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    かけはし2018年5月28日号

改憲やめろ!安倍もやめろ


5.3

おおさか総がかり集会に2万人

みなぎる危機感、平和への意思

韓国・沖縄の人びとと共に


 【大阪】ほぼ確実とされていた雨天の予報がはずれ五月晴れとなった五月三日、安倍九条改憲許さない・おおさか総がかり集会の会場となった大阪市扇町公園は二万人の市民で埋まった。これほどの人が参加したのは、二〇一五年戦争法成立前の大集会以来だった。
 笑福亭竹林さん(芸人九条の会)と大椿裕子さん(しないさせない戦争協力!関西ネットワーク)の司会で集会は進行した。竹林さん曰く、「雨にも負けず安倍にも負けず」。

人権を守れ、平和
を作り出そう
主催者あいさつは丹羽徹さん(大阪憲法会議共同センター幹事長)、「七一年前、自由で民主的で平和な国家として日本は出発した。今、九条のいう話し合いによる紛争の解決の必要性はますます明らかになっている。だが、政権を担う人たちは日本国憲法を快く思わない人たちで、変えることに躍起になっている。自民党は三月二五日に改憲提案をまとめた。九条二項を新設し、自衛隊を明記するというものだ。自衛隊を書き込むだけで何も変わらないと説明しているが、自衛権の名の下に戦争をする危険を含んでおり、人権が蹂躙され立憲主義も破壊される。ウソで固められた安倍政権に改憲を語る資格はない。安倍政権には即刻退陣してもらおう。今日の集会を新たな出発点として成功させよう」と訴えた。

共に東アジアの
平和を築こう
立憲野党から連帯のあいさつがあった。
尾辻かな子衆院議員(立憲民主)、「今国会は非常事態だ。野党合同の院内集会のタイトルは、『隠ぺい・改ざん・ねつ造・圧力・セクハラ・文民統制崩壊』だった。これほど立法府を欺いた内閣が今まであったのか。朝日新聞の世論調査では、安倍政権下での改憲に六割の人が反対している。政権に求める九の選択項目の中で、改憲は最下位だった。国民の声を聞かない内閣は退陣してもらうしかない。大阪都構想については二年前の住民投票で決着がついている」。
辰巳孝太郎参院議員(共産)、「朝鮮半島では非核化と平和体制構築で歴史的な一歩が踏まれ、北東アジアの緊張が緩和され、戦争が回避された。安倍政権は、嘘とごまかしと、すりかえと開き直り、憲法を蹂躙し続けてきた政権。公文書も隠ぺいしねつ造する、これは憲法六二条国政調査権の蹂躙だ。臨時国会の召集を無視したことは五三条違反。内閣人事局をつくり公務員を下僕にしたのは一五条違反。セクハラ対応も一三条違反だ。この安倍政権に憲法を語る資格はない」。
福島瑞穂参院議員(社民)、「安倍総理は憲法に自衛隊を明記すると表明。安倍総理に質問した、この自衛権には集団的自衛権の行使も入りますねと。その通りだという答え。明記される自衛隊は、国土防衛・災害救助のためではなく、世界で戦争する自衛隊だ。戦争しない国から戦争する国へ、そんな改憲は許せないことを確認しよう」。
大谷啓元衆院議員(自由)、「喧嘩が起こった時には、こぶしを振り上げて喧嘩をするのが男らしい。これが安倍さんの小児的な考えだと思う。しかしそんなことで、日本が守ってきた平和をないがしろにされるわけにはいかない。憲法をないがしろにする政権に憲法を改正する資格はない。言葉ばかりが先行して、国民の暮らしは少しもよくならない。もう一度国民が目を覚まして、安倍政権を打倒してまともな政治を作りあげるべきだ。野党結集のかなめとして頑張りたい」。

香山リカさんが
連帯のあいさつ
全国市民アクションから連帯のあいさつを香山リカさん(三千万署名の発起人の一人・精神科医)が行った。
「昨年九月四日に東京で三〇〇〇万署名運動のスタートの集会をしたときは不安だった、たくさん集まるだろうかと。それから半年強の今日の時点で一三五〇万筆集まっているという報告を東京有明の集会でしている。皆さんの粘り強い取り組みと野党の追及、圧力に負けないマスコミの取り組み、特に三月二日に朝日新聞に載った財務省の公文書改ざん報道、それらにより多くのことが明らかになってきた。改憲を望まない、特に、安倍政権の下での改憲は望まない人が圧倒的に多くなっている。自民党の中でも、『改憲の機運が続かなくなった、もう改憲の発議は難しい』という意見がある。今日のような集会が効いている。一人一人が集まって膨大な数になる。それが報道されたら、政権側もそれを見て脅威を感じる。
安倍総理は二〇一三年から一五年にかけて、『積極的平和主義』をよく言っていた。この言葉はノルウエーの平和学の学者がつくった言葉で、戦争をしないことが平和ではなく、戦争の原因となる社会の中の貧困や差別・暴力をなくすことを意味する。安倍総理は、米国などと共同して世界の平和のために打って出る(武力行使)ことも積極的平和主義だと言っていた。それが間違いだということが、今わかってきている。東アジアでも大きく状況が変わろうとしている。やっぱり人々を動かすのは、平和だ。核で武装し、戦争を続けて国を強くするのがいいことだとは誰も思っていなかった。私たちが目指してきたことは正しかったのだ。そのことを今こそ確認するときが来た。アジアの人々に、私たちは皆さんと一緒に平和をつくっていきたい、私たちはずっと憲法を大事にしてきたということを、胸を張って言おう。沖縄の差別をなくし、国内でも積極的平和主義で行こう。きっと憲法は守られる。でもそれに安心しないで、安倍政権退陣の一歩先のことを考え、アジアに平和を一緒につくっていこう」。

深刻化する子ど
もたちの貧困
川口真由美さんとおもちゃ楽団による心をつなぐコンサートがあった。沖縄辺野古の『あきらめない』、韓国セウォル号沈没事故の『真実は沈まない』などの歌。歌と一体となって、集会参加者の気持ちが高揚していくのが感じられた。
各界からのスピーチが続いた。 
木村真豊中市議(森友問題を考える会)、「森友問題は本当なら一年前に終わっている話だが、安倍政権が辞める気がないなら、市民の方から辞めさせるしかない。もう一押し、安倍政権を退陣へと追い込もう。同時に、松井維新の責任も追及していく」。
古川さん(子どもの未来を考えるママの会)、「愛しい我が子の未来のためにも、今の社会の変化に危機感を感じてデモに参加した。養護教諭として保健室から見た子どもたちの貧困の実態は本当に深刻だ。自分の子どもも、今までに出会った子どもたちも、これから出会う子どもたちも、みんな大切にされる社会をつくりたい」。
山本さん(平和委員会青年学生部)、「毎年五月三日に全国で、若者一〇〇人に聞く憲法アンケートを実施してきた。今年は、天王寺で行った。その結果は、憲法を変える:二割、変えない:三割、残り:五割わからない。憲法九条変える:一割、変えない:六割、理由は、戦争したくない、今のままで問題ない。平和のために何かやりたい:九六%。世界の流れは軍事力の強化ではなく対話による平和外交であることを証明する南北首脳会談だった」。
陣内さん(STOP!辺野古新基地建設大阪アクション)、「四月下旬の辺野古座り込み五〇〇人行動は、六日間一日も五〇〇人を割ったことがなかった。述べ、四七八〇名がキャンプシュワブゲート前行動に参加し、ダンプ六〇〇台の搬入を阻止した。一人一人が行動することで工事を遅らせ、工事を断念させることができる。これからも辺野古の行動に参加しよう」。
集会後は、三方向に分かれて約一時間〜一時間半のデモコースでデモを敢行した。(T・T)

5.3

渋谷メーデー集会

野宿者・失業者・日雇
労働者は団結しよう


共同炊事で
腹ごしらえ
 五月三日、渋谷で野宿者・失業者・日雇労働者メーデーが行われた。 渋谷ではオリンピックに向け、様々なところで再開発が行われ、野宿者は次々に居場所を奪われている。明治公園は新国立競技場建設のため廃止され、野宿者は強制的に排除された。宮下公園は三井不動産によって商業施設へと工事中である。完成後にビルの屋上に公園が作られるという。   
 会場の渋谷・美竹公園では集会開始時間の二時を前に渋谷や山谷の仲間が集まり、共同炊事によるメシ作りが行われた。メニューはマーボなす丼。でき上がる頃には参加者も続々と集まり、腹ごしらえをして集会へ。

五輪を口実の
排除を許すな
渋谷の仲間の司会で始まった集会では山谷労働者福祉会館、山谷で職質を拒否したところ不当逮捕された仲間、渋谷のじれん、ドイツから来たスポーツジャーナリストのアンドレアさん、自由と生存のメーデー実行委員会、東京南部労組、労働法連絡会、宮下公園寝る会議、明治公園国賠の仲間がそれぞれ発言し、日雇労働のこと、排除のこと、オリンピックをめぐる様々な問題、安倍政権による働き方改革の危険性、などさまざまな観点から問題提起を行った。
三時からはデモに出発。途中、封鎖された宮下公園を通るところで約一〇〇人のデモ隊を二つに分け、一隊が歩道橋を通って工事中の宮下公園を確認する。
再度合流し、原宿まで「オリンピックによる野宿者排除やめろ!」「職質やめろ!」「俺たちは闘うぞ!」と声をあげながらデモを貫徹した。                  (板)

5.21

危険な老朽原発動かすな

STOP「東海第2」再稼働

首都圏連絡会結成

五月二一日、「とめよう!東海第二原発・首都圏連絡会」の結成集会と記者会見が、午後五時から参院議員会館で行われた。記者会見には茨城県東海村元村長の村上達也さん、ルポライターの鎌田慧さん、脱原発・東電株主運動の木村結さん、再稼働阻止全国ネットワークの柳田真さんらが参加した。会場は関東各地で反原発運動に携わっている人びと、野党国会議員や事務所スタッフ、自治体議員、福島からの避難者、関東各地で反原発運動にたずさわっている人びと、そして各メディアなどが参加して満席となった。地元茨城から二〇人以上が参加したのをはじめ、全体の参加者は百人に達した。関心や危機感の大きさを実感させた。

茨城県内6割の
自治体が反対
日本原電は、東海第2原発の再稼働(二〇年延長申請)を昨年一一月二四日に申請した。一九七八年一一月二八日に運転を開始した東海第二原発は、今年の一一月二八日で四〇年を迎える老朽原発。その危険な東海第二をさらに二〇年にわたって運転延長させようというのだ。原発の運転継続は「原則四〇年」と定められている。こうした住民の安全・健康・生活を無視した目論見を許してはならない。茨城県内四四市町村のうち、六割の二七自治体で「二〇年延長反対、再稼働反対」の意見書が可決されている。
首都圏各地の反原発運動の力を一つにして、東海第二の運転延長・再稼働を阻止しよう(詳報次号)(K)


 



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