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労働者・農民ら1万人余が結集                かけはし2005.8.1号

平澤米軍基地拡張に反対し、人間の鎖と平和行進

会場からあふれ出る熱気

 平和を願い、米軍基地の拡張を阻止するために多くの労働者・民衆が7月10日、全国から平澤に集まった。「労働者の力」は正午から平澤駅で30余人と数は少ないながらもプラカードを持ち市民たちにビラを配り、宣伝戦を展開した。
 午後2時、大秋里初等学校(小学校)での7・10平和大行進に集まった参加者の数は余りにも多すぎて正確な集計はできないけれども1万人は超えていて、平和の雰囲気は大秋里初等学校のグラウンドから、あふれ出るほどの勢いだった。
 警察部隊は、この日の朝から闘いを仕掛けてきて、すでに大秋里を訪れていた活動家らや住民らが負傷しており、ムン・ギュヒョン神父が連行され、その後、釈放されるなどしていた。
 大秋里に向かう道路を警察部隊が封鎖していたために、全国から結集している参加者たちは、はるかに遠回りをし、少なくとも30分ほど歩いて大秋里にやっとたどり着くことができた。参加者たちが迂回した道は基地拡張計画の敷地中央を横切る農道で、その農道から目に入る地平線の彼方までが、基地拡張計画の敷地だった。
 結果的に警察は参加者たちが大会を前にして、米軍基地として奪われる美しい平澤住民の生活の拠り所を巡礼することになったわけだ。

警察機動隊との激烈な対決


 大秋里初等学校での午後2時からの本大会ではクォン・ヨンギル民主労働党議員やチョン・グワンフン民衆連帯議長の発言や、(米軍射爆場のある)梅香里出身の歌手アン・チファンや平澤出身の歌手チョン・テーチュンの歌謡公演があった。
 そして対策委の住民らが演壇に登場し、キッパリとした口調で「米軍基地を追い出す」との決意を明らかにし、万雷の拍手と激動とを受けた。最後に大会参加者たちが一緒になって大型の星条旗をズタズタに引き裂き、シンボル儀式を行い、ムン・ギュヒョン神父の決議文朗読があった。
 事実上の本大会は米軍基地の鉄条網に人間の鎖を作り、黄色い布を結びつける行動だった。それが、まさに平和大行進なのだ。
 大秋里初等学校を中心として左側と右側とに分かれ、米軍基地の鉄条網に沿って人間の鎖を作り始めたとき、左側では大秋里初等学校前から警察部隊が平和大行進を阻み、ついにはたったひとりだけが通り抜けられる空間を開けた。左側は道路のある側で大きな闘いが展開されかねないがゆえに、警察部隊もより多く配置されており鉄条網内への進入を困難にさせたのだ。
 反面、右側には狭い農道2つが用水路をはさんで延びており、大きな闘いは予想しがたかったがゆえに比較的に少数の部隊を配置していた。だが平和大行進の参加者たちは狭い農道ではなく、もっと狭い畔(あぜ)を突き進み、鉄条網前の数十カ所に進撃していった。
 初めはパイプと泥んこの闘いで道を開きつつ警察部隊を孤立・分散させ、とうとう警察部隊が完全に戦意を喪失するまでに至らしめた。この過程で数多くの負傷者が出たが、ともあれ警察部隊の戦術を果敢に打ち破った平和大行進は、短い時間とは言え、本当の平和を迎えた。
 この垣間見た平和の時間に、参加者たちは直ちに究極的な平和を迎えるための闘争に突入した。鉄条網に黄色の布切れと旗を掲げ、ロープをかけて鉄条網をうち壊し始めた。全部で3カ所の鉄条網が引き倒され、その中の1カ所では鉄条網を完全にズタズタにしてしまった。
 鉄条網内にいた警察は、拳よりも大きな石を投げて鉄条網を死守しようとした。この過程でまたもや負傷者が続出した。鉄条網をズタズタにした所では、戦列を整えた警察部隊の反撃によって隊伍があわただしく対峙戦線を作り、後退をするということもあったが、この過程でも負傷者が相次いだ。
 一方、大秋里の左側では悪名高い第1機動隊の獣のような攻撃があった。すでに大きな問題になっている常軌を逸した指揮官の指揮放送が出されたのだ。こちら側では米軍基地の鉄条網に打撃を加えることはできないが、第1機動隊の殺人的な攻撃に立ち向かい頑強に抵抗し、むごいほどの暴力的弾圧の実態をさらけ出させるところとなった。
 人間の鎖を敢行していた参加者たちは再び大秋里初等学校に集結し、参加単位ごとに総括集会をもった。激しい衝突で鍛えられた平和大行進は、こうして締めくくられた。

生存のための平和闘争

 平澤米軍基地の拡張は平澤農民らの生存権を脅かし、かつそれ以上のものがある。米軍基地反対闘争は全世界の米軍基地反対闘争と直接、結びついており、世界各地で展開されている米軍の戦争の脅しに対する打撃闘争だ。
 特に平澤基地拡張は東北アジアの平和を揺るがし、戦争の危機を高めるものであり、このために労働者・民衆を搾取した血税が投入されるがゆえに、労働者・民衆全体を脅かす問題なのだ。
 これまでの韓国での反米闘争は民族主義者たちが中心の闘争であって、労働者階級の闘争ではないという気分が支配的だった。今回の7・10平和大行進に数多くの労働者たちが参加したものの、いわゆる左派と呼ばれる労働者たちの参加は極めて低調だったし、左派政治組織の参加も、もちろん低調だった。だが政治党派や政治グループの論理を離れ、帝国主義や新自由主義の世界化に賛成する運動団体ではない以上、平澤米軍基地拡張を阻止する闘争は、まさに反帝国主義、反自由主義、反世界化闘争だという点を否認してはならない。
 また新労使関係ロードマップを貫徹させようとするノ・ムヒョン政権に対する重要な連帯闘争とならなければならない。階級的労働運動陣営が今後、この闘争と緊密に結合することは極めて重要な課題だ。
 平和大行進を終えて帰路につく労働者たちは大秋里の住民たちから感謝の言葉を至る所で、また何度となくかけられ、また聞くこととなった。これこそが労働者・民衆の平和のための団結というものではないだろうか?
 蛇足。「労働者の力」第75号「平和キャンペーンは平和をもたらすことができるのか」と「労働者の力」第77号「3・20国際反戦運動を見渡す相異なった見方」を通じて「ターハムケ(all together)」グループと平和についての、あきれ返る論争が行われた経過がある。7・10平和大行進で示された労働者・民衆の直接的で物理的な実践闘争は、「平和」を見通す相異なった見方に対するソロモンの判決のようなものだった。(「労働者の力」第82号、05年7月15日付、ホ・ソンホ/編集局長)


投書
東急不動産・東急リバブルの詐欺的商法を告発します
                         枕石


 東急不動産及び東急リバブルは、故意に事実を隠蔽して、不利益なことを消費者に告げずにマンションを販売しました。問題 のマンションは東京都江東区の新築マンション「アルス東陽町 」です。建設工事に着工した2002年11月に、東急不動産はマンション建設地の隣地所有者から「マンション建設後、すぐに工務店の作業 場を建てる。作業所は騒音が発生する」と告げ、このことをマ ンション購入者に予め説明・警告するように依頼し、東急不動産の窓口担当者は承諾しました。
 しかし東急不動産及び東急リバブルは販売時にはそのような不利益な事実を一言も説明しませんでした。 東急リバブルは昨年12月に迷惑隣人の存在を告げずに販売した として、説明義務違反で敗訴しています(大阪高裁判決)。こ の事件については下記のHPで詳しいです。
http://www.geocities.jp/shouhishahogo/
 東急不動産についても購入者等との間でトラブルがあり、下記 のホームページで不誠実な対応が非難されています。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Himawari/8712/index-2.html 東急不動産&トピー工業に騙された!!『我ら!!日照ゼロ時間マ ンション購入者』
http://www.geocities.jp/saginuma4cho/ 鷺沼ヴァンガートンヒルズ住民紛争ホームページ
 これ以上、被害者を作らないように、悪徳不動資産業者を強く 糾弾します。
 東急不動産、消費者契約法違反(不利益事実不告知)で提訴される
 東急不動産(販売代理:東急リバブル)が不利益事実を告知せずにマンションを販売したとして、マンション「アルス東陽町」の購入者が売主の東急不動産を被告とし、消費者契約法4条(不利益事実不告知)に基づき、マンション購入契約の取消及び購入代金の返還を求めて東京地裁に提訴した(05年2月18日、平成17年(ワ)3018)。

 アルス東陽町は東京都江東区内の8階建てマンションである。東急不動産は、同マンションの隣地に、近く3階建ての工務店の作業場が建てられることを知っていたし、また、作業場側からも販売の際、その旨、説明するように強く言われていた。それにも拘わらず、販売時には意図的にその事実を告げず、よって購入者に経済的損失と精神的苦痛を与えたとする。

 購入者側(3階の部屋)にすれば、事前に東急側はその事実を知りながら告知しなかったのだとすれば、怒るのは当然である。購入者の部屋の窓から作業場の壁との距離はわずかに20〜30p。この面した部屋が真っ暗になるのは疑いようがない。また、作業場のため騒音も発生する。

 東急不動産は作業所の建設を知っていたことを書面まで出して認めている。ところが、不誠実この上ないことに、その建設は不確定なものだったから、説明しなかったと主張する。しかし真相は不確定ではなく、作業場の持ち主は後にトラブルになるのを嫌い、必ずマンション購入者には告知しておいてくれと東急不動産に強く頼んでいた。
 例え不確定であったとしても、購入者側にはそういうリスクになる得る情報は伝えて当然である。東急不動産が主張する類の身勝手な理由で告知しなくていいのであれば、マンション販売側はいかなる場合も、「あの時は不確定だった」といい張れば、逃れることができてしまう。何を考えているのか理解不能な企業である。ますます企業イメージが悪くなるばかりである。
 東急不動産の販売方法には不利益事実が存在しないとの消費者の誤信を期待する故意が潜んでいたと判断する他ない。東急不動産は真意を秘匿したまま契約を成立させたのであり、故意は明白である。本件で驚かされるのは、不実の説明がいとも簡単かつ大胆に行われている実態である。被害を発生させて謝罪もない、責任も取らない、言い逃れをする。その強硬姿勢にはすさまじいものがある。詭弁、言い逃れ、開き直りは全て詐欺犯の常套手段である。詭弁自体が東急不動産の詐欺的商法と不誠実さを際立たせる結果となっている。


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