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    かけはし2017.年5月15日号

新基地にも共謀罪にも反対


沖縄とともに闘おう

4.15

戦争国家への道を阻もう

今ここで暴走STOP

改憲のもくろみ打ち砕け

 【大阪】四月一五日、平和フォーラム関西ブロックと戦争をさせない一〇〇〇人委員会(近畿)主催の集会が大阪市の扇町公園で開かれた。
主催者を代表し、高木敏雄さん(平和フォーラム関西ブロック議長)と仲尾宏さん(戦争をさせない一〇〇〇人委員会・京都)があいさつ。高木さんは、山城博治さんの長期拘留と保釈にふれ、沖縄では「戦後」は死語になっていると感じたと語り、山城さんの全国行脚を支え、早期無罪を勝ち取ると述べた。仲尾さんは、戦争被害と加害を忘れた戦後七〇年だったのではないかと語り、でも諦めずに運動を広げていきたいと述べた。
 来賓のあいさつをした太田健義さん(大阪弁護士会共謀罪法案対策プロジェクト事務局長)は、「政府は、共謀罪法案では市民団体や労働団体は対象にならないというが、条文上はそのようにはなっていない。犯罪を実行しようとすれば、組織的犯罪集団となる。その犯罪には、例えば組織的威力業務妨害も含まれる。基地建設反対や原発再稼働阻止はまさにこれに当たる。該当犯罪を六七六から二七七に絞ったというが、二七七もの犯罪が一度に増えることになる。このようなことが今までにあったか」と述べ、五月二一日に予定している大阪弁護士会主催の大集会への参加を訴えた。

全部まとめて
打ちくだこう
連帯のあいさつを藤本康成さん(平和フォーラム共同代表)、鎌田慧さん(戦争をさせない一〇〇〇人委員会)、尾辻かな子さん(民進党元参議院議員)、服部良一さん(社民党元衆議院議員)が行った。藤本さんは、今村復興大臣の発言「自己責任等」、鶴保沖縄北方担当大臣の発言「土人発言は差別とは言えない」に言及しながら、自分たちと相容れないものにはおごりたかぶった対応をする安倍政権を批判。寺山修司は【身を捨てるほどの祖国はありや】と詩に読んだが、そういう国に戻してはならないと述べた。
鎌田さんは、「安倍政権になってから重苦しい気分になってきた。安倍さんは、世界一安全な国とか、米国と一体の同盟とか大言壮語をするが、私たちは倒すところまでいっていないので、ペテン師的やり方がまかり通っている。共謀罪は労働運動にまっさきにひびく。威力業務妨害による弾圧は沖縄では既に始まっている。大逆事件や関東大震災時の国家緊急権による大杉栄・伊藤野枝たちの殺害、治安維持法による横浜事件の被逮捕者四名の獄死など、明治・大正・昭和の時代に何の罪もない人々が殺されていった。大震災の時は罪のない三〇〇〇人(一説には六〇〇〇人)の朝鮮人が殺された。そして平成は共謀罪」と述べ、原発、沖縄、共謀罪すべてつないで安倍政権を打倒しようと呼びかけた。

共謀罪と治安
維持法は同じ
尾辻さんは、トランプ政権は軍事政権になった。まだ韓国や米国でも言っていないのに、「韓国旅行は気をつけた方がいい」などと挑発している安倍首相を批判。いさましい言葉は要らない、日本がすべきことは別にあるはずだと述べた。
服部さんは、「実際には何もやらなくても罪となる。それは治安維持法と同じだ。米国が軍事挑発して戦争になれば、困るのは韓国であり、若狭や沖縄や岩国だ。政治の役割は、民衆を飢えさせないこと、戦争させないことの二つだ。緊張を煽っている安倍は許せない。韓国の政権交代で東アジアの平和に向けた話し合いが進むことを期待したい。国会では本論に入る前に質問するのは与野党問わず当たり前のこと」と述べ、森友問題の疑惑を追及したいと述べた。

今こそ核燃サイ
クルの断念へ
最後に、池島芙紀子さん(ストップ・ザ・もんじゅ)、大湾宗則さん(米軍Xバンドレーダー基地反対・近畿連絡会)、中北龍太郎さん(戦争をさせない一〇〇〇人委員会・大阪共同代表)の三名が市民団体からのアピールをした。池島さん、「日本政府はいまだに核燃サイクルの維持をやめていない。それは四八トンのプルトニウム政策による」。大湾さん、「二〇一四年から京丹後経ヶ岬の米軍基地でXバンドレーダーが稼働している。これは北朝鮮からのミサイルに対する防衛システムのレーダーだ。北朝鮮は労働党機関紙で、先制攻撃されたら、米軍基地を攻撃すると言っている。それに合わせ、安倍は防衛費を増やし、自主防衛を強化している」。中北さん、「安倍と日本会議は改憲で癒着。この極右支配の空気が強まる中で、その空気を官僚が忖度し、ただ同然で土地を払い下げた。この森友問題の根っこには、安倍の戦争できる国づくりがある。改憲や教育勅語教育もそのためのもの。それを先行的にやったのが森友だった。安倍が続く限り、いずれ日本は戦争に向かう。安倍政権に動揺がある今、できるだけ早く退陣させねばならない」と述べた。
最後に、集会宣言を採択し、二つのコースでデモ行進に移った。    
(T・T)

4.19

辺野古の工事強行、直ちに止めろ

戦争法廃止!共謀罪新設NO!

3500人で日比谷集会

 四月一九日午後六時半から、東京・日比谷野外音楽堂で「辺野古の海の埋立て工事強行を許さない!4・19大集会 ―沖縄と全国の力を一つにして辺野古新基地建設を阻止しよう!─戦争法は廃止!共謀罪の新設反対!─」が基地の県内移設に反対する県民会議、「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲実行委員会、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会の共催で開かれた。会場に入れなかった人も含めて三五〇〇人が参加した。

政府がまたもや
沖縄に差別暴言
野平晋作さん(「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲実行委員会)が主催者あいさつを行った。
「うるま市長選の野党候補の『給食費を無料にする』という公約に対して、古屋圭司自民党選対委員長が、『市民への詐欺行為にも等しい沖縄特有のいつもの戦術』だと批判した。こうしたデタラメな批判は沖縄の闘いを弾圧してもよいという世論につながっていく。非暴力の直接行動をあざ笑うことを許せない」。
「東京MXテレビ問題、共謀罪は運動を弾圧・萎縮させるものだ。山城さん弾圧は共謀罪の先取り。戦争法・共謀罪は戦争につながっている。辺野古埋め立ての護岸工事が強行されようとしている。あきらめることなく、決して屈しない」。

山城博治さんの
熱烈アピール
沖縄からの訴えを山城博治さん(県民会議)が行った。
「四月二〇日に護岸工事強行があるかもしれない。私の逮捕・勾留に対して、たくさんの激励をもらった。権力の幽閉に打ち勝った。ありがとうございます。不当弾圧は辺野古・高江基地建設にノーを言い続ける県民への弾圧だ。六つの容疑で取り調べがあり、共犯関係を聞かれたが、座り込みに弾圧が及ぶので耐えた」。
「腹を決して、安倍の暴走、戦争への道を許さない。明日から屈せず、力強くはねのけ前進する。われわれの力で政治を変えよう」。
発言の最後に大城さんの音頭で「今こそ立ち上がろう」を会場の参加者とともに大合唱した。

カネには屈しない
沖縄の人びと
次に立憲野党からのあいさつが行われた。
近藤昭一さん(民進党、衆議院議員)。「軍事で平和は作れない。辺野古に基地は作ってはいけない」。小池晃さん(共産党、参議院議員)。「護岸工事を強行しようとしている。県民も知事も埋め立てを止めようとしている。断固支持し、固く連帯する。勝つ方法はあきらめないことだ」。
玉城デニーさん(自由党、衆議院議員)。「自民党政府はカネで沖縄を買収してきた。それに打ち勝ってきたのは正義であり真実だ。経済か平和かで、心の中まで闘いを押しつけた。それに対して『命こそ宝』の精神で闘ってきた。それがオール沖縄につながっている」。福島みずほさん(社民党、参議院議員)。「日本全国の機動隊が沖縄に襲いかかっている。沖縄を無法地帯にしている基地建設を許すな」。糸数慶子さん(沖縄の風、参議院議員)。「自民党は沖縄の闘いを詐欺呼ばわりするが、これまでの沖縄の自民党議員は全員辺野古新基地建設反対だった。それを見事に裏切った。戦争につながるすべてに反対する」。

基地建設強行と
共謀罪は同根だ
次に辺野古問題に取り組んでいる団体からの発言。
機動隊派遣への住民監査請求裁判について、東京の仲間が「五〇〇人以上の機動隊が沖縄に派遣されている。全国で機動隊を派遣しないように住民監査請求を起こしたがすべて却下された。地方自治がちゃんと機能していない。裁判などで闘い、機動隊派遣を何とか止めていきたい」と発言した。
土砂搬出問題について毛利たかえさんが「辺野古の滑走路は地上一〇メートルの高さになる。そのため大量の土砂が必要。福岡、長崎、熊本、鹿児島、奄美、徳之島などから土砂を削り運んでくる。すでに山が削られ、野積みされている。その土砂が海に流れ出し、海洋汚染を起こしている。埋め戻しに有害物質や核廃棄物を使うのではないかと危ぶまれている。戦争に使う土砂はない」と訴えた。
共謀罪反対の訴え。共謀罪NO!実行委員会の中森圭子さんは「衆院で実質審議が始まった。警察権限がますます強化され、監視社会を作ろうとしている。自由にものが言えなくなる。共謀罪を絶対に成立させてはならない」と話した。

朝鮮戦争危機の
平和的解決へ
最後に高田健さんが「辺野古埋め立て反対の署名は一二一万筆になった。五月三日憲法記念日は五万から一〇万人の人が集まる。再び、山城博治さんにあいさつしてもらう。六月一〇日、国会包囲行動を行う」と提起した。そして高田さんは「大規模な米韓軍事訓練を実施し、米空母機動部隊カール・ビンソンが朝鮮半島に向かって航行している。一方北朝鮮は核実験やミサイル発射を行おうとしている。かつてなく朝鮮戦争危機が起きている。安倍政権はこの危機を平和的に解決する努力をするのではなく、トランプを支持している。戦争は沖縄を必ず犠牲にする。軍事的緊張を高める行動に強く反対する」と発言し、しめくくった。集会後、銀座・東京駅方向にむけデモ行進を行った。(M)



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