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全国各地で抗議行動を展開                    かけはし2004.11.29号

第4次派兵を中止しろ!

自衛隊はイラクに行くな!


全国の闘いをつないで防衛庁に申し入れ行動

 十一月十二日、東京・市ヶ谷の外濠公園で、イラクからの自衛隊撤退と沖縄の米軍基地撤去を求める実行委員会(新しい反安保行動をつくる実行委員会第9期)の主催による「自衛隊はイラクへ行くな!すぐかえれ! 第4次(東北方面隊)派兵を許さない! 11・12防衛庁抗議行動」が開催され、六十人が参加した。
 この日の行動は、翌十三日、山形県東根市の神町基地で行われる「隊旗派遣式」の後、同日夜に仙台空港から出発する陸上自衛隊のイラク第4次派兵に抗議するとともに、山形、仙台、福島、郡山などで十二日から十三日にかけて行われる自衛隊派兵反対行動に連帯するもの。今回の第4次派兵は、山形、宮城、福島各県に駐屯する第6師団(司令部・東根市)を中心とした約五百人で編成されている。
 小泉内閣は、イラクに非常事態宣言が出され、ファルージャへの米軍による総攻撃=住民虐殺が行われている最中に、自衛隊をあえて派兵しようというのだ。すでにサマワの自衛隊宿営地には連続してロケット弾が発射され、自衛隊は明確にイラクの武装抵抗勢力のターゲットになっている。
 主催者あいさつの後、「第4次イラク派兵に抗議する緊急仙台集会」実行委員会からの連帯アピールが読み上げられ、ただちにデモに出発。防衛庁前では、反安保実と明治大学駿台文学会からの抗議の申し入れとともに、「戦争への道を許さない郡山のつどい」、「ほっかいどうピースネット」、「NO!AWACSの会・浜松」、名古屋の「有事法制反対ピースアクション」、「ピースリンク広島・呉・岩国」、「市民ネットワーク長崎」からの抗議・申し入れ文が読み上げられ、防衛庁の担当官に手渡された。
 この日の行動は、こうして宮城、福島などの仲間と連帯して全国各地の運動をつないだ自衛隊派兵反対行動としてつらぬかれた。
         (K)                  


抗議船・カヌー隊が海上で闘う

防衛施設局の掘削やぐら建設作業阻止!

 沖縄・名護市辺野古沖に米軍の新海上基地を建設するための攻撃は、十一月十六日以後、きわめて重大な段階に突入した。
 十一月十六日、防衛施設局は掘削のためのやぐら建設作業を強行した。これに対して、命を守る会、ヘリ基地反対協を先頭にした地域住民、労働者・市民は、四月九日以後の座り込み行動の成果の上に、抗議船、カヌー隊を先頭に海上でも海中でも連日の阻止行動に立ち上がっている。
 カヌー隊は作業船を取り囲み、作業船が鉄パイプを下ろす作業を阻止しようとすると、作業隊はカヌー隊の女性を無理やり船に引き上げ、暴力をふるった。さらに海底での調査を阻止するために海中に潜った平良夏芽さんに対して、海底にいた作業員のダイバーたちが平良さんの酸素マスクをむしりとり、おもりをはずし、ウエットスーツに無理やり空気を注入するなど、まさに殺人的暴挙を行ったのである(11月17日)。
 さらに十一月二十日には、防衛施設局はリーフ外で掘削作業を行う「スパット台船」を辺野古沖に曳航し、掘削ポイントに設置した。「スパット台船」は、水深4メートル以上、二十五メートル以下で掘削するための作業用足場であり、全六十三カ所の掘削ポイントのうち二十カ所以上で使用される、とされる。
 那覇市長選で、高里鈴代さんは残念にも当選できなかったが、市長選直後に始まったこの攻撃を全力てはねかえすべく辺野古現地は、連日、文字通り「命を守る」ための闘いに立ち上がっている。
 この闘いを支援するために「辺野古への海上基地建設・ボーリング調査を許さない実行委員会」は十一月十五日の防衛施設庁への定例の月曜日行動に続き、十六、十七の両日も連続して抗議、申し入れ行動を行った。
 「辺野古実」は十二月十一日に、渋谷で辺野古への海上基地建設に反対する集会・デモを予定している(午後1時半、宮下公園)。沖縄の闘いに連帯し、「トランスフォーメーション」という名のグローバルな米軍基地の再編・強化に反対しよう!     (K)


市民と国会議員の院内集会

小泉の「非戦闘地域」発言を許すな


 十一月十五日、衆院第1議員会館で「自衛隊のイラクからの撤退を求める市民と国会議員の緊急院内集会」が開かれた。この集会を呼びかけたのは、戦争反対・有事をつくるな!市民緊急行動、宗教者平和ネット、キリスト者平和ネットの三団体。平日の昼間にもかかわらず会議室を埋めつくす三百人が結集した。野党各党と無所属の国会議員十三人も参加した。
 米軍がファルージャ全市を破壊する大虐殺を繰り広げる中で、小泉首相はこの国際法、国際人道法に違反する軍事作戦の「成功を願う」と虐殺に加担する姿勢をふたたび明らかにした。そればかりか小泉首相は、国会の党首討論で「自衛隊の行動する地域は非戦闘地域」と言い放ち、イラク特措法をも踏みにじるかたちで自衛隊派兵をさらに延長する方針を打ち出している。
 この日の集会は、民主、共産、社民の三党がイラク特措法の廃止法案を共同で国会に上程したことをうけて、自衛隊イラク派兵をやめさせ、撤退を実現するために国会内外の力を合わせて闘うために緊急に設定されたものである。
 キリスト者平和ネットの糸井玲子さんが主催者を代表して発言した後、各党代表が発言した。
 民主党の樽床伸二衆院議員(党団体交流委員長)は、小泉政権が「民主主義、法治国家の体をなしていない」と厳しく批判し、三党が力を合わせて自衛隊のイラク撤退を求めようと呼びかけた。社民党の福島瑞穂党首は「自民党、公明党の議員にもイラク特措法の廃止法案への支持を訴えかけたい。法案に賛成した人でも、今の状況はおかしいと考えているのではないか」と語った。
 共産党の志位和夫委員長は「ファルージャへの米軍の総攻撃は国際人道法に違反する戦争犯罪だ。米軍は医療機関をすべて破壊し、治療ができない状態にさせている。自衛隊へのイラクの人びとからの批判も強まっており、自衛隊のいるところが戦闘地域だと言うべきだ」と訴えた。無所属の糸数慶子参院議員(沖縄)、近藤正道参院議員(新潟)、社民党の土井たか子衆院議員、共産党の佐々木憲昭衆院議員も発言した。
 集まった市民からは、韓統連の宋世一(ソン・セイル)さん、児童虐待防止法のための活動を行っている森田さん、安保破棄中央実行委員会事務局長で全労連副議長の西川さん、憲法を愛する女性ネットの窪田さん、NCC(日本キリスト教協議会)の鈴木伶子さん、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの上原成信さん、内田雅敏弁護士が、それぞれ「イラク特措法廃止、自衛隊撤退」への思いを述べた。
 最後に宗教者平和ネットから真宗大谷派の石川さんが、まとめの発言を行い、イラクでの虐殺と占領を終わらせ、自衛隊の撤退を実現させるために全力をつくそうと強調した。
 院内集会は十一月二十九日にも参議院議員会館で開かれる。     (K)    


朝霞自衛隊観閲式反対行動

小泉とともに参加した民主党の岡田にも怒り

  【東京北部】十一月七日、陸上自衛隊朝霞駐屯地で自衛隊中央観閲式が行われた。美濃部革新都政によって神宮外苑から追い出されて以来、朝霞基地で行われてきた観閲式は、九五年より陸・海・空の三軍での持ち回りでの開催となっていた。しかし、〇一年は九・一一テロの直後で警戒のために中止となったため、朝霞基地での開催は六年ぶりとなった。
 観閲式では十二月十四日で期限の切れるイラク特措法の延長を目論む小泉首相が閲兵を行ったほか、民主党の岡田代表も参加した。
 東武東上線朝霞駅北口広場では「許すな!イラク派兵 つぶせ!観閲式11・7朝霞行動」が行われ、労働者・学生・市民、百二十人が結集し、集会と基地に向けたデモを行った。
 朝八時半より行われた集会では東水労の仲間が司会に立ち、自衛隊発足から数えて五十周年記念の節目に小泉首相だけでなく民主党の岡田も出席することを弾劾し、「十二月に中央即応司令部が朝霞基地内に設置されるなど戦争国家化に向けて自衛隊が変わろうとしている。四月のヤマサクラ演習に対する闘いや、沖縄の辺野古での住民の闘いに連帯し、軍事パレード反対の闘いを闘い抜こう!」と訴えた。
 発言の最初は基地の反対の練馬側で集会を予定している戦争に協力しない!させない!練馬アクションの池田五律さん、池田さんは観閲式に区長が出席するかも知れないとした上で、この間の自衛隊の地域への浸透が強力に進められている実態を明らかにした。
 続いて反戦行動・さいたまの五味さんが情宣の中で出会った自衛官が先遣隊としてイラクに派遣された経験を話し、激励されたことなどを紹介した。
 立川自衛隊監視テント村の仲間は、二月二十七日の自衛隊官舎へのビラまきで三人の仲間が逮捕されたことについて、五月に第一回公判が行われた裁判は、十一月の第七回公判で結審し、十二月十六日に判決が出る予定になっていることを報告し、言論弾圧を許さずに闘おうと訴えた。
 さらに、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック、東上線沿線の会、争団連・地域共闘など多くの参加者の発言を受けて、デモに出発した。解散地では新しい反安保実の仲間が十一月十二日の防衛庁抗議行動への参加を呼びかけた。  (板)



朝霞観閲式に反対し基地の南で抗議

住民の要求でブルーインパルスの飛行を中止

 十一月七日、陸上自衛隊朝霞基地で小泉首相が出席して行われた「自衛隊創設五十周年観閲式」に抗議し、基地北側の朝霞市での集会・デモに呼応して基地南側の練馬区大泉公園でも「観閲式反対!自衛隊はイラクから撤退せよ!練馬集会」が二百人以上の参加で開催された。この集会は、共産党、社民党、新社会党、生活者ネット、労働組合、市民運動をふくめた広範な実行委員会によって準備された。
 練馬平和委員会の坂本さんが集会基調を報告した。
 「基地周辺には二十四の学校があるが、この間観閲式演習のためのヘリの騒音などで授業もしばしば妨げられている。しかし住民側の要求によって、パラシュート降下訓練やブルーインパルスの飛行が中止されたこと、市街戦用訓練場が撤去されたことは大きな成果だ。しかし、自衛隊は学校に防音壁を作ると約束したが、それはウソだった。軍事パレードに反対し、イラクからの自衛隊撤退を求めて闘おう」。
 集会では、基地近くの住民からの発言、休日の政党ビラまきで「国家公務員法違反」に問われて逮捕された社会保険庁労働者の堀越さん、立川自衛隊監視テント村の反戦ビラ入れで逮捕・起訴された大洞さん(練馬区職労)の支援を呼びかける職場の仲間、「日の丸・君が代」処分と闘う教育労働者、横田基地飛行差し止め訴訟団の闘いを担っている昭島市職労の労働者、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの吉田さん、東京平和委員会、戦争に反対する中野共同行動などが次々に発言した。
 集会中も、公園の上を観閲式でデモ飛行するヘリコプター、対潜哨戒機、輸送機、ジェット戦闘機が爆音を響かせて通りすぎていく。
 集会ではさらに共産党の練馬区議団、社民党練馬区議、生活者ネット、新社会党の発言が続き、参院議員の糸数慶子さんのメッセージも読み上げられた。東京都教組練馬支部、清掃労組石神井支部、練馬区職労のの発言を最後に、集会宣言を採択してデモに出発し、住民に自衛隊のイラクからの撤退を呼びかけていった。       (K)


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