| 11.13名古屋、11.21三里塚、11.28静岡集会に結集を かけはし2004.10.18号 |
【大阪】十月三日、エルおおさかで「空港はいらない! 10・3関西集会」が実行委員会の主催で開かれた。最初に実行委員会を代表して、委員長の恩田怜さん(神戸市会議員)があいさつをした。三年前に反空港全国連絡会をつくり、最初は大阪で、その後、静岡、関東と交流集会をしながら、行政の暴力や環境破壊と闘ってきた経緯を説明し、第四回目の名古屋集会への参加を呼びかけた。
続いて、「空港による大阪湾の汚染」と題して、讃岐田訓さん(元神戸大学教授)が講演した。恩田さんらとともに神戸空港に反対の運動をしている讃岐田さんは、神戸空港島ができたことによってどれだけ大阪湾の汚染が進行しているかを、空港島の西側から東の淀川河口までの十の定点を、数年にわたって観測した結果から実証した。
大阪湾は、淀川から流れてくる物質で富栄養化状態になり、河口から南方向にかけて汚れているが、関西新空港島により、潮の流れが変わり、汚染物質が湾の中に溜まるようになった。神戸沖には、明石海峡からのきれいな潮流が流れてくるが、神戸空港島が建設されたために、空港島の西側はきれいだが、東側は極端に悪くなった。
東側の海面はプランクトンが増殖し、光合成が活発で酸素濃度が高い。ところがこのプランクトンは死滅すると海底に溜まり、これをバクテリアが分解するために大量の酸素を消費するから、海底に近くなると溶存酸素の濃度が非常に低く、汚染に強い多毛類が多く生息していて、貝類やエビ・カニなどの節足動物はほとんどいない。透明度も一メートル未満である。
これらの事実から、讃岐田さんたちは空港島を撤去せよと主張している。
講演の後、緊急アピールとして、「空港はいらない静岡県民の会」の桜井建男さんが登壇した。
土地収用法が改悪され、最長でも二年半で強制代執行できるようになった。静岡空港は十年前に、全用地を買収により確保することを前提で事業申請され、当時の建設省が認可したのだが、滑走路用地内に四ヘクタール、全体でも二十ヘクタールが未買収である。
建設予定地は、オオタカが営巣しているほどの自然環境の良い地域。静岡県は二兆四千億円の財政赤字を抱えており、空港建設は県民の不評を買っている。公共事業の場合は土地収用はしないという立場を取る国土交通省にとっても二十ヘクタールの未買収地の存在は頭が痛い問題だ。
十一月には代執行申請すると知事はいっているが、三百人の土地共有者、千七百人の立木所有者を中心にして、十月中旬から県庁前に座り込みながら、申請させない闘いをやる。
桜井さんは、静岡空港をつぶすことで反空港の全国的な闘いを切り開きたいと、十一月二十八日の現地集会への結集を呼びかけた。
この後、関西の反空港を闘う団体からの空港問題の現況報告が続いた。
大阪からは玉本さんが報告。
大阪伊丹空港は一九五八年に米軍から全面返還され民間空港として再出発した。住宅街につくられているため、騒音公害反対運動が盛り上がった。騒音公害訴訟は勝利し、夜間九時以降の離発着は禁止されている。
一九九四年、関西新空港開港と引き換えに廃港となるはずであったが、地域経済の衰退を危惧する国交省の意向で存続され、利便性の良さから便数も増え、今では関西新空港を追い抜いている。
国交省は、騒音対策として、ジェット機や長距離便の便数を減らすと言い出している。関西新空港の経営のために、伊丹空港の便を減らしたいと考えていることは明らかだ。
神戸からは、吉本さんが報告。現在訴訟中である。
神戸空港は二〇〇〇年に護岸工事が着工された。二千五百メートル滑走路一本の計画だが、三つの問題がある。
データがねつ造されている。たとえば、市民が他府県に行くとき、全員神戸空港を利用し、さらに五六%の大阪市民が利用するものとして過大な需要予測がたてられているということ。
神戸市は起債の千七百四十三億円が返済されていないのに、建設費をまかなうための空港土地の売却もできていない。しかも国からの援助金は三百五十五億円のうち、五十億円しか下りていない。関空の航路と重なるため高度差による運用が考えられているが、六甲おろしなどの風を考えると非常に危険である。
関空(関西新空港)については、「泉州沖に空港をつくらせない住民連絡会」の阿部さんが報告。
関西新空港は、あらゆる点ででたらめな空港で、問題山積み。一期事業だけでも、予定の五〇%増の一兆五千億円、二期をあわせれば三兆円となる。一兆円を超える借金に示される、ずさんな空港経営がなされている。空港は地盤沈下に対応するため、下からジャッキで上げているが、沈下量は少しずつ減少しているものの、沈下は止まらない。当初の約束ではなかったはずの陸上飛行問題もある。二期工事を阻止する闘いが重要だ。
白保については、「白保に空港をつくらせない大阪市民の会」が報告。
石垣島白保空港は海上埋め立て案が廃案となった後、陸上のカラ岳案が浮上した。地元議会も全員賛成し、市長は革新統一市長なので、労組なども反対できず、地元の反対派はものがいえない状態だ。
二〇〇五年には、地方空港の新規事業の中に新石垣空港も盛りこんだ調査費の概算要求がなされている。現在五百二十人いる土地共有者を広げる運動が大切だ。
この後、世の中が本来あるべき姿を推し量るもう一つの物差し、新しい価値観として「農的価値」に取り組む三里塚芝山連合空港反対同盟からの連帯のアピールを、関西三里塚相談会の渡辺さんが読み上げた。
さらに、「羽田空港を監視する会」、「中部国際空港建設の見直しを考えるネットワーク」からのメッセージが紹介され、連帯アピールとして釜が崎労働者から半失業・反戦・反グローバリズムで闘う決意を表明した。
「沖縄とともに基地撤去をめざす関西連絡会」から辺野古の闘いや普天間基地撤去の闘いの報告があり、集会決議を採択した。
最後に、「泉州沖に空港をつくらせない住民連絡会」の若菜さんが「共通項を見いだす初めての試みは成功した、空港建設は自然破壊・環境破壊・生活破壊・経済破壊てある」と述べ、十一月十三日の反空港全国連絡会名古屋交流集会、十一月二十八日の静岡現地集会への参加を訴えた。 (T・T)
STOP!暫定滑走路
11・21三里塚・東峰現地行動
日時 11月21日(日)午後1時結集 1時30分から集会〜デモ
場所 東峰共同出荷場(京成東成田駅に迎えの車有り。ビラ裏面に時刻表)
主催 三里塚・暫定滑走路に反対する連絡会
【連絡先 東京都千代田区三崎町2│2│13│502 じゃがいもの会気付け
三里塚現地連絡先 山崎方電話&FAX0479│78│0039】
東峰追い出し攻撃を許さない!
成田空港は今年4月から民営化され、運営主体は空港公団から成田国際空港株式会社(以下空港会社)と組織を改めました。運輸官僚上がりの公団総裁黒野匡彦は社長となり、さらなる農民追い出しを目論んでいます。
現在は国が株を百%保有する特殊会社ですが、2007年の本格民営化(株式上場)を目指しています。空港会社にとって本格民営化を前に大きな課題が2つのしかかっています。1つは暫定滑走路(2180メートル)の2500メートル化、もう1つは1本しかない暫定滑走路の誘導路が「へ」の字型に曲がっているのを直線にすることです。着陸機のオーバーラン事故、走行中の旅客機同士の接触事故、鉢合わせによる立ち往生など、1つ間違えば大惨事になりかねないトラブルが続発している責任はすべて暫定滑走路の供用を強行した公団にあります。
最低この2つを実現しないことには、株式上場したときに投資家の投資意欲をそぐということで、空港会社はやっきとなっています。
この2つの問題の解決とは用地内の天神峰・東峰の農民・地権者を追い出すことにほかなりません。
2002年4月に住民の反対を押し切って暫定滑走路供用を強行した公団(当時)は、それ以降一貫して用地内住民追い出し攻撃をかけてきました。
住民の頭上40メートルをジェット旅客機を飛ばし、轟音と排気ガスの下にたたき込むというそれ自体許しがたい攻撃に加え、公団は住民に対してさまざまな脅し、謀略を策してきました。
公団はまず「北側延伸計画」なるものを持ち出して、移転に応じないのなら買収済みの北側に暫定滑走路を延長して2500メートルにし、ジャンボジェット機を飛ばすと脅しをかけてきました。しかし、東峰住民はこうした脅しに屈することなく断固としてそこに住み続ける決意を明らかにしました。住民の強い反発に公団総裁黒野は「(現在は)ポケットにしまっている」と言いながら、一方では「(計画実施について)この計画を年単位ではなく、月単位で決断しなくてなならない」と、あせりと共に住民にたいする恫喝を行っています。
更には、東峰神社の公団による不法な立ち木伐採・用地略取に対する裁判にも住民一体となって取り組み、神社用地を地区に奪還するという実質勝利の和解を勝ち取りました。
こうした住民の固い団結と決意の前になす術を失っているのが空港会社の姿です。しかし、公団ー空港会社は立ち退かない住民に責任を転嫁し追い出しを図っているのです。
東峰・横堀住民と連帯していこう!
東峰と同じく横風滑走路予定地に一方的に決められ、部落の解体攻撃をうけている横堀地区において、8月7日、「横堀開墾百年祭」が行われました。
1903年に開墾が始まり、今年で101年目を迎えた今、空港反対の初心を貫き、横堀部落を守り抜いていこうという住民の固い決意が込められた行事です。
横堀地区の空港予定地内には共同墓地、稲荷神社、現闘本部、水田、1坪共有地、同盟所有地・鉄塔などが多数点在しています。空港会社は部落を解体しないかぎり、横風滑走路・誘導路の完成は不可能です。横堀部落の住民があくまでもここに住み続けるという意志を固めていることは空港会社にとって今後の展望が見えず大きなダメージに違いありません。
東峰・横堀住民との連帯をこれまで以上に強め、空港会社の二期工事推進策動を粉砕して行きましょう。
イラク侵略戦争反対! 自衛隊派兵糾弾! 成田空港の軍事利用を止めろ! 沖縄反基地闘争連帯!
小泉自公政権はアメリカのイラク侵略戦争に無条件に加担し、イラクに参戦しています。成田空港からもイラク派兵の航空自衛隊員が次々と飛び立っています。
有事法制の制定により、成田空港は有事(戦争)の際の米軍・自衛隊の優先使用が可能となり侵略拠点としての重要性が格段に増しています。
しかし、それ以前にもゴラン高原PKOへの自衛隊派兵の出発拠点となるなど、軍事使用の既成事実は着々と積み重ねられてきました。かかる成田空港の軍事・侵略拠点化を許してはなりません。
米軍基地撤去、辺野古への海上基地建設反対を闘う沖縄の住民と連帯し、イラク人民、世界の人民と連帯し、反戦闘争の主体的課題として成田空港の軍事使用に反対しましょう。
11・21東峰現地に結集し、三里塚・東峰住民と共に空港会社の策動を粉砕しましょう。
集会場への行き方 京成線上野発(特急)〜成田駅乗り換え東成田駅への時刻表
上野発10:35 成田駅11:42着 11:59発の芝山千代田駅行に乗り換え 東成田駅12:04着
上野発11:15 成田駅12:22着 12:29発の芝山千代田駅行に乗り換え 東成田駅12:34着
東成田駅に12:40〜12:50に迎えの車が出ています。初めての方は、事前に山崎方へ連絡ください。
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