かけはし重要記事

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                               かけはし2000.5.15号より

第6回野宿労働者統一メーデー

東京都は自立支援センター早期開設の約束を守れ
 5月1日、今年で6回目となる野宿労働者統一メーデー、通称「新宿メーデー」が行われた。参加者は約600人。12時半より新宿・柏木公園で集会が行われ、新宿、渋谷、池袋、山谷など都内各地の仲間を始め、横浜・寿の仲間の発言を受け、デモに出発する。
 途中、東京都庁ではこの間全都で集められた約1500人分の自立支援センター早期開設を求める署名を持って、代表団が交渉に向かう。
 自立支援センター事業は4年前に東京都と23区による「都区検討会」によって計画され、当初は強制排除を正当化するための受け皿的なものとしてあったため、新宿連絡会をはじめ野宿者団体は反対していたが、排除の受け皿としないことや当事者団体との交渉に応じるなどの確約を勝ち取る中で、自立支援事業を活用する方向へとシフトしていった。
 昨年には年内実施という確約を交わしながら、自区内に施設を作りたくない各区の対応などによって、本格的な実施をみることができず、年末になって、かろうじて既存の施設を利用しての暫定実施が行われた。
 暫定実施の入所枠は30人と極めて少なく、各区一人から二人であったが、春までの間で延べ41人が利用し、そのうち34人が仕事に就くことが出来た。
 デモの解散地の新宿中央公園では代表団が拍手で迎えられる。「なんとかメドが立った」「五月か六月には正式決定」という報告を受け、これをキチンと実施させるために、さらに闘っていこうと全体でシュプレヒコールを上げ解散した。
 自立支援センターはそこに住所を置いて仕事をさがせる施設であり、その実施は大きな前進に他ならないが、戦後最大の失業率の中で都内約5千人、全国では3万人以上と言われる野宿の仲間が仕事を確保するのは極めて困難であると言わなければならない。失対事業の再開など、仕事を出させる闘い、また、センターの中での処遇の改善を勝ち取って行く闘いが今後問われることになる。
 秋には国に攻めのぼる全国闘争が予定されている。野宿労働者の闘いにさらに大きな支援を。(板)


セクシャルマイノリティの労働権確立のために
にぎやかにレイバーズマーチ

 5月1日、各地でのメーデー繰り広げられている中、新宿の地で第2回セクシャルマイノリティレイバーズマーチが40人の結集で開催された。これは、メーデーにちなんで、二年前に「メイデーをゲイデーに」のスローガンのもと開催されたのがきっかけで、今回のパレードに結実したものだ。
 セクシャルマイノリティレイバーズマーチは、セクシャルマイノリティ(性的少数者)であっても労働組合をはじめ、労働権を主張していこうということが大きな目的でもある。例えば、エイズの検査をしただけで会社に知れ、「ホモ」だとか「エイズ」だと言われ、退職を強要されるというケースも存在している。
 しかし、本人が怒りを持ち闘うに至っておらず、当該の社会的信用の喪失に対する恐れなどが理由とされ、なあなあのまま事件が「もみ消される」ということもある。パレードは、セクシャルマイノリティであっても社会的存在者として肯定的にアピール(エンパワーメント)し、新木場で発生した少年たちによるゲイ殺害など否定的風潮を許さず、労働権に迫る画期的なものだ。
 パレードでは、ゲイ、レズビアン、バイセクシャル、トランスジェンダー、ドメスティックバイオレンス(夫・恋人からの暴力・DV)被害者、性的虐待被害者などが参加していた。主催者から簡単なあいさつのあと、参加者からのアピールと続いた。
 「ドメスティックバイオレンスに反対するおんなたちの会(一日共闘)」の仲間からは、「DVというものがパレードという手段で社会的に訴えることなどできないと思っていた。DV被害者は夫や恋人から逃げていることが精一杯です。しかし、セクシャルマイノリティの人々のカミングアウト(自分の性的立場を社会的に表明する)に勇気づけられ参加しました」と発言。
 HIV感染者を中心としてサークル活動を進めている「サークルホン」の仲間からは、「今日も天気で、自分も雨だったら健康上の理由で参加できないと思っていたが、参加できて嬉しい。HIVやゲイ差別のない社会にしてゆきたい」と発言した。集会の後、思い思いのプラカードや横断幕を手に元気にパレードした。       (S)
セクシャルマイノリティのためのホットライン開設!
ヤジウマ会議、フリースピーチに関する問い合わせは http://www.fairy.net/~power/power.htm


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