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    かけはし2018年6月18日号

オスプレイはどこにも飛ばすな


6.5 民衆連帯で東アジアに平和を

韓国・沖縄の人々と共に

総がかり行動が集会・デモ


横田基地にも
オスプレイが
 六月五日午後六時半から、東京・日比谷野外音楽堂で「オスプレイ飛ばすな!6・5首都圏行動」が戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委の主催で開かれ、三一〇〇人が参加した。
 藤本泰成さん(戦争をさせない1000人委員会)が「オスプレイは内外で事故を起こしている。横田基地に配備されている空軍のCV22は海軍のMV22に比べて事故率は倍以上になっている欠陥機だ。二〇一三年にオスプレイ配備反対の沖縄上京団が集会・デモを行った。沖縄配備のオスプレイは今や本土中を飛び回っている。沖縄の空を守れなければ、日本の空も守れない。命の闘いに飛び立とう」と主催者あいさつをした。

特殊作戦部隊
用のCV 
次に前田哲男さん(軍事評論家)が問題提起を行った。
「朝鮮半島が非核化と戦争状態の終結に向けて動いているのに、安倍はそれに敵対し戦争を煽っている。横田へのCV22配備もその一環だ」と批判し、横田基地の歴史的役割とCV22配備の意味について報告した。
「横田基地の役割について。一九五〇年朝鮮戦争時、横田はB29の出撃拠点だった。ピョンヤンなどにナパーム弾を落とし焼き払った。一九五二年七月だけで一二五回出撃している。一九七六年から九二年まで米韓のチームスピリット演習に参加している」。
「普天間のMV22は海兵隊の輸送用だ。横田のCV22は特殊作戦部隊用だ。隠密・低空飛行・急襲作戦に使われる。横田にCV22が来るのは、軍・軍連携だ。横田には自衛隊の航空総隊司令部がある。日米ガイドラインでは同時に効果を生むように、適切に協力するとある。陸自も一七機のオスプレイを導入する予定だ。辺野古新基地建設、イージス・アショア導入、オスプレイの導入は一体のものとしてある。それを阻止し粉砕しなければならない」。

どこにもいらな
い危険な欠陥機
国会議員から、近藤昭一さん(沖縄等米軍基地問題議員懇談会会長)と照屋寛徳さん・うりずんの会(沖縄出身国会議員)が連帯のあいさつを行った。照屋議員は「オスプレイは飛行ルートを守らない。夜中まで飛び交っている。低周波爆音に耐えられない。怒りを、抗議の声を上げなければならない。沖縄では配備反対で一〇万余人が抗議集会を開いた。首都圏では一〇〇万、一千万人集めなければダメだ」と檄を飛ばした。この集会には伊波洋一、糸数慶子、福島みずほ、吉良良子、赤嶺政賢各氏ら国会議員も参加した。
鎌田慧さんの発言の後、岡田尚子さん(憲法東京共同センター)と青木正男さん(東京平和運動センター議長)が横田地元からの報告を行った。
「横田基地周辺には五一万人が生活している。青梅、武蔵村山、あきる野市などオスプレイが飛び交っている。落ちてこないかと心配だ。オスプレイが飛ぶのを見つけると『NO!オスプレイ』のカードをもってアピールしている。座り込み抗議行動は一〇年になる。工夫をこらして市民に理解してもらう行動を続けている。日本のどこにも基地はいらない。それは世界中とつながっている。基地強化をしている日本政府を変えよう」。
青木さんが横田基地をめぐる過去の事故の例を紹介し、民間機では飛べないのに、オスプレイが飛べるのは日米地位協定があるからだ。見直しを求めよう。六月一七日横田デモを行うと報告した。
平良文男さん(オスプレイ来るな いらない住民の会)は「千葉県木更津の航空自衛隊でオスプレイの整備を行っている。整備基地でも反対だ。米国では五つの州でしか飛べない。木更津上空は羽田空港空域や横田空域がありとても混雑している。危険なオスプレイはいらない」と話した。
厚木基地爆音防止期成同盟など訴訟団が壇上に並んだ。普天間訴訟の高橋さんが「普天間基地のゲート前で五年半、毎朝抗議の声を上げ続けている。子どもたちの命を守るためだ。普天間基地撤去の約束の日まで二五八日だ。必ず基地を撤去させる」と決意表明した。

韓国キャンドル
運動との連携
次に、韓国からきた二人の仲間が紹介された。韓国からの仲間の発言。「私は進歩連帯、退陣行動からやってきた。キャンドル行動は二三回行われ、延べ一七〇〇万人が参加してパク・クネ大統領を退陣に追い込んだ。一九六〇年の市民革命以来の市民行動によって政権を交代させた。第一段階の勝利、意味ある変化が起きている。平和と自主統一のキャンドル革命へと発展させる。戦争の国づくりのアベを退陣させる。東アジアの拠点になる。不可逆的平和のために連帯していこう。共に勝利しよう」。
この日、参加した全員に携帯用のキャンドルが配られた。これは韓国からの仲間たちが集めて贈ってくれたものだ。会場では連帯を込めて、キャンドルが振られ、日韓民衆の連帯が強まった。集会決議が採択され、都心をデモした。(M)

6.9

「止めるぞ土砂投入」集会

辺野古の海をこわすな

平和を作り出すための正念場


 六月九日午後六時半から、東京・文京区民センターで「止めるぞ!土砂投入6・9集会」が辺野古の海を土砂で埋めるな!首都圏連絡会の主催で開かれ、予備の椅子がいっぱいになる三一四人が集まり大盛況だった。
 〈語やびら沖縄〉もあい練馬の仲間が「四月九日に相談会を行い、首都圏連絡会を作り、リーフや旗も作った。二三団体一個人が参加している。土砂投入問題についてまだ知られていない。いろんな形の取り組みをやり大きく盛り上げたい」と主催者あいさつをした。
 次に、沖縄から山城博治さん(沖縄平和センター議長)がかけつけ、沖縄の闘いの現状と展望について、講演を行った。厳しい現状の評価などがあったが闘う歌、ユーモラスな替え歌などを披露しながら、参加者の心を一つにして、重大な提起を行った(別掲)。

大手土木資本
にも抗議行動
五つの団体が報告を行った。辺野古土砂搬出反対/首都圏グループは「今後署名活動、院内集会などをやっていきたい」と述べた。Stop!辺野古埋め立てキャンペーン。「埋め立てに関わっている大成建設、五洋建設、戸田建設に抗議をしてきた。関係企業はいやがっている。今後株主総会があるので、株主に広く、埋め立てから手を引くように訴えたい」。辺野古への基地建設を許さない実行委は「二〇〇四年以来毎月防衛省申し入れ行動を行い、最近では月一で新宿デモを行ってきた。今後も継続していく」と話した。
宮古島での自衛隊のミサイル部隊配備基地建設に反対している鈴木さんが「毎年百万人の観光客が訪れる島に基地が建設されている。弾薬庫、射撃訓練場を作る。島には山も川もなく、飲料水は地下水脈に頼っている。そこが基地建設によって汚染されたら島の暮らしは台無しになる。基地が稼働すると六五〇トンもの貴重な水を使う。反対のバスツアーを五〇人の参加で行った。現場を見てほしい」と訴えた。日韓民衆連帯全国ネットワークの尾沢さんは「朝鮮半島は休戦から終戦に向かっている。朝鮮の非核化が言われるが、米国の朝鮮への敵対をやめさせ、在韓米軍の撤退が重要だ。米軍はこの流れに沖縄は影響しないと表明している。こんなことを許してはならない」と話した。
最後に、沖縄一坪反戦地主会の大仲尊さんが「結成した首都圏連絡会はリーフレットを作り、6・24新宿宣伝行動、大成建設など株主総会への宣伝など、首都圏で土砂投入をさせない連続行動を行い、八月に土砂投入となれば、沖縄現地と呼応して座り込みなど大きな行動を起こしていく」と行動提起をした。最後に、山城さんの音頭で闘いの歌を歌い団結頑張ろうを行った。        (M)

山城博治さんの講演から

沖縄を平和のキーストーンに

 翁長知事が病で倒れたが、埋め立て撤回を表明するかどうかが焦点になっている。五月二三日、土砂搬出反対全国協の総会が沖縄で開かれ七都道府県から集まった。土砂は西日本から来るが首都圏でも土砂を送らせない運動を作るという話が報告された。全国でも連帯集会が起こされる。感謝したい。
八月から本格的に土砂の投入が始まる。そうすれば全国から機動隊が二〇〇〇〜三〇〇〇人来るかもしれないし、自衛隊も来るかもしれない。めげず、引き下がるわけにはいかない。ひるまず闘っていきたい。前に進もう。どのような暴力があろうとも今が勝負時だ。

県外から埋め
立て用土砂が
辺野古の海を埋め立てるのに使われる土砂は二一〇〇万立方メートル、八割が沖縄以外から持ってこられる。小豆島、門司、五島列島、天草、大隅などから。一〇トンダンプで二一〇万台分の途方もない土砂だ。辺野古の海を埋め立てないために、搬出地域で反対している。愛媛県議の阿部悦子さんのような人がいる。そして、全国港湾労働組合は沖縄に土砂を送るような船は使わないように、事業者に申し入れた。各県に土砂条例があるが罰則がない。罰則を作るために条例改正をやるように都道府県に要請書を出してほしいと土砂協は訴え行動している。熊本、長崎県知事は考えてもよいと言っている。熊本で知事の指示で、いったん土砂搬出のために山積みにされた土砂を地下四〇メートルの穴に埋め戻しが始まった。鹿児島県大隅半島の土砂搬出のために横一〇〇メートル、縦三〇〇メートルの穴が掘られた。そこに産廃や核廃棄物が捨てられるのではないかと問題になっている。こうしたことは長崎県五島列島でも起きている。
普天間基地の負担軽減で辺野古に新基地を作る、そのために土砂を搬出すると言うが、実は廃棄物処理場を作るのが目的になっている。こんなことが許せるか。

許可条件違反
には取り消しを
辺野古で交通混雑が起きていると問題になるが、残念ながら座り込みは一〇分で排除されてしまう。混雑の原因はダンプの数が多すぎるからだ。それで一〇トンダンプから二〇トンダンプに代えた。すると重すぎて道路が穴だらけになった。これは特殊車両なので特別許可が必要だが許可を取っていなかった。結局二〇トンダンプは止められた。それではトラックではなく、船で持ってくるとした。しかし、バースがないので無理。護岸のための埋め立て地を桟橋に使っているが許可条件以外での使用なので取消できる。
辺野古の浅瀬の方から埋め立てるとしているが、大浦湾は豆腐のような土砂が四〇メートル堆積している。無理だと分かっていて、大幅な工事変更が必要で、知事の許可が必要だ。こうして追及できる事項はいっぱいある。

8月に全国で
行動を起こす
八月に大きな行動を作ろう。万余の人が集まる大集会をセットする。東京駅でも国会でも座り込み、全国で行動を起こす。どうすれば止められるか。翁長知事の病気、どうなるか分からない。問われているのは勇気を奮って撤回してもらうことだ。辺野古の埋め立てをめぐり県民投票を求める署名活動が始まっている。知事の撤回にしても、県民投票でNOの意思が示されても、国交省は仮処分を出して、二週間でゼロベースにし、埋め立てを始める。あきらめないで闘う。翁長知事は「万策尽きたら、ゲート前に座り込む」と発言した。実質的に止まらなくても、県民の先頭に立ち、決意を示すことが重要だ。そうすれば知事を支え、安倍内閣と対峙する。一一月県知事選で再選を勝ち取り、最終的に断念させる。こうした行動を起こせなければ、今のままでは知事選はぼろ負け必至。無力感が漂うだろう。翁長知事に「命を張って闘え」と言う。未来をかけ、存亡をかけた決意を固める。そうすれば必ずや翁長さんは撤回してくれるだろう。知事も議長も首長もゲート前で闘うアメーバー大行動。引いたり押したりの運動を作っていきたい。

平和に向かって
動く東アジア!
朝鮮半島変わりつつある。希望を持っている。和平に向かって動いている。平和でなければ生きられない。一〇〇〇万人の観光の時代がきた。平和がいかに大切か分かる。政府や米軍のひも付きでなく、沖縄だけで自立できている。日中が衝突すれば観光が冷え込む。翁長知事は「東アジアの平和を取り入れたい。基地が阻害要因だ」と発言している。土建業の金秀は「基地は作らないが基地の解体のためなら仕事をする」と語り、観光業の平は、観光が平和の要だとして、翁長陣営を支持した。いま、翁長陣営を一〇〇社が支持している。
石垣、宮古島など先島諸島に自衛隊基地が次々に作られているが、沖縄を平和のキーストーンにしなければならない。再び戦場にするな。希望を持って生きられる地域を作る。(発言要旨、文責編集部)


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