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労働者の力第23回定期総会               かけはし2008.10.27号

党建設に向けた第2ラウン
ドと変革のための戦略戦術



 8月30日、労働者の力第23回定期総会が開かれた。今総会の主要案件は「キャンドルの局面におけるインターネットの流れ」についての報告、および「党建設計画案」と「21世紀の変革戦略のために」の確定だった。主要案件を中心に討論と決定の意味を探ってみる。

キャンドルとインターネット

 労働者の力は5月20日以降、キャンドルに結合(?)してきた。キャンドルに参加した大部分の運動圏(?)と同様に初めはうろたえて(否定的に)解釈するのに急で、何かプラスになることをしようとはしたものの、特段の役割を果たせなかった、というのが我々の現実だった。この中で、キャンドルを作り持続させてきた有力なスペースである「インターネット」の歴史や流れを把握する必要が強く提起された。運動圏にとってはなじみのないキャンドル大衆の「インターネット」。これを分からずしてキャンドルを理解するというのは最初から難しいと判断し、「インターネット事業団初動の会」を結成し、「インターネットをあるがままに理解すること」に踏み出した。

これまでの「運
動圏」との違い

 「インターネットの流れ報告書」(以下、報告書)は、我々の活動のあり方を以下のように診断している。

 「オンライン上での運動は事新しいものではないけれども、これまでの『運動圏』のありようとは極めて異なっていた。声明文の1つも書き、報道資料の1つも出し、ウェブ字報の1つも作っておいてオンライン上の対応をしたと自ら満足している我々とは違って、オンラインは躍動感のあふれる1つのスペースとして作動していた。
 ところでこれは、単に我々がインターネットをうまく活用できなかったという問題とは次元の異なる問題だった。既存の我々のありようはどうだったのか? ……中央委員たちは基本単位を代表して指導部の事業計画や成案を討論し、決定する。中央執行委員会(指導部)は組織の事業や進路、闘争計画まで一切の計画を完成された案として提出し、これを基本単位別に疎通、討論する。これは既存の位階的、垂直的組織体系とまるでそっくりそのままだ ……だが、メンバーが行きかいながらも、ふと疑問が生じて掲示板に文章を上げたり、気になる点が生じて指導部との討論を要請したと仮定してみよう。それがすぐさま討論、疎通、還流が起こり得るだろうか? 反対に組織の中央が討論案や事業計画案についてメンバーたちがどのように考えているのか調べようとするならば、成案を持って各地域を訪れ回りながら巡回討論をすることによって初めて分かることができる」。

旧来と全く
異なる政治

 このような既存の組織文化とは異なって、インターネットはまた別の文化を持っていた。

 「ところで今日、キャンドルで現れたインターネットでの討論方式は、完成されてはいない問題意識を誰かが投げかけると、数多くの人々が自らの考えを付け加えながら完成させていくやり方だ。だが厳密に言えば、ここに完成はない。インターネット上の討論の場、ないしコミュニティは誰もが立ち入ることのできる場を作ってやり、そこでお互いの考えを受け入れ、合意し、完成を「目指す」だけだ。
 既存の運動陣営は普通、組織には戦略や戦術についての立場や態度が「完結された」状態で存在しなければならない、と考える。もちろん運動陣営も、その戦略や戦術についての立場を準備するために討論をするけれども、その点では明らかな違いはない。この異なった『政治』において異なった形式が出てきているのだ。即時的な双方向の疎通と、考えに考えを付け加える過程こそが、我々とは極めて異なる政治だと言えるだろう」。

誰もが参加する
水平的組織体系

 以上のようにキャンドル大衆のインターネットは既存の政治とは異なった、作られていく直接民主主義とでも言うにふさわしい。我々の組織文化は(代議制)民主主義に近いのか? それとも直接民主主義に近いのか? 振り返ってみるべきところだ。
 報告書では運動圏との差異点を以下のように見ている。
 「キャンドル大衆が既存の運動圏とは異なって表現されているもう1つの違いとしては、彼らが何を通じて動いているのか、がある。かつては縁故中心の構成、政党および結社体などの閉鎖的で位階的なメンバーシップ中心の集団化された政治参加が支配的だったが、最近では多元的で分散的なネットワークに基づいた「自律的諸個人」であったり、「流動的で任意的な仮想の諸組織」が主導する政治参加が次第に特徴としてあげられる。ネッティズン(ネット市民)や仮想の諸組織は高度の連結性と分散化を特徴とするインターネットを積極活用しつつ、重要な政治的社会的議題の選定および政策決定の過程に強力な影響を及ぼしている。

 何よりも彼らは何者なのかついての疑問を投げかけている人々が多いが、この質問こそは愚問と言うほかはない。彼らは組織されていない大衆であり、我々が大衆として想定してはいなかったもう1つの大衆でもある。生産の領域を中心として動くというよりは、消費の領域を中心として動き、韓国社会において最も『一般的』と言うことのできる大衆だ。この大衆に我々が注目していなかった理由としては、既存の労組中心の、組織された労働者たちを対象とする闘争に慣れきって、キャンドルの大衆を『大衆』として想定していなかった点などを挙げることができる」。
 以上のようなキャンドル大衆とインターネットに対する診断とともに、キャンドルを中心にオンライン上で展開された運動について、主体的側面、文化的側面、組織側面、戦術的側面、議題や流通の側面の分析を通じて、労働者の力に2つの課題を以下のように提出した。

 「1番目としては『労働者の力がこの間、想定した階級政党の大衆とは誰だったのか?』についての考察だ。我々は階級運動においても部門運動である労働運動、その中でも組織された労働者たちだけを対象として階級政党を考えてはいなかったか、よくよく考えてみなければならない。キャンドルにおいて街頭に跳び出してきた大衆は10代の青少年、女性、青年失業者など、組織されてはいなかったものの新自由主義の世界化時代でも最も苦しめられている人々の、それぞれ1人だ。こらの人々との出会いを、我々はいかなる空間で、いかなる課題によって接点を形成し作ってきたのかを探ってみなければならない。我々にとって彼らがあまりにもなじみがなく驚くべき存在としてのみ映ったとすれば、我々はただの1度も彼らに出会えなかったということに他ならない。
 ところで左派勢力を含め、労働者の力が大衆との接点を形成するのは、既存の組織体系および運営方式の自己革新の過程を前提としたときにのみ可能だ。これが、労働者の力が悩まなければならない第2の点だ。指針にそった組織の運営方式、完成的『案』としてのみ疎通される各種の事業計画および成果、中央執行的体系、指導と被指導の組織体系などはキャンドルの大衆とは似つかわしくない体系だ。組織は中心から会員たちを指導、指針を下ろすのではなく会員間での疎通、連結網としての役割を果たさなければならない。会員らが自らの声をあげることができるように、完成された(案)を提出するというよりは、案を作る過程でのたゆむことのない疎通と開かれた構造を作り出さなければならない。現在の組織体系は中央を中心として案が提出されることによって組織が運営されるように組み立てられている。会員が主体となれるようにする方式は、会員たちにもっと多くの教育や指針を下すことよりも、会員各自がすべての案に自己の責任を持って自らの案として作ることができるように、水平的組織体系についての努力が必要な時だ」。

大衆的パワーを作ろう

 以上のようなキャンドルとインターネットについての分析報告に続き「キャンドル政局における大衆闘争の流れと政権の対応、労力(労働者の力)の主体的行為についての評価を通じたキャンドルと階級がどのように出会うのか」についての政治報告の提出を課題として確定した。

第2ラウンド―党
建設計画案の討論

 党建設計画案は、この5月に労働者の力が提案した〈労働者階級の政党推進委員会を建設するための「推進機構」の構成を提案する〉の推進経過についての評価から始まって、大衆的な党建設の過程を踏まなければならないことを明らかにした。
 「党建設計画」によれば、党建設が力強く実現されるためには推進機構に結合する百人内外の同志たちが議会主義/合法主義とは大別される左派の独自政党を作ることから出発する。これに基づいて左派独自政党の具体的性格は、推進委員会として歩んでいく過程で党建設の推進に結合した活動家たちの熾烈な討論を通じて整理していくことだ。
 推進機構が推進委員を組織する過程は、より公々然かつ大衆的な公論化の中でなしとげられなければならないし、部門別や地域での公々然かつ大衆的な推進委員会の建設を通じて全国推進委員会を建設していくことだ。

党建設とかみ合っ
た大衆的基盤作り

 第1に、階級政党についての大衆的公論化と推進についての活動家の確信が充分とは言えない現実を克服するために、党建設の過程で大衆運動を革新する方案をうち立てることが重要だ。これは党建設運動が現実の階級的大衆運動に基づいた大衆的な運動として具体化されることによって、党建設の大衆的パワーを作り出すためだ。
 第2に、キャンドルによって始まった日常の政治に対する企画と、これに基づいた地域政治運動の展望を具体化することによって、社会運動に対する展望を具体化し、また同時に既存の社会運動陣営との新たな関係づくりを本格化させなければならない、ということだ。

 第3に、政権による民営化、市場化、金融化攻勢と対決する闘争を今から組織し、それ以後、推進委員会の旗の下、「公共部門の市場化―私有化阻止および反資本・社会化闘争」、「非正規職労働者の労働権争取闘争」を経て党を建設する経路を踏むことだ。そしてこれはキャンドル闘争と部門別運動の企画とがかみ合って地域政治運動の展望を具体化する根拠となることだ。

「21世紀の変革
戦略のために」

 労働者の力は3月22日の総会で「21世紀の変革戦略と労働者階級の政党テーゼ」を論議した経過がある。今回の第23回総会ではこれを全面再構成し、「21世紀の変革戦略のために」(以下、変革戦略)として審議した。変革戦略は「世界資本主義と国際政治秩序の分析、韓国資本主義と政治/社会の変化、問題は資本主義だ・変革だ、オルタナティブ社会(社会主義/コミュニズム)の基本イメージ、基本的観点と活動方向、(補論)20世紀の世界的レベルの変革運動から何を学ぶのか、歴史的に現れた代替権力のパターン、社会主義建設のための2つの実験―チリとベネズエラ」で構成されている。
 特異なのは、資本主義の分析を超え「97年以降の階級構成の変革の追跡」を通じて変革勢力とその位置を明らかにするものへと踏み込んでいることだ。
 また対案社会である社会主義の基本像を明らかにし、その核心的内容を「民主(参加)計画経済」と「人民(労働者民衆)自治的政治体制」、「世界的次元の単一の社会主義共同体を目指すプロレタリア国際主義」、「抑圧と搾取を含め差別や排除の克服」、「人間も自然の一部だとする生態主義(エコロジー)的観点に立脚した共同体」とした。
 このための変革の基本的観点として「世界の変革的観点、環境、女性などの観点を包括し、政治・経済の変革に文化の変革を結合する社会主義の再構成、代替権力(労働者民衆の権力)形成の観点」を明確にした。
 この実現のために「変革の性格と主体、経路、活動の課題、主体形成の課題」を明らかにすることによって結論をまとめている。

 大衆に公開することによって決定した変革の戦略は、その位置づけについての見解の違い、幾つかの争点についての追加的討論や補完の必要性などによって「変革の戦略」を「21世紀の変革戦略のために」へと修正して提出し、採択された。以降、党建設の過程について綱領草案と労働運動の発展戦略、地域政治の活動論を樹立し、討論することにした。これは政治的、思想的内容の拡張と補強にとって大いなるプラスとなるものと思われる。

党建設に向けた第2
ラウンドが始まる

 第22回総会で決議した「党のイメージについての一定の合意」、そして第23回の「21世紀の変革戦略のために」で明らかにした変革戦略の大綱を通じて、労働者の力は党建設にさらに1歩、踏み込んだと言えるだろう。大恐慌の陰がさらに一層、襲いかかっているこの時、社会主義労働者党としての労働者階級の政党建設が一層、切実になっている。今こそ「党の名において資本主義と真っ向から相まみえるその日」を一層、早めることだけが、残っている。(「労働者の力」第149号、08年9月22日付、パク・チョンホ・宣伝局長)


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