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    かけはし2018年9月17日号

辺野古の海を土砂で埋めるな


翁長さんの遺志を継ぐ闘いへ

沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックなどが集会

 九月六日午後六時半から、東京・文京区民センターで「辺野古の海を土砂で埋めるな!翁長さんの遺志を継ぐ9・6集会」が辺野古への基地建設を許さない実行委と沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの共催で開かれ、三〇〇人が集まった。
 最初に辺野古実の尾沢さんが主催者あいさつをした。尾沢さんは翁長知事の死と県の埋め立て承認撤回の動き、土砂投入を止めさせる県民集会とそれに呼応した全国の取り組みを紹介し、沖縄知事選での玉城デニ―さんを全面支持し、@カンパA現地支援B首都圏での闘いを提起した。

島袋純さんが
語る自己決定権
島袋純さん(琉球大学教授、地方自治論・行政学)が「翁長県政と沖縄の自己決定権」と題して講演を行った。
「翁長さんが目指したものは、沖縄の軍事植民地体制を打破するためだ。自民党政権は沖縄振興策を長年行ってきたが日本の平均の二倍の貧困の固定化、拡大でしかなかった。翁長さんの意思(遺志)を引き継ぐというがその意思とは何か。二〇一四年に島ぐるみ会議が作られて、翁長さんが国連で演説した。そこでは沖縄の自己決定権が否定されていると訴えた。憲法一三条は個人の自己形成権を認めているが集団の権利についての言及はない。一九九六年、地方自治分権委員会で、地方自治体は自治権、自己決定権を持つとされ、地方と政府が対等だとした。沖縄自民党も二〇一二年の選挙の時これを使った。人民が自決権を持つ、政治的地位の自由を追求する権利。主権国家を形成していく、分離独立する権利」。
「翁長さんの父親は保守の村長・市長だった。一九五五〜五六年にこじき行進を行い、集会の自由や土地の権利を勝ち取っていった。翁長さんはこの経験を引き継いできた。翁長さんの最後の言葉は『沖縄が一つになるととてつもなく大きな力になる』というものだった。沖縄が人々の自由と権利を守るための一つの政治的共同体として立ち上がっていくことこそ、沖縄の自治を支える基盤だとした」。
「翁長さんの意思は権利を守るために沖縄を一つにして、権力に対峙することだ。われわれにできることは@国会を包囲する闘いAすべての平等・自治を作り上げていくことにつなげていくことだ」。

知事選必勝へ
大きな支援を
本村紀夫さん(一坪反戦地主会関東ブロック)が辺野古の座り込みをスライドを使いながら闘いの報告をした。続いて、神奈川の島ぐるみ会議と神奈川を結ぶ会が「沖縄県人会は政治を挟んで分断されている。翁長さんが那覇市長だった時、『保守と革新を乗り越えるアイデンティティーを持たなければいけない』と発言していた。基地経済に頼らない在り方が重要だ。沖縄を蔑視するアベを引きずり下ろすには辺野古の海を守ることだ」と語った。千葉・松戸「沖縄とつながろう!」実行委は「九月三日千葉集会が開かれ、五〇〇人参加、カンパ四〇万円が集まった。九月二一日、『米軍が最も恐れた男その名は、カメジロー』上映と山城博治さんの講演会を行う」と紹介し、発言者の出身の、宮古島での自衛隊基地建設の状況に触れて反対する意見を述べた。埋めるな連・東京東部集会実行委が「本土から沖縄が見えないが沖縄からは見える。宣伝行動で、高校生が自分たちの問題として考えたいので資料を欲しいと言ってきた。こうした人々に声を届けることだ。防衛省行動や国会包囲での闘いをもっと作り出すことによって、この事態を打開したい」と発言した。
三線と唄:垣花暁子さんと琉球舞踊:与儀睦美さんの優雅で力強い演奏と踊りがあり、会場も一体となり大いに盛り上がった。最後に、翁長さんの遺志を引き継ごうというプラカードを掲げて、沖縄知事選必勝を誓い合った。   (M)


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