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「国会行動」が昼休み集会・傍聴行動           かけはし2010.6.7号

補強修正し派遣法抜本改正を

 五月二十八日、労働者派遣法改正案の衆議院厚生労働委員会審議は、この日午前十一時からようやく再び動き始めることになった。今度こそ、現場の必要に誠実に向き合う審議を尽くさせ、抜本改正につながる修正・補強に何としても道を開かなければならない。この強い思いを胸にこの日正午過ぎ、「派遣法抜本改正 国会行動」の呼びかけの下、多くの労働者が時間をやり繰りして国会前に集まった。この日の行動は二つ。一つは、補強・修正を加え今国会での法案成立を、と訴える昼休み集会。必要な修正点を人びとに訴えるチラシも用意された。もう一つは、この集会に引き続く委員会審議傍聴行動だ。いずれも、抜本改正があくまで労働者の引き下がれない要求であることを目に見える形で政治に突き付け、その実現を迫り抜く行動として取り組まれた。

今国会での成立
を運動の力で!

 昼休み集会はこの日も、須田東部労組書記長司会の下に始まった。この前後、カルトがかった雰囲気を漂わせる一団を引き連れた右翼集団が、周辺一帯は自分たちの確保した宣伝場所だ、などと言いがかりを付け集会妨害を図る一幕も。しかし離れたところからがなり立てるマイクの音を別にすれば、数を増す労働者たちの毅然とした姿を前に、そんなものは自ずとかき消えるしかない。
 発言は、遠藤一郎同行動事務局長から始まった。遠藤さんは、抜本改正という労働者の要求にまともに応えようとしない国会の情勢を簡単に報告。そうであるだけになお一層、今国会での改正案成立を要求の基礎に据え、三年を超える闘いで手にした規制強化というくつわを絶対に外させないこと、その上で、労働者の必要に応え得る補強・修正を最大限盛り込む闘いを最後まで徹底してやり切ること、この二点の必要性を強く訴えた。
 藤崎全労協議長もまた、同様の観点から政治の責任を厳しく追及した。
 大阪からかけつけた「派遣法抜本改正をめざす共同行動・大阪」の柿沼さんは、問題がありすぎる法案のためこんなものはいらないとの意見もあると確認しつつ、問題を社会的にアピールしどう規制するかの国民的議論をさらに進める観点を強調、その点で、法案の今国会成立を抜本改正を求める運動が強制することの重要性を指摘した。合わせて、賃労働を個人請負に変えようとの経営側の動きを紹介し、今法案が経営側に現実に危機感を作り出している事実を指摘すると共に、運動を非正規労働全体に対する規制へと進める必要を力説した。
 キャノン非正規労働者ユニオンの阿久津さんは、私たちのことを私たち抜きに決めるな、改正案のままではまったく救われず現行法の方がましかもしれない、今のままの成立は認められない、何としても穴をつぶしたい、と痛切な思いをぶつけた。
 下町ユニオンの代表は、有期雇用にしかならない可能性の高いみなし雇用規定の問題を取り上げ、この問題での修正要求が夏以降具体的に始まる有期規制見直しの論議と一体であることに注意を喚起し、その意味で、修正要求をギリギリまで追求することの重要性を指摘した。
 全統一の中島さんは、奴隷状態とも評される外国人労働者の過酷な現実を訴えつつ、外国人労働者にとっても派遣法の問題が重要と強調した。そして、派遣法抜本改正の要求を限界一杯前進させることが必要であり、その闘いの前進が外国人労働者を含む非正規労働全体の規制に波及すると訴えた。実際この日の集会にも、全統一に結集する中国人研修生や、神奈川シティユニオンのラテン系外国人労働者など、多くの外国人労働者の姿があった。

要求実現をどう
具体化するのか

 この後に傍聴行動を控えていたこの日、これ以上発言を受けることはできなかった。時間が迫る中、先の訴えを集約する形で最後に遠藤さんから、同行動としての対国会行動を最後までやり切り抜本改正に向け突破口を開こうと呼びかけられ、合わせて提起された六月二日の傍聴行動と六月八日の国会前座り込み行動への結集が全体で確認された。六月八日の座り込みは、午前十時半から、午後三時まで行われる。
 結集した労働者は、全統一田宮委員長の音頭による団結ガンバロー三唱でひとまず解散、事前の手配にしたがって直ちに傍聴行動へと移った。
 問題山積という政府案の現実に加えていたずらに空費された時間が、抜本改正という労働者の願いに重圧を加えている。本紙が読者の手元に届くまでには、民主党による衆院強行突破も予想される緊迫した事態だ。
 この状況を前に、派遣法抜本改正を追求し政治にその方向での一定の変化を生み出してきた運動は、要求実現の道をここで具体的にどう確保するのか、が問われている。それは、派遣労働に関する国民的議論の軸を、派遣労働の非道な現実を赤裸々に突き出す中で、規制の是非という段階から規制強化をどのようにという段階にまで移し変えてきたこの運動の成果を後退させることなく、その上に抜本改正につながる実質を確実に植え付ける努力をやり切ることではないだろうか。「派遣法抜本改正 国会行動」が今全力を挙げている取り組みは、まさにその観点に立つものだ。われわれも共に力を尽くし、抜本改正を徹底的に追求していこう。    (神谷)




全国植樹祭に抗議のデモ
無駄づかい・環境破壊の
天皇行事はもうやめよう


 【神奈川】五月二十三日、天皇・皇后が出席する第六十一回全国植樹祭が開催された。会場は神奈川県内の二カ所で南足柄市・足柄森林公園・丸太の森地区と秦野市・戸川公園地区である。
 これに対し、当日デモを主催した「日の丸・君が代」の強制と法制化に反対する神奈川の会、全国植樹祭さよなら!森林浴の会は、神奈川県植樹祭準備室への申し入れ、一九九六年東京植樹祭の経験を聞く学習会、五月七日の「象徴天皇制を考える学習会」を経て、植樹祭の欺瞞を訴えてきた。申し入れでは、本当の森林再生とは何か、天皇のための行事であって税金の無駄使いではないか、という訴えに、県の職員も一定の同意をしつつ、関わる人々が天皇というタブーもこえようとしないことも思い知らされた。予算の規模を縮小したといっても、議会で支出の削減を図れないのは「天皇」という威光のためであろう。七日の学習会では反天皇制運動連絡会の桜井大子さんを講師に招いた。桜井さんは植樹祭などの盛り上がらなさとそれでも中止にならない点に分析を加えながら、他方で植民地主義特有の行事であるという指摘もした。

公安警察の包囲
と住民の動員

 二十三日は小雨の降る中、約三十人が結集し、秦野駅前情宣の後、デモに出発した。水無川沿いの市道と並行した旧道を主に進みながら「天皇のための植樹祭反対」、「八億円の事業予算は無駄だ」、「天皇が動くとCO2が増える」などと人々にコールを送っていった。
 雨のため、予定していた運動公園内でのティーチ・インと昼食をあきらめて河川敷に移動しようとしたところ、ぞんざいな私服警官にゆくてを妨害される。天皇に関する行動のときは毎度のことながら、取り囲む私服警察官の数は百五十人に達するかという物々しさである。こういう、いかにも無駄づかいの象徴たる警察の動員、天皇一人のための交通規制、警察に誘導された住民の動員がこの日も際立っているのである。そして公安警察官の先頭で「理由は何でもここは通せない」と頑張っているのが、一〇・二四免状不実記載弾圧の国賠裁判で県警側証人として出廷した佐藤であったのは特筆すべき。横浜地裁では全く無気力で本当に責任者なのかと疑われたこの人間が、陣頭で指図している時点で、この裁判での上告断念を神奈川県警は恥と考えていないことを感じさせられた。裁判での人権侵害認定より、天皇警備の失敗のほうが処分を招くという強迫観念に警察官すべてが縛られていた。天皇によって延命する警察、ことに公安警察を、民衆の力で解体することは急務である。

天皇車列にシュ
プレヒコール

 さて、デモ参加者は一旦集会申請を断られたその公園内で、福岡、九月に国体が開催予定の千葉などの参加者からアピールを受けることになった。警察は秦野会場で「お手まき」を終えた天皇が川沿いを通過するのと遭遇させないためにデモ解散後の自由な移動を妨げたのだが、一時の通過の時間が近づくや、参加者にすんなり抗議させては一大事と、「メガホンを使うな」などの口実を使って暴力的介入をしてきた。だが警察官ともみ合いになりながらも、参加者は川の向こうを通り抜ける天皇の車列に「植樹祭反対」のコールをしっかり浴びせた。
 天皇はその後秦野市役所を訪問し、警察は天皇らの目に抗議者を接触させない方針で無駄な監視を続けた。沿道では日の丸の旗を持った人たちが等間隔に待機場所を指定されて雨の中を待たされていた。天皇が通る道には花が植えられたプランターが延々と並べてある。植樹祭会場でも雨の中、子供たちなどが天皇に披露するアトラクションに従事した。天皇は、県知事などを従えて二十二日には中井町で福祉施設を訪ね、箱根の旅館でレセプションを終え、二十四日も箱根の植物園を視察し、静岡県御殿場のハンセン氏病関連施設をたずねた。
 植樹祭サテライトイベントも含め、天皇の訪問には相当の事前準備が費やされている。ハンセン氏病については「皇恩」をもって絶対隔離と根絶を目指した優性思想が強化された歴史を忘れてはならない。今回の植樹祭にかかった労力、金をはじめとして、天皇、皇族に関するものはすべて無駄である。戦争国家の下地として、天皇の持つカルト的要素を考えれば、まったく有害でもある。これからも植樹祭をはじめとした地方巡幸行事を廃止にするため、街頭で訴える機会を重ねていきたい。 (海田)




6月立川市議選
大沢ゆたかさんの
4選をかちとろう



 六月十三日公示、二十日投票の東京・立川市議選で大沢ゆたかさんが4選を目指している。大沢さんのアピールを紹介する。支援をよびかける。(編集部)

格差と貧困のない立川を 誰もが希望をもてるまちづくり
 6月20日、立川市議会議員選挙が行われます。
 私、大沢ゆたかは1998年の初当選から3期12年間、立川市議会議員として活動してきました。これまでのご支援、本当に感謝しております。ありがとうございます。
 私は「少数者の声を市政に」を、常に心に刻んでいます。議員になる前からかかわっていた障害者が暮らしやすいまちづくりを進める活動、議員になって間もなく始めたホームレス支援の活動を通じ、今日、「貧困と格差」がますます深刻化していることを実感します。
 立川市の生活保護世帯は3200世帯4400人に達し、三多摩でも最も高い受給率となっています。子どもの貧困や虐待やひとり暮らしの高齢者の孤独死に心が痛みます。「派遣」や「フリーター」など非正規雇用が増大し、女性や若者の暮らしを直撃しています。今や「貧困と格差」は決して「少数者」の問題ではありません。誰もが不安の中にいます。しかし、暮らしに最も身近であるはずの立川市政は、貧困と不安の中にいる市民に対する政策が`貧困aです。また、国が行う雇用や住宅政策も自治体の施策とうまく繋がっていません。
 私、大沢ゆたかは、引き続き、当事者の人たちと連携しながら、貧困と格差をなくし、誰もが希望をもって暮らせる立川をめざし、精一杯市議会議員としての活動を続けていきたいと思います。

立川市議会議員 大沢ゆたか
(「大沢ゆたかと共に市政をかえる市民の会ニュース」号外1号より)

●大沢ゆたかと共に市政をかえる市民の会
〒190―0011 立川市若松町2―19―1/TEL:042―525―8637/FAX:042―525―8733
郵便振替/口座名:「市政をかえる会」/口座番号00190―8―37150


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