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    かけはし2016.年12月19日号

高江・辺野古に米軍基地を作るな


12.10

最高裁は沖縄の民意に応える判決を

不当な弾圧やめろ、仲間を返せ

日比谷集会・デモに3900人



 一二月一〇日午後一時半から、東京日比谷野外音楽堂で、「―最高裁は沖縄の民意に応える判決を!―高江オスプレイ・パッド、辺野古新基地の建設を許さない!東京集会」が主催:基地の県内移設に反対する県民会議、「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲実行委員会、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会で開かれた。一段と冷え込む寒い一日であったが会場は沖縄と連帯しようとする人々で埋め尽くされ、三九〇〇人が集まった。

差別を許すな
基地をなくせ
寿によるオープニングコンサートの後、主催三団体があいさつした。
仲本興真さん(基地の県内移設に反対する県民会議)が沖縄の思いを語った。
「今日、沖縄でも七〇〇人で抗議集会を開いている。四年前の九月、オスプレイ配備に反対する一〇万人県民集会を行ったが、一〇月一日普天間基地に一二機が降り立ち、その後二四機体制になった。吊り下げ訓練や伊江島でパラシュートが落下する事故が起きている。二〇一三年一月建白書を持って日比谷集会を行った。復帰四〇年経つが沖縄は占領地のごとくふるまわれている。日本の国家のあり方が問われている。SACO合意後二〇年が経つが負担軽減どころか、米軍の機能強化、新基地建設が行われようとしている。断固抗議する」。
「一九九五年に米兵による少女暴行事件が起き、一〇万人の怒りの集会を行った。今年四月には、女性暴行殺害事件が発生した。涙と怒りでいっぱいだ。被害女性の父親は、基地のない沖縄をと訴えた」。
「高江ヘリパッドを年内に完成させると県外五〇〇人、県内三〇〇人の機動隊を動員して工事が強行されている。人権侵害、違法無法が繰り返されている。沖縄平和センターやヘリ基地反対協の事務所に違法捜索を行い、これまで五〇人を超す逮捕が行われ、現在も六人が拘留されている。オール沖縄の運動の広がりの委縮をねらったものだ。一日も早い釈放を。警察庁に強く抗議する。機動隊は沖縄から出ていけ」。
「福岡高裁那覇支部の判決は司法の堕落だ。最高裁は法の番人として歴史に耐える見識を示せ。アメとムチにも関わらず、翁長知事、稲嶺名護市長が誕生した。これは皆の力だ。民意はくだった。伊江島でのF35ステレス戦闘機用の拡張工事、高江ヘリパッド、辺野古新基地建設は一体のものだ。基地にしばりつけようとしている。断じて許せない。弾圧の強化は追い詰められているからだ。法を犯している者に未来はない。希望をもってがんばろう」。仲本さんの提起に会場からは同意する拍手が何回も起きた。

全国 都道府
県で同時行動
次に青木はつ子さん(「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲実行委員会)が「高江の弾圧は許しがたい。怒りが増してくるばかりだ。オスプレイの危険な吊り下げ訓練をやっている。『土人、シナ人』発言を容認する大阪府知事、差別ではないと内閣決定をした。断じて許せない。翁長知事に対するゆさぶりを行っているが、敵が誰かを見据えて運動していかなければならない。東京の地から沖縄の声を発信していこう」と力強くあいさつした。
高田健さん(戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会)は「今日、三三都道府県、三七カ所で沖縄連帯行動がやられている。トランプの差別と排外主義、大資本の手先の手法は世界的に蔓延している。これは決して外国のことではなく、安倍も危険な潮流のひとつだ。沖縄はこれと真っ向から刃向かっている。来る総選挙では野党が連携すれば六〇選挙区が逆転するとされている。沖縄と連帯して安倍を倒す運動をつくりだそう」と訴えた。
続いて、政党からの連帯あいさつがあった。初鹿明博さん(民進党、衆院議員)、笠井亮さん(共産党、衆院議員)、又市征治さん(社民党、参院議員)、糸数慶子さん(沖縄の風、参院議員)。各議員とも沖縄の闘いへ連帯することの重要性と野党共闘で安倍政権を打倒しようと、訴えた。

高裁判決―誤り
の核心は何か!
武田真一郎さん(成蹊大教授)が辺野古埋め立てを認めるとした福岡高裁那覇支部の判決を分かりやすく批判した。
「判決の誤りは二つある。一つは審理の対象を誤った。翁長知事のやったことを審理すべきなのに、仲井真前知事の埋め立て承認を審査した。埋め立てについて翁長知事は第三者委員会をつくり、その結論は埋め立て承認が違法であるというものであった。その結果、翁長知事は埋め立てを取り消した。これが争われた。翁長知事の職権取り消しが違法かどうかをどうかを審査しなければならなかった。裁量行為と非裁量行為があるが、埋め立ては裁量行為で、政策的判断ができる。裁量権は取り消せない。仲井真前知事の裁量権のところを審査し、埋め立ては認める判決を出した。翁長知事が仲井真前知事の埋め立てを取り消したのを審理すれば逆転判決の可能性がある」。
「二つ目は普天間基地の移設先は辺野古しかないという判決。どのような証拠によって判断したのか。海兵隊は沖縄に置く必要がないという森本元防衛相の発言、海兵隊移転は日本政府が拒否したという米政府関係者の発言がある」。
「なぜ、高裁判決が出たのか。裁判所は世論の動向を気にしているが、政府の方も見ている。安倍は軍隊、軍事が好きのようだ。われわれを戦争に巻き込むことをやめてくれ。裁判所に頼らない方がよい。闘いが重要だ。福岡高裁判決の破棄を」。

横田・木更津
から連帯発言
佐高信さん(評論家)のユーモアあふれる発言の後、福本道夫さん(第9次横田基地公害訴訟原告団)が「六つの基地、七つの原告団で闘っている。横田には来年後半から、一〇機のオスプレイを配備しようとしている。これまで横田に七五回、厚木に九〇回飛来している。そのうち、六回ぐらい機体の不良だろうが怪しい動きをしている。オスプレイや戦闘機で事故が相次いでいる。沖縄にも横田にもオスプレイはいらない」と報告した。
佐藤なみ子さん(木更津・オスプレイ来るな・いらない住民の会)が「木更津の自衛隊基地をオスプレイの整備拠点にしようとしている。騒音被害や墜落したら大変なことになる」と配備に反対する報告を行った。弾圧抗議声明、集会アピールを採択した。「高江・辺野古 NO!新基地」のプラカードを掲げるパフォーマンスを会場いっぱいで行い、銀座・東京駅方面へデモを行い、沖縄連帯・基地撤去を訴えた。   (M)

12.5

辺野古実が防衛省前行動

高江の闘いに全力で連帯を

共に現地にかけつけよう

 一二月五日、「高江ヘリパッド工事中止・辺野古新基地建設をやめよ」防衛省申し入れ行動が辺野古への基地建設を許さない実行委員会の呼びかけで行われた。
最初に、高江の行動に参加してきた仲間が現地報告を行った。「四人の逮捕という大弾圧が行われている。しかし、弾圧は抵抗を呼ぶと確信し、それをはね返して闘っている。先週の月曜日は大行動日で二五〇人が参加した。昼過ぎまでトラックを止めた。大勢いれば止められる。現地に行ってほしい」。世田谷の仲間は、区議会で高江ヘリパッド工事の中止を求める意見書の採択を求めて一一月三〇日に陳情し闘っていると話した。
キリスト者平和ネットの発言の後、沖縄の大城悟さん(沖縄平和運動センター事務局長)が「高江で工事は急ピッチで進められ、沖縄の貴重な自然を壊している。基地建設は認められない。心を一つにしながらふんばっている。安倍政権の暴政を止めるのはわれわれだ。一二月一〇日の日比谷沖縄連帯集会を成功させ、沖縄の声を全国に広げよう。ヘリパッド建設を阻止する闘いをあきらめない。負けてはならない。がんばろう」と電話でアピールした。
宮古島出身の仲間は「一二月一日、米軍・自衛隊が机上共同訓練を行った。その地図には宮古島があり、宮古島を『中国からの攻撃に対して、ミサイルで反撃する』拠点ととして扱っていた。すでに与那国島には自衛隊基地が作られた。先島への自衛隊配備は敵からすれば、そこを標的にするのだから島を戦場とするものだ。絶対に基地を作らせてはいけない。反対運動に支援をお願いしたい」と訴えた。
東京都に機動隊の沖縄派遣の中止を求めて住民監査請求をした仲間が経過を報告した。「一〇月一七日に請求したが一一月二一日、意見陳述を開かずに却下した。すべての責任は沖縄の問題だということだ。私たちはこれを不服として一二月二〇日に訴状を提出し住民訴訟を行う。機動隊の暴力行為をやめさせる。われわれの税金(今まで約一億円が使われた)が使われているということはわれわれにも責任がある。

自然破壊の暴挙
絶対許さない!
大仲尊さん(沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック)が力強く闘いのアピールを行った。
「翁長知事が北部訓練場一部返還とバーターに高江のヘリパッド建設を認めたように報じられているがそれは運動に亀裂をもたらすものだ。翁長さんはヘリパッドに反対する姿勢は変えていない。高江の闘いは力強く闘いぬかれている。年内に完成させるために無理な工事をやっている。高江の森がズタズタに破壊され、ヤンバルの貴重な動植物が危機にさらされている。ヘリパッドが完成すれば、人の住んでいる所を囲むようになり、騒音で生活ができなくされる。最後まで奮闘する。闘いは終わったわけではない。北部訓練場返還式典を東京で一二月二〇日、沖縄で二二日に行おうとしているが、東京の式典は最終的に決まっていないようだ。もし東京で行う時は二〇日抗議行動、ない場合は二二日沖縄と同じ日に行う」。
辺野古実の中村利也さんは「高江では逮捕者・起訴者も出ている厳しい、苦しい闘いを闘っている。東京でも連帯した行動を引き続き作っていこう。一二月一〇日日比谷野音集会、来年一月四日防衛省前行動、一月一七日最高裁への申し入れ行動に参加してほしい」と提起した。憲法を生かす会が防衛省に対する申し入れを行った。最後に、日音協の音頭で「ここに座り込め」を歌い、基地建設をやめよとシュプレヒコールを行った。    (M)


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