした人を組織することを始めている。
非正規の問題。正確な統計がない。一八〇〇万賃金労働者のうち九〇〇万人が非正規と言われている。
進歩的政党の分裂問題。こう言われている政党は四〜五つある。難しい問題がある。最初に民主労働党が作られたが統合進歩党に変わり、それから分裂が繰り返された。価値観の違いがある。ポイントは覇権主義=ヘゲモニー争いだ。大きな傷となって残っている。来年の大統領選に向けて、勝利の道のために、民主労総は政策代議員大会を初めて行ったが、はっきり結論が出せなかった。仁川では八月一八日、各野党を呼び、公開討論会を行った。基本的にはいっしょにやっていかなければならないという態度表明だった。しかし、ただし書き条項がある。ある人は、ヘゲモニー争いの総括が必要だ。別の人は理念的に偏っている。また他の人は分裂が激しかったので傷を癒す期間が必要だ。無条件で一つになれる状況にない。共にいっしょにやれると言うのだから、やるべきだと思う。民主労総がこの事態を打開していかなければならない。
質問 若い人の参加は? 闘争のエネルギーはどこから? 文化活動は?
答え 若い活動家はいる。人材育成のためにがんばっている。とりわけ社会運動ではがんばっている。韓国社会は捨てたものではない。闘いのエネルギーは、自分は認められない、不当と思う気持ちだ。優しい資本家はいない。悪質だ。弾圧をされれば爆発する。文化活動について。私も文化活動出身で三〇年やってきた。今、韓国の集会のやり方、闘いの仕方はこれでいいのか悩んでいる。韓国の集会はうんざりする。一〇年前に日本の集会に参加し、つまらないと思ったが、今は日本の集会を見習う点もあると思う。世の中を変えるようにしたい。
質問 郵政ユニオンで、定年制の導入によって、解雇され訴訟で闘っている。韓国ではどうか?
答え 解雇をしやすくする制度は二つある。一つは懲戒解雇。二つ目は整理解雇(経営の危機などを理由に)。三つ目を導入しようとしている。これは一般解雇と呼ばれている。経営者が社員を指名したら成立する。これで一番にねらわれるのは労組活動家だ。非正規定年の問題は韓国の方が深刻だ。韓国では持ち家が多くローンを抱えている。これで雇止めとなるとたいへんだ。
国労と日韓民衆連帯全国ネットが連帯のあいさつを行った。八月二四日、チェ・ジョンジン委員長職務代行が丹波マンガン記念館に「強制徴用朝鮮人労働者像」除幕式出席のために、大阪空港に降り立ったが、そこで日本政府は一〇年前に前科を理由に入国不許可にした。これに対する抗議声明が民主労総・韓国労総から出されていることが紹介され、日本政府を批判した。最後に中小労組政策ネットの音頭により、団結がんばろうでしめた。   (M)

9.11

高江・辺野古の闘いに連帯を

新宿デモで市民に訴え

安倍政権の暴挙に怒り

 九月一一日、辺野古への基地建設を許さない実行委は、「高江へのヘリパッド建設強行を許さない!安倍政権は辺野古新基地建設を断念せよ 9・11新宿デモ」を行った。
 前段集会が新宿アルタ前で行われ、次々とアピールが続いた。
 主催者あいさつが実行委から行われ、「高江現地は緊迫した状態が続いている。メディアはまともに高江の事態を取り上げないなかで毎月の新宿デモによって少しでも連帯の意志を広げていきたい。七月二二日、政府は翁長知事の辺野古『埋立て承認取り消し』に対して出した「是正指示」に従わないのは違法だと福岡高裁那覇支部に訴えた。九月一六日に高裁判決が出る。この日に『九・一六辺野古・違法確認訴訟判決 工事再開許さない行動』(一八時三〇分/衆議院第二議員会館前)を行う。さらに九月二八日に『止めよう!辺野古埋め立て』国会包囲実行委員会主催の『日本政府による沖縄への弾圧を許さない集会』(一八時三〇分/日比谷野外音楽堂)が呼びかけられている。ぜひ参加していこう」と呼びかけた。

私たちは決して
権力に負けない
九月五日から九日まで高江ヘリパッド工事建設阻止闘争に参加した仲間(沖縄一坪反戦地主会・関東ブロック)から現地闘争の報告が行われ、「現地は多くの機動隊と警察、車両で埋め尽されている。指揮しているのは警視庁などだ。しかし、私たちは阻止のための車を並べたが、機動隊に四時間も囲まれた。民間ヘリコプターで資材を運んでいた。七日の集中行動には、二〇〇人が集まり阻止行動を行った」と報告した。
沖縄パンフレット作成委員会(辺野古ゲート前テント村、海上行動/高江連絡会/伊江島「わぴあいの里」/普天間ゲート前抗議行動/嘉手納ゲート前抗議行動)からパンフレット「あなたの行動が“沖縄の民意”を支える」を紹介し、多くの人々に頒布を広げていこうと訴えた。
日本音楽協議会の「ふるさと」 「座りこめ ここへ」 の歌のアピール。
国際自然保護連盟(IUCN)に関わる仲間から「国際自然保護連合は、八月三一日、日米両政府に対し、名護市辺野古を含む沖縄本島の外来種侵入防止対策の強化を求める勧告案を決議した。日米政府に対して勧告を守ることを強く迫っていこう」と報告した。
大城悟さん(沖縄平和運動センター事務局長)は、「ウチナンチューは決して権力に負けない。辺野古の工事は、いまだにボーリング調査さえ終えることができていない。沖縄と全国の仲間の闘いの成果だ。三月の和解で工事は止まっているが、一六日に高裁判決を迎える。政府の弾圧は繰り返されているが、新たな動きが始まるかもしれない。最高裁の闘いも含めて辺野古の闘いは続く。高江の厳しい闘いが続いている。警視庁含めて多数の機動隊が襲いかかってきている。オスプレイの着陸帯が作られようとしている。これ以上の基地機能強化を許さない」と糾弾した。
最後に行動提起が行われ、デモに移った。新宿一帯にわたって「辺野古新基地建設をやめろ!高江ヘリパッド建設反対!」のシュプレヒコールを響かせた。(Y)

9.5

高江ヘリパッド工事やめろ!

私たちは絶対に屈しない

防衛省へ申し入れ行動

 九月五日午後六時半から、辺野古実による定例毎月第一月曜日防衛省行動が取り組まれた。今回は七月から再開された米軍ヘリパッド建設工事に抗議する申し入れ行動であった。
 高江で闘っている仲間が「N1裏から工事が始まり、森林が伐採された。また、大きなフェンスが建てられ、動物が移動できなくなっている。貴重な蝶やフォルストカエルの住み家が奪われた。動物たちが犠牲になっている。沖縄の命を奪ってはいけない」と話した。
 宮古島出身の青年は、宮古、石垣、奄美諸島への自衛隊配備計画とそれに反対する運動が行われていることを紹介し、「有事が起きれば住民は逃げられない。自衛隊基地は絶対に作らせない」と訴えた。

高江に行こう!
東京でも闘おう
前々日高江から帰ってきた女性が現地報告をした。「異常な一〇日間であった。県道七〇号線を真っ暗な時間帯に工事車両など三〇台が非常灯を点滅させながら走っていた。東村の村長は、工事車両は通ってくれるなと要望しているにも関わらず、無視して工事を強行している。座り込みも暴力的に排除している。機動隊と民間警備社員は二四時間立ち尽くし、検問をしたり、拘束している。住民は負けていない。砂利トラを三〇分でも一時間でも止めている。退役米軍人も参加していた。高江は人手が足りない。ぜひ、高江に行こう」。
パトリオット・ミサイル配備反対習志野行動の仲間が千葉県警も高江に行っていることを報告し、九月二五日に千葉県への抗議デモを計画していることを報告した。練馬で闘う仲間は、「やめろ!軍事パレード 観閲式行くな!南スーダン 沖縄にも練馬にも基地はいらない10・10デモ」と自衛隊観閲式反対10・23朝霞デモへの参加を呼びかけた。
戦争法に反対する仲間が行動提起した。9月28日日比谷野音、国会包囲行動。辺野古実が行動提起。10月3日午後6時半、防衛省月例行動。反安保労働者講座など三団体が防衛省に申し入れを行った。  (M)




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